2001/08/19

 今日から北海道旅行だ。今年も車で行く。
 しかも、去年は大洗からフェリーだったけれど、今回は青森までも自走・・・大丈夫か!?(^_^;)

 今のところ、コレといって致命的なトラブルは抱えていないけれど、ベルトはキュルキュル言ってるし、ミッションドレンボルトは相変わらずだし・・・ドコがトラブってもおかしくは無い状況ではある。
#でもまぁなんとかなるでしょ。(^_^;)

 朝7時半に家を出発。今日の予定では22時発の八戸発-苫小牧行きのフェリーに乗るので、遅くとも20時には八戸についていないと困る。
#12時間以上あるから、いくらなんでも大丈夫でしょ。

 日曜日だし、まだ朝も早いので首都高速環状線も空いてると見込んで、湾岸線は通らずに、中原街道から五反田あたりで首都高速にのる。いやぁ、やっぱ朝は空いてますなぁ。
 グイグイと首都高を走っていると、右手に浅草の「金色のヒトダマ」のようなモニュメントが見えてきた。まだ家を出てから30分ぐらいしか経っていない。空いてると速い速いぃ。これでこそ700円払った甲斐があるというものです。(^_^;)
#ちなみに、あのモニュメント、我が家では「浅草のウンチ」と呼んでます。(爆)

 首都高6号線から東北道に入り、ひたすら北上。
 道も空いてるし、道は真っ直ぐだし、信号も無いし・・・でも、あ゛〜これがあと700kmも続くと思うと・・・げんなり。(-_-;)

 高速道路は面白くない。
 アクセルをチョット踏めば、すぐ「おわわKm/h」出てしまう車に乗ってても、やっぱ公道は常識的な速度で走るのが紳士ってものでしょう。ケーサツやオービスも怖いし。(^_^;)
 スピードメーターを気にしながら走るのは疲れる・・・
 それに、景色は単調だし・・・特に東北道って、所々街のそばは通っているのに街中を突っ切ってはいないから、風景は山や田んぼばかり。うぅ、スグ飽きるッス。

 栃木から福島に突入。順調だ。エアコンも効いてるし、水温も75度で安定、電圧も14v。なんの問題も無い。

 と思ったら、なんか暑いような・・・エアコン効いてる?
 どうやら風が出てない。「あや?エアコン停まった?」
 と、エアコンパネルの「Auto」スイッチに手を伸ばす間に「ヤ」な事に気が付いた。

 「OFF」にランプが点いてない・・・

 当然この状態の時は「Auto」ボタンを押しても動かない。しばらくナリを潜めていたようだが、どうやら再発したらしい。

 「くぅ〜、こんな時に再発しなくてもイイのに・・・(-_-;)」

 う〜ん、週間天気予報だと、水曜日ぐらいに雨が降る事になっている、その時にエアコンが動かないとマズいなぁ・・・室内曇りまくりで「去年の北海道での悪夢」再びになってしまう。
 とりあえず、また勝手に自然治癒してくれる事を祈って、窓を開けて走り続ける。
#カミさんから冷たい視線が飛ぶ。(^_^;)

 窓を開けているので暴風音がとてもウルサイ。(^_^;)
 それに加えて暑い・・・(-_-;)
 これらに耐えつつ400kmも走ったころ、給油と昼食もを兼ねてサービスエリアに入る。
 昼食は・・・「おっ、吉牛がある」というわけでセール中で280円の牛丼ッス。

 人のお腹が膨らんだところで、今度は車の番。
 エアコンが「自然治癒」してくれているのを祈りつつキーを捻るが・・・やはり「OFF」のランプは点かない。もちろん「Auto」を押しても何も動かない・・・ヽ( ´ー`)丿
 しょうがなく、そのままスタンドでガソリンを入れる。
#高速のガソリンって相変わらず高いっすね。

 車も満腹になったところで、再び暴風音と暑さに耐えつつ走り続ける。

 宮城を越え、岩手に入っても調子に乗ってグイグイ走って、気がつくと時間は午後3時前。

 「マズイな・・・早すぎる・・・」

 エアコンは壊れてしまったけれど、暑いだけで走行に支障はないので、この調子だとあまりにも早くつきすぎてしまう。
 予定では、午後6時に八戸について、それから夕食そして温泉に入り、午後8時にフェリー乗り場へ・・・というつもりだった・・・

 しばらくすると、八戸まで残り100kmの看板・・・やっぱ早すぎるって。(^_^;)

 あわてて、すぐ案内のでたPAに停まる。岩手山PAだった。

 「さ〜て、何して時間をつぶすかね・・・」

 最低でも1時間はじかんをつぶさないとな。(^_^;)

 「・・・エアコンでも直すか・・・(爆)」

 こんなところまで来てナンなのだけれど、工具はとりあえずあるし、時間もあるし。直さないとこれから困ることは間違いないし・・・
#直るかどうかは別として。(^_^;)

 ただ、先日調べた内部データを書いた紙は家に置いてきてしまっているので、記憶をたよりに直すことになるのは、ちょっとキツいかな・・・

 とりあえず、直射日光にあたりながらの作業はしたくないので、フロントガラスに駐車用の銀の遮熱シートをして窓を全開にしてからバラしに入る。

 エアコンパネルを取り外すにはカーステ含むセンターコンソールをバラさなければならない。
 カーステを引っこ抜き、ウッドパネルをはずし、問題のエアコンパネルユニットを取り外す。

 一応、コネクタにテスターを当てて、キーONで電気が来てる事を確認。間違いなくユニット内の故障だ。

 エアコンパネルのスイッチ部のフレキシブル基盤は「ヒネリ」で断線しやすいので、慎重にバラして、基盤だけの状態にする。
 家なら、ここでテスト用の14v電源につないでアレコレと探るのだけれど、車の中なのでテスト用電源は当然無い。
 ショートに気をつけつつ、基盤むき出しのまま車側のコネクタと接続して、基盤にテスターを当ててみる。

 まず、常駐電源は来ている。
 キーをONにした時の電源も基盤側のコネクタには来ている。
 が、車の12vを、ユニット内のICに使う5vへ降圧するための、レギュレータICに来てる電圧は・・・本来なら12v程度はあるはずなのに、3vほどしかない・・・これでは動かないわけだ・・・

 普通、12vから5vに落とすためのレギュレータの入力にはオルタネータ出力の14v程の電圧を直接突っ込むのだけれど・・・このエアコンパネルの場合は、ダイオードを2本使って数v電圧を落としている。

 不思議な事に、ダイオードを1つ通ってちょっと降圧された部分にもなんかしら回路があって、何に使ってるのやら・・・

 と、いうのは前回このHPでは書かなかったけれど、先日調べてあって覚えてたので、レギュレータICに12v近い電圧が来ていないとわかった時点で、2つのダイオードそれぞれにテスターを当てる。

 ・・・・どうやら、一つ目のダイオードにテスターを当てた時点で電圧4vほど・・・どうやらコレがイカれているらしい。

 問題のダイオードは一般的は「IN4004」だけれど、当然手持ちには無いッス。
#工具は持ってきていても、電子パーツのストックまでは持ってきてない・・・
#それに、そもそもIN4004はストックにも無い。(^_^;)

 数vの電圧降下の意味がわからないけれど、エンジンをかけていない12vの時でもエンジンをかけた14vの時でも動くのだからちょっとぐらい電圧降下しなくても大丈夫でしょ・・・(^_^;)
 というわけで、一つ目のダイオードを短絡してみる事にする。

 さて、おもむろにトランクから工具箱を取り出し、シガーソケットから100vを取り出すアダプタと、15wの半田ごてを取り出す。
#こんなところで半田ごてを使うことになろうとは・・・
#だんだん車のそばを通る人の視線がイタくなってきた。(^_^;)

 適当な銅線を切って、ダイオードが短絡するように配線。

 そして、車のコネクタに接続して、キーをON!

 「ピカッ!」

 おっ!OFFのランプが点いた。こりゃイケるか?

 慎重に、スイッチパネルを取り付けて、Autoボタンを押してみると、無事動作している様子。直ったようです。\(^O^)/
 直ったところで、ケースに基盤をしまい、センターコンソールを元に戻す。

 時間は3時半過ぎ。まだ時間的には早いが、ユックリ走れば、八戸に5時ぐらいにはつけるでしょ。というわけで出発。
 制限速度が80km/hだったので、80km/hで走る。いやぁ、とってもユックリっすね。(^_^;)

 それでも5時ちょっと前には八戸に着いてしまった。八戸ICからフェリー埠頭までは30分もかからないので、とりあえずガソリンを補給する。112円/L(だったかな・・・)・・・高い。(-_-;)
#ちなみに家の近所では105円/Lぐらいで入れてる。

 ガソリン補給後、夕食する為に、フェリー埠頭までの道の途中にある「八町センター」に行く。ここは卸売市場に併設されていて、ここの回転寿司がうまいというのでココにした。

 着いてみると、いやぁ、デカい駐車場ですなぁ・・・市場だけでなく、本屋や車用品屋やら・・・一大ショッピング場になっている。車を停め、市場に入って目的の回転寿司屋を探すと・・・

 「並んでます・・・(-_-;)」

 どうやら、ホントに人気の店らしい。どうせ時間はたっぷり余っているので並ぶ事30分ほど。やっとありつけた鮨はウマかった。(^ー^)

 午後6時・・・まだやはり早いのだけれど、風呂に行く。
 今回とったフェリーは二等室なので、満足に入浴できない可能性が高い。というわけで風呂。

 事前の調査で、「八町センター」のすぐ傍に「新八温泉」なる風呂がある事がわかっているので、ココでユックリ風呂に使って時間をつぶす事に。

 ・・・・・

 いやぁ、イイ湯でした。さすがに700km以上走ると肩もコリコリで大変な状態だったけれど、だいぶ長時間入って、かなりマシになりました・・・風呂屋を出たのが午後7時半、あたりはスッカリ暗くなって、虫が街灯にたかっている。
 ココからフェリー埠頭まではすぐで、あっという間に到着。受付で乗船手続きを済ませると、もう既に沢山の車が乗船を待っていた。乗船は9時ぐらいからというので、それまで車の中でガイドブック等を見ながら時間をつぶす。

 9時になって、やっと乗船できたが、二等室に行ってみると、もうものすごい人の数・・・寝れるのか?(-_-;)

 とりあえずカミさんとビール呑んで横になるが・・・寝れん。それに毛布が無かったから寒い。そのうえ狭い。明日は明日で500km以上走るのに、寝不足で大丈夫か?