2001/08/24

 昨日までの北海道旅行では、多少のトラブルはあったけれど、無事、約2800Kmの行程を走りきった。人も車もがんばったねぇ。(^_^;)
 初日のエアコンパネルの問題は大したこと無いとして、最終日昨日の電圧問題は、今後を考えると深刻だ。なんとかしないと。
 そーいや、オド&トリップも止まったままだな。あと、なんかタコメータの動きが渋いような気もする。
 でも、その前に・・・

 「マズは洗車。(^_^;)」

 もう、前面がムシだらけ、スゴイ事になってる。乾いたムシの死骸はガンコなのだ・・・(-_-;)
 先の台風11号である程度水不足も解消されたようだし、安心して洗車しまッス。

 車を洗車スペースに移動して、早速水洗い。

 「ゼンゼンとれん・・・ガンコすぎ(-_-;)」

 死骸を水で湿らせて、しばらくたってからまた濡れ雑巾で拭く。そうしてやっと少し取れる。くぅ〜、地道ぃ。ヽ( ´ー`)丿

 ・・・・・

 1時間ぐらいかけて、やっと、キレイになった。

 洗車も終わって、昼食後、メーターナセルを取り外して家に持ち帰る。
 目的は3つ。

 ・オド&トリップを直す。
 ・タコメータの校正
 ・照明省電力化の検証

 オルタネータがイカれて、供給電力が下がったら、元に戻してやればイイのだけれど、そもそもこの車、電気食いすぎ!
 電気を財政に例えるならば、収入が減ったら支出を減らすのがスジって物でしょう。(^_^;)
#ホントか?
 支出そのままで、収入を増税や国債で増やすなんてどっかの国の偽財政再建みたいで「ヤ」っす。

 ヘッドライトをつけると、ヘッドライト以外にも、テールランプやスモールランプ、それにインパネ照明が点いて結構電気を食う。
 まずは、インパネの照明から手をつける。
#一番効果は低いけど、一番手軽だから。(^_^;)

 私のマセのメーター照明は、12v/1.2Wの電球5個を使って、間接照明を行っている。E=IRの式より、理論上500mAの電気を食っている。
#電気食ってる事より、この間接照明がクラシカルでダサい。電球の橙光を隠すための緑のカバーが尚ダサい。って動機の方が強いかも。(^_^;)

 交換する光源の候補としては、「白色LED」「白色ELパネル」「冷陰極管」が現実的なのだが、それぞれデメリットがある。
 「白色LED」
   電気は食わないが、光の指向性が強く、パネル全体を均一に照らす事が難しい。
 「白色ELパネル」
   パネル状になっているので均一に照らすのには向いているが、寿命が短く、駆動用のインバータで電気を食う。
 「冷陰極管」
   基本的にガラスの蛍光灯。現代車の白色透過照明には結構つかわれているようだが、
   ガラス管なので一般人には、ちょうどよい形への加工がやっかい。

 加工の事を考えると、とりあえず、現実的なのは、ELパネルなのだけれど、今より電気を食うようでは本末転倒だ。
 でも、実際どれくらいELパネルが電気食うかの検証はしたことがなかったので、事前に秋月電気でELパネルとインバータのセットを買っておいた。

 で、電流を測ってみると、

 「100mA」

 あれま、意外と電気食わないのね・・・ちょっと照明の範囲が広いので、このインバータを2個使ったとしても200mAか・・・現状の500mAに比べて半分以下だな。
 というわけで、ELパネルを使う事に決定。
#ホントはPDAとかに使われているELパネル駆動用のドライバICが手に入れば、もっと低電力で動かせる事は判っているのだけれど・・・秋葉原でも手に入らないッス。(T_T)

 さて、まだ問題はある。
 ELパネルを使うという事は、透過照明にせざるをえないということで、メーターパネルは透過用にしなくちゃいけないだろうし、メーターの針はどうやって光らせる?
 どちらも大きな問題だ・・・

 が・・・メーターユニットをバラして、ELパネルの上にメーターパネルを置いて点灯してみると、

重なってる部分が暗くなってるのわかります?

 おや、透過対応ですね。こりゃ。
 でも、コチラ↓はちょっとネジの頭ののっぺらぼうなので、外すのがちょっと大変かも・・・

 でもまぁ、とりあえず、「透過はどうする?」の問題はアッサリ解決。
 もう一つの「針の光らせ方」は・・・ちょっとスグには解が浮かばない。もう少し考えてみまッス。(^_^;)

 さて、メーターユニットをバラした目的には、「オド&トリップ」の修理というのもあるので、そちらにとりかかる。
 というか、でも回路的に壊れてるとは思ってなくて、「また歯車が引っかかってるんでしょ」と思ってる。

 手で、歯車を回してみると、いかにも引っかかってますという感じで「カチッ」という音と共に、スムースに動くようになった。
 ちょっとグリスアップして作業完了。

 あともう一つ。タコメータの校正。

 適当な発信回路を用意する。
 手元には、使い捨てカメラのストロボを使った、ストロボスコープの実験に使った9v出力の発信回路があったので、コレを使う。
#555を使った教科書通りの回路ッス

 222は片バンクづつにIGコイルがあって、その片側からタコメータ用の信号を引いている。つまり3気筒用のタコメータだ。
 なので、例えば4000rpmだとすると、4サイクルエンジンなので1気筒あたり2000回/分で点火されてるハズ。ということは、えーっと、3気筒なので一つのIGコイルは6000回/分で点火信号をECUから受けてるはず。同じ信号がタコメータにも行っている。
 6000回/分という事は・・・100回/秒ッスね。
 タコメータに100Hzの発信信号を入力すれば4000rpmとなるばず。

 555の発信回路に周波数カウンタとオシロスコープをつないで、発信周波数を100Hzに合わす。
#うぅ、ファンクションジェネレータが欲しいッス。

 で、出力をタコメータにつなぐと、指示は3000rpm程。
 やっぱ、狂ってたか・・・(^_^;)

 調整用の可変抵抗を動かして、「100Hzで4000rpm」「200Hzで8000rpm」になるように調整。

 にしても、この可変抵抗、ショボいっす。以前にも調整したのだけれど、すぐ狂う(^_^;)。
 このままでは、また近いうちに狂うのは目に見えているので、交換したいのだけれど、今は手元に部品がない。測ってみると、200Ωのようなので、今度秋葉原で買ってこよう。

 今日のところは、目的を達したので、元に戻して試運転。

 タコメータも軽くなり、6000rpmまでキレイに回ります。
#北海道を長距離走って、エンジンがとても軽くなった。(^ー^)

 オド&トリップも復活したし。満足満足。
#やっぱ、歯車が引っかかってただけなのね・・・(^_^;)