2001/05/20

 朝、5時半に目がさめた・・・一瞬、もう起きて作業を開始しようかどうか迷ったのだけれど、

 「さすがに5時半は早いかな・・・」

 と思い、また寝た。
 こんど目がさめたら10時だった。(爆)
#勿体無いことをした。(^_^;)

 今日はやる事が多い、早速作業開始だ。昨日雨で途中だったパワステクーラーの固定をすぐに終わらせ、バッテリを元に戻す。

 バッテリを戻したのには訳がある。今日は、車の下に潜って、パワステフルードを抜くの以外に、デフ&ミッションのオイル交換も予定している。ミッションオイルは交換時に車体を水平に保ちたいので、前後を持ち上げる必要があるのだけれど・・・ウマは1セットしか持っていない。でもカークランプも1セットある。というわけで、後輪はカークランプで持ち上げて、前輪はウマで持ち上げる。
 カークランプに乗せるためにはエンジンをかけなければならないのでバッテリを戻したのであった。

 駐車場に、カークランプ、ウマ、ジャッキ、寝そべりダンボール、6L用オイルぱっくん、パワステフルード(RedLine HiTemp DEXRON)、ミッションオイル(MOTUL GEAR300)、デフオイル(MOTUL GEARかな?(^_^;))を運ぶ。

 車を持ち上げてから、裏に潜って、パワステフルードを抜く為、ステアリングラックのボルトを緩めるのだけれど・・・

 「きっつー、なんちゅうキツくしめてあるんだ・・・」

 メガネレンチで根性で緩める。(^_^;)

写真は、前の車の。(^_^;)

 位置的にミッションのドレンも近距離にあるので、オイルぱっくんの置き場所を調整して、ミッションのドレンボルトも外す。が・・・6角のソケットレンチを使って、緩めるが・・・

 「なんか、ヤな感触・・・」

 なんか、緩み方が「鈍い」ッス。なかなか抜けてこないし、回すのに抵抗感アリアリ・・・(-_-;)
 それでも、後戻りはできないのでドレンボルトを外す・・・とりあえずはオイルが「ドバぁ」と流れ出すので「ぱっくん」でキャッチ。

 しっかり抜く為に、暫く放置ですな。ちょうど昼飯時だし。

 ・・・ドレンボルト・・・最悪の事態になってなければイイけど・・・

 で、昼食後、駐車場に戻り、「ぱっくん」の中からドレンボルトを拾い上げる。と同時に、イヤな物を発見した・・・

 「ネジ山・・・だよね、やっぱ。(-_-;)」

 ドレンのネジ穴に指を突っ込んでみると、ボロボロとネジ山の破片が出てくる・・・なんてこったい。
 前にミッションオイルを交換したショップがしくじったのか・・・それとも、去年の車検整備で私がマシ締めしすぎたのか・・・
 どちらにしても、ネジ山が潰れているのは事実。(T_T)

 「う゛〜、どうする・・・」

 元通りに修理するとなれば、ミッションケースを交換となるのだろうけど・・・そんなん金額的に無理。どうするどうする?
#ヘリサート加工もどこでできるかわからんし・・・
 悩んでても、時間が過ぎるばっかりなので、デフ側のオイルを抜いてる間に考えることにする。

 デフのドレンボルトは特殊形状だ。六角ではなく四角い。しかも、注入側は四角に窪んでいて、排出側は四角が出っ張っている。でもサイズは1/2インチソケットサイズと同じなので、窪んでる方は、そのまま1/2インチサイズのレンチの柄をそのまま挿して回す事ができる。出っ張ってる方は、1/2インチの同サイズのソケットコマを使って、ちょっと厚めのナットを2つのソケットコマで挟んで、片側は柄に挿し、もう片側の1/2インチの四角い穴をドレンの出っ張りにハメて回す。

 コレも結構シメ具合がキツかったけれど、根性で緩める(^_^;)。デフケースはアルミではないので「ネジ山崩れ」の心配はあまり無い。
 ドレンボルトを抜くと、「どばぁ」っとオイルが流れ出てくるので、これまた「ぱっくん」で受け止める。

 で、デフオイルが出るのには時間がかかるので、またミッションの下に潜って「う〜ん」と考えるが・・・イイ案が浮かばない。
 とりあえず、他の作業を先に進める。
#現実逃避ってやつでしょうか。(^_^;)

 パワステフルードを抜いたボルトをカッチリと締め。今朝固定が完了したパワステクーラーのホースとリザーバタンクを接続してホースバンドでしっかりと留める。
 そして、パワステフルードをリザーバタンクに「とくとく」と注入。これで一応、長いことかかったパワステクーラープロジェクトは完了した事になるのだが・・・いまいち、「\(^O^)/」という気分になれないのはミッションのドレンネジ穴の事が頭にあるから・・・

 さて、また、ミッションの下に潜って悩む。ドレンボルトをネジ穴に差し込んで回してみる。奥まで入ったところで、とりあえずは手では回らなくなるので、レンチで締めるが・・・

 「やっぱ、いつまでも締まらん・・・(-_-;)」

 参るわねぇ・・・

 「シールテープでも巻いてみるか」

 と、ドレンボルトをシールテープでグルグル巻きにしてから試してみる。

 「おっ、おっ、イイ感じか・・・・・やっぱダメ。(T_T)」

 ドレンボルトのネジ山が、ネジ頭のあたりまで無くて、シールテープがネジ山の無い部分に溜まってしまう。ならば、ネジを噛ませる部分をもうちょっと浅い位置にずらす為に、もう一枚パッキンを挟む。当然手ごろなパッキンなど手持ちには無いので、注入口のボルトに使われてた金属パッキンが、ドレンと同じ物だったのでコレを使う。

#注入口の方は・・・シールテープでなんとかなるでしょ。側面だし。

 パッキンを2枚にして厚みを持たせ、またシールテープでグルグル巻きにする。そして締める・・・

 「ほっ・・・とりあえずは締まったかな」

 一応、ネジは噛んでくれたようだけど・・・見るからにネジ山は残ってなかったので、強いトルクをかけるとネジ山がまた崩れるのは判っている。適当なところで締めるのを止める。
 おそらくは、この程度の締め具合だと漏れてくるんだろうけど、とりあえずは「ボタボタ」レベルでなければ御の字だ。

 んで、ドレンボルトも締まったところで、オイルを注入。ミッションオイルの注入口は側面のあまり隙間の無い位置に開いているのだけれど、MOTUL GEAR300の0.5Lボトルだと、ボトル自体が小さい上、口先が長く伸びるので、オイルポンプを使わなくても入れる事ができる。

 3本(1.5L)入れたところで丁度注入口から垂れてきた。規定は1.7Lのはずだけど多少残ってたんすかねぇ・・・私的にはボトルをピッタリ使いきれたので好都合なんだけど。(^_^;)

 注入口のボルトは、パッキンを外してしまったので、シールテープで巻いて締める。こちらのネジ山は潰れてないのでしっかりと締まる。

 にしても・・・アクシデントでシールテープを使いすぎた、今のでなくなってしまった・・・

 「くぅ〜、これではデフの作業ができんぞ(-_-;)」

 デフのドレンボルトはシールテープが必須なのだ。

 「しゃーない、買ってくるか」

 車は動かせないので、自転車飛ばして、近所のホームセンターまで行く。20分ぐらいのところにあるのだけれど、ヂヂイだから20分も自転車漕いだら、メチャメチャ疲れるッス。
 「ゼィゼィ」言いながら店内に入って、シールテープ(150円/5m)を購入。そしてまた20分かけて家に戻る。汗がダラダラだ。(-_-;)

 「うぅ゛〜あち゛ぃ〜、ちょっと休憩」

 家に着いてから、あまりに暑いので、部屋で扇風機にあたりながらガリガリ君を食べつつ休憩。なんかガキん頃に食べてたガリガリ君と比べると、氷ツブが小さくなったような・・・
 食べ終わって、汗も引いたところで作業再開。あとはデフにオイルを入れて、試運転するだけだ。

 デフのドレンボルトにシールテープを巻いて締める。そしてオイルを注入するのだけれど・・・ミッションのときと違って、ボトルがデカいのでそのまま入れれない、「しゃーない、オイルポンプを使うかな」と思ったけれど、アレは普段、家の中の押し入れに入れているので、片付けるときにオイルを拭いたりしたりと結構メンドクサイ。
#ズぅ〜ボぉ〜ラぁ〜。(^_^;)

 「ふっ」と、以前モデナでミッション&デフオイルを交換したときの坂川さんのやっていた作業を思い出した。
#というか、ボトルからのミッションオイルの入れ方は、坂川さんのやっていたのを見ていたからすんなり出来たのだけれど・・・

 確か、ミッションオイルを入れて、空になったGEAR300のボトルの蓋を開けて、そこにデフ用のオイルを詰めて、GEAR300のボトルを使ってデフオイルも注入してたかと・・・

 便利な事はマネっ子です。(^_^;)

 早速、ミッションオイルに入れて空になったGEAR300のボトルを開けて、デフオイルを入れ、注入口から注ぎ込む。規定は1.5Lなので、コレを3回やって注入口のボルトを締める。もちろんシールテープを巻いて。

 さぁて、これで一応一通りの作業は終わったかな・・・ウマから下ろして試運転に出る前に、パワステフルードをパワステラインに満たすために、リザーバタンクのフルードの減りが無くなるまで、「クランキングしては減った分のフルードを追加」という作業を数回繰り返す。減らなくなったところでエンジンを掛け、左右に据え切りしても異音がしない事を確認して。いよいよ試運転に出る。といっても、もう夕刻であまり時間もないので近所を一周りだけ。

 パワステフルードの温度をなるべく上げたいのと、ダメになったミッションドレンボルトの具合を確認したいので、殆ど1速で、エンジンを「ワンワン」と唸らせながら、近所を一周。
#昼間の暴走族状態。
#いや、運転は、いたって紳士的ッスよ。(^_^;)

 とりあえず、シフトはスカスカ入るし、異音もなく車は普通に動いている様子。

 一周して駐車場に戻ってきてから、停まって据え切りしてみる。結構回して走ってきたのでフルードはだいぶ熱くなってるハズだけれど、パワステポンプの唸り音はとりあえず聞こえない。多少なりともパワステクーラーは効いているようだ。
 ボンネットを開けて、パワステクーラーに手で触れてみると、パイプ部分は結構熱くなっているので、がんばって放熱してくれてるらしい。(^_^;)

 さて、ミッションドレンボルトのチェックのために再び車を持ち上げて、下に潜る。

 ドレンは・・・

 「うっすらと滲んでますな」

 とりあえずは大丈夫みたい・・・でも、今の走行距離ぐらいではそんなにミッションオイルも熱くなってないだろうから、長距離走ってミッション内の空気なりオイルが膨張したら「ばふっ」なんて・・・

#あぁ、こわい考えになってしまふ

 ヘリサート加工しか手は無いかなぁ・・・
#あとから調べてみたら、ネジ穴補修って結構いろんな製品があるのね・・・「ヘリサート」「リコイル」「スレッドインサート」「スプリュー」・・・みんな同じような感じだけど。

 どちらにしても、しばらくは様子見っすね。