2001/04/08

 昨日、メーター針の型作りの最終段階に入った。
 朝起きたら、イーぐあいに固まっていたので、カミ箱をバラして、型の出来具合を見る。

 「むぅ、デキがイイのかワルイのかよくわからん・・・(^_^;)」

 さて、この状態のままで完成ではない。
 注型剤を流し込む口と空気を抜く口が必要なので、固まったシロプレンにカッターナイフで切り込みをいれて、加工する。
 今回、見ての通り、一度に2本の針を作れるような型にしているので、片側の先端から注入して、もう片側の先端から空気が抜けるようにする。
 で、針の下側は、最下部で繋がるように、通路を作ってやる。

うぅ、ピンボケぇ〜

 これで型は出来た。でも注型剤を注入する前にまだ準備がある。
 今回、注型剤に使う「GM-9002」は、注入後、50度の炉に入れて加熱2時間、その後、型から出して50度で加熱2時間という工程が必要となるので、「50度の炉」をなんとかしないと。
 ブレニー技研のHPを見ると、ダンボールとドライヤを使った簡易炉の作り方が書いてあったので、この方法で行く。

 この日は気温がとても暖かかったので、結構ハコの端を全開状態にしないと50度を越えてしまう感じだった・・・
 せっかく、ドライヤで暖めた空気を、逃がして50度を保つというのは、なんかとっても勿体無い感じ。(-_-;)
#ドライヤって電気食うから、このままじゃ電気代かかりすぎる。
#完全密封して、温度センサーつけて、ドライヤの電源制御して効率良く50度に保ちたいところですな・・・
#今日のところはしょうがないけど。(^_^;)

 事前準備が整ったので、いよいよ注型だ。

 どれくらいの量が必要になるか、想像がつかなかったので、とりあえず、ちょっと多めにGM-9002を10cc計量カップに取る。
 で、黄と赤の着色剤を、黄色8滴、赤2滴の量で入れ、割り箸で混ぜる。

 「なかなか、うまく混ざんないッス(-_-;)」

 まだ硬化剤は入れてないので、時間をかけて丹念に混ぜる。

 あとは、硬化剤を入れるだけだが、その前に、型の準備をする。
 アクリル板で挟んで、輪ゴムで固定する。

 で、いよいよ硬化剤を入れる。
#割合は主剤100に対して25
 取説によると、硬化剤を入れてからの作業時間は15分以内とある。また時間が経つと発熱し出すので速やかに注入せよ、とも書いてある。急がなければ・・・

 硬化剤を規定量いれて、混ぜる。時間を気にしつつ混ぜる。
 で、型に注ぎ込む。

 が、型の中にはゆっくりとしか入っていかないので、徐々に注ぎ込む。暫くすると、空気抜き穴側から注型剤が出てきたので、どれだけ入るかと思ったら、2ccも使ってない感じ。
#15ccぐらい作ったのでかなりムダになった。(-_-;)

 さて、あとは、ダンボールの炉に入れて、2時間待つ。
#あぁ、ドライヤの音がうるさいし、とっても電気食ってるようでイヤ〜んな感じ。(-_-;)

 チョットヒマになったから別の作業でも。
 先日、エアコンパネルLEDの高輝度化をした時に、シャマルにお乗りのsatoさんからこんなアイデアを頂いた。

 「ドアのランプをLED化したいですね。すっかり熱で溶けているので・・・」

 確かに。(^_^;)

 前乗っていた222SEを廃車にしたときに、部品を剥がしたのだけれど、その時も、片側の赤いランプカバーは熱で溶けて使い物にならなくなっていた。で、取っておいたもう片一方も、先日まで行方不明だったのだけれど、
#管理もズボラ。(爆)
 先日、工具箱の奥地から発掘されたので、LED化を試してみる事に。

 プランとしては、電球のガラス部分を取っ払って、そこに、10φの赤色高輝度LEDをつければ、イイ感じになると思っている。
 で、一昨日東急ハンズに行った時に「替え」の電球は買ってあった。
#一つ60円なり
 さらに、直径10φの赤LEDも秋葉原に行った時に購入済み。これは、安全性も考慮して、自己点滅タイプの物にした。
#秋月電子で一つ150円ぐらいの物を購入。

 さて、作業に入る。マズは電球のガラスを割る。
#一度も使ってないのに勿体無いけど。(^_^;)
 ガラスが飛び散らないようにティッシュで来るんで、ペンチで「パンッ」と。

 で、中をできるだけ空洞にして、最下部の端子部分にハンダゴテをあてて吸い取って穴空きの状態にする。
 次に、LEDの加工。LEDの長い方の足を根元近くで切って、そこに12vを直接かけられるように定電流ダイオード(CRD)をハンダ付け。

 LEDのもう一方の足は、さっきガラス部分を割って、中をくりぬいた金属部分の側面にハンダ付けする為に折り曲げてる。CRDをつけた方の足は、さっきハンダを吸い取って穴を空けた部分から通す。
 このままハンダ付けしたのでは、金属端子部分とLEDがユルユルで不安定なので、中にホットボンドを注入して冷えないうちにすばやくLEDを取り付ける。で、端子部分をハンダ付け。

 なかなかイイ感じに出来上がりました。
 これで、電球の代わりに交換することができる。
 同じ物をもう一つ作成し終えた頃、2時間たった。

 さ〜て、ちゃんと出来てるかなぁ・・・

 ダンボール炉のドライヤを停めて、型を取り出す。輪ゴムを外して、アクリル板を取って、型を分離・・・

 「おがっ!」

 気泡入りまくりでゼンゼンだめッシュ。(T_T)

 むぅ〜、失敗ッス。やはり脱泡はきちんとしないといけないッスね・・・
 というわけでもう一度。(^_^;)

 さっきは10ccでだいぶ余ったので、今度は5cc。着色剤を入れてしっかり混ぜる。混ざった後ちょっと観察してみると・・・

 小さい泡がぷかぷか浮いてきて、表面で破裂してますね・・・GM-9002がいくら低粘度とはいっても粘度があるので泡が出てこなくなるには結構時間がかかります。泡が上がってこなくなったところで、硬化剤を混ぜる。
 混ぜたあとは、15分しか時間が無いが、さっき型に注入してみて、注入自体は5分もかからないくらいなので、10分は脱泡に使える。5分程で泡が表面から見えなくなったが、ギリギリまで脱泡するため放置。

 そして型に注入。また炉にいれて2時間待つ。

 今度は、昨日買い物のついでに本屋で買ったオートメカニックを読みつつ待つ。
 今回のオートメカニックは電気特集だ。

 スターターの構造を読んでいて・・・

 「おぉぉぉぉ、そうだったのか!」

 さすがオートメカニック、私のようなトーシロにもわかりやすく書いてあります。
 以前、スターターが動かなくなって予備調査をした時

 「以前、エンジンルーム内のリレーを調べた時、スターターのリレーは見つからなかったのだけれど、スタータのような大電力を食う物にリレーが付いてないわけがないのだ・・・どこかにあるはず。スタータは動作時にピークで数百Aもの電気を食うのでリレーにヒューズは付いていない。」

 と書いた。

 「8割ウソです!!(^_^;)」

 正しい部分は、

 「スタータのような大電力を食う物にリレーが付いてないわけがないのだ」

 と

 「スタータは動作時にピークで数百Aもの電気を食う」

 の部分ぐらい。
 スターターは、ピニオンを飛び出させるために電磁の力で動かしている。スターター内部のこの可動部分が、モーターを動かす為の大電流対応リレーになっている。なので、エンジンルーム内にあるリレーは、スターターモーターを回すための物ではなく、スターターの電磁機構を動かす為の物なので数百Aもの電気が流れるわけではないッス。

 この事は、グッドタイミングというかなんというか、同時期に読者の方からメールにてご指摘頂きました。m(_"_)m
#まだまだ知らない事がイッパイです。

 などとオートメカニックを読みふけっている間に2時間経った。

 「今度はどうかなぁ〜?」

 型を炉から取り出し、型を分離すると・・・

 「・・・・・(-_-;)」

 やっぱ、ダメッす。今度は泡というよりは、注型剤が隙間に入りきってなかった感じ。
#泡も多少は残ってるんだけど。(^_^;)

 

 むぅ〜、難しいわ・・・今日はもう時間切れです。続きはまた今度。