2001/01/14

 うぅ、今日も寒いッス。北風が身を切る寒さ。(-_-;)
 とは言っても、雪の降る地方なら、この比ではないだろうし、愛知の実家でも、コレよりずっと寒い。

 なんにせよ、外で車イジりする気になる天気ではないという事で。(^_^;)
#晴れてはいるんだけどねぇ。

 先週、実験した、高輝度LEDに関して、平日のうちに秋葉原で部品を買ってきた。
#会社から秋葉原が近いというのは、私にとってかなり幸せな状態かも。(^_^;)

 にしても、LEDの値段って、店によって、こんなに違うも?と思ってしまった。
 今回は結構な量を買う予定だったので、なるべく安いところを探したのだけれど、同じメーカーの同じ型の高輝度白色LED(どうやら白色LEDは「日亜化学」の物しかないみたいだけど)とかでも、あるところでは700円/1個だったり、あるところでは200円/1個だったり・・・(^_^;)
 今まで、部品は大抵「秋月電子」で買っていたのだけれど、ここだと、定電流ダイオード(以下CRD、単体だと50円/1個)付きで400円だった。
 なので、秋月では定電流ダイオードだけを単体で20本購入。

 で、200円のところで、LEDを纏め買い。
#ラジオデパートの2F角のサン・エレクトロ

 必要なのは、電球の代わりにする高輝度白色LEDと、エアコンパネルに使用する。色着きの高輝度LED。
 白色LEDは日亜の5φで指向性がなるべく緩い50度の物(NSPW510BS)、これを20個。
で、あと買うのは色着きLEDなのだけれど・・・

 「薄い赤(風向きフロントウインドウボタン)があったのは覚えてるんだけど、緑とか黄色もあったような?」

 というわけで、よく覚えてないので、どうせ余っても困らないし、家に在庫のある「赤」以外を店に並んでる物をテキトウに買っていく事に。(^_^;)
#事前に調べとけって->自分
 
 黄色は、東芝の5φ(TLYH180P)、50円/1個の物を10個。
 緑色は、豊田合成の5φ(E1L53-3G)、150円/1個の物を5個

 いろんな色のLEDを見てると、なんとなく青色も欲しくなったので、緑と同じく豊田合成の5φ(E1L53-3B)、150円/1個の物を3個購入。
#ちなみに、領収書見ながら書いてます。買うときは形状と値段だけを気にしただけで、会社や型名なんて気にしてません。(^_^;)


 で、今日の話、まずは、時計のバックライトの交換から。

 ここは、12vがかかっているので、そのままLEDを接続すると、LEDが切れる。なので、間にCRDを直列に繋ぐ。電球ソケットは加工せずに、且つ配線も変更せずに、電球を外した代わりにそのままLEDを取り付けたい。
 というわけで、LEDにCRDを以下のように接続。


 足をCRDごとソケットに差し込んで固定。
 テストで12vをかけてみると・・・一瞬光って、消えた・・・

 「あれっ?」

 それ以後、なんどやっても、LEDが発光する事はなかった。どうやら切れたらしい。(-_-;)

 「なんで?」

 と思ったが、どうやらソケット内部で、LEDとCRDを繋いでいる部分に端子が接触して、LEDに直接12vがかかってしまったらしい・・・
#1個200円もするのにぃ。(T_T)

 なのでもう一つ、白色LEDを袋から取り出し、LEDとCRDのつながってる部分はソケットの端子と接触しないようにセロテープで絶縁。(^_^;)

 これで、無事点くようになった。

 時計のバックライトを取り付けに駐車場に行って、時計を引っ張り出してササッと取り付けて点く事確認して、今度はエアコンパネルを家に持ち帰る。
#無論、カーステもセンターウッドパネルも外した状態のまま。

 さて、ここからが今日の作業の本番だ。
 過去にバラして、パネル配線を断線させてしまったヤな記憶のあるエアコンパネル。またバラさなければならない。

 まずは、内部基盤を固定している2本のネジを外す。

 そして、ボタンパネルの上下の隙間に精密ドライバを突っ込み、こじ開けながら、慎重にウラのコネクタを置くに押す。
 このとき、ボタンパネルだけを引っ張ると、ボタンパネルと基盤を接続しているフィルム配線に力がかかり断線するので、中の基盤と一体になるように押さえつけながら、後ろからコネクタを押し出して取り出す。

 なんとか、内部基盤を抽出。今度は、パネルと基盤を接続しているコネクタを「さらに慎重に」引き抜く。
#なるべくフィルム配線に力がかからないように。

 そして取り外した、ボタンパネルは乱雑に扱ってはいけません。パネルとフィルム配線は90度に折れ曲がってますが、第一級の丁寧さで、重力すらフィルム基盤に力がかからないように以下のように置く。(^_^;)
#いやぁ、コイツにはイタい目にあってるからねぇ。

 ボタンパネルを外して、思ったのだけれど・・・

 「あゃ・・・LEDってほとんど緑なのね・・・」

 あんまし気にしてなかったのだけれど、10個あるLEDのうち、9個が緑、1個が橙だった。
 まいったなぁ、緑は150円と少々高価だったので、ケチって5個しか買わなかったんだよねぇ。(-_-;)

 というわけで、ボタンの種類ごとに色を変えて配置することにする。
 「AUTO」「OFF」は青
 「風速1」「風速2」「風速3」は緑
 「ECON」「風向前」「風向足元」「内気循環」は黄
 「風向窓」は赤

 とりあえず、そのまま交換してもダイジョウブかどうか、とりあえず一つ交換して試してみる。
#抵抗のカラーパターン読むのもメンドウ。
#交換してダメだったら読めばイイかなと。(^_^;)

 一番端の「AUTO」のランプから。はんだ吸い取り器を使ってLEDの足についてるハンダを吸い取るのだけれど、両面基盤でハンダがしっかり吸い出せない上、LEDの足を曲げて固定してあるから結構外すのは大変ッス。(-_-;)
#LEDの周りがカバーされてるから足をブッちぎる事もできないし・・・
 コツとしては、ある程度ハンダを吸い取った後、ハンダゴテで暖めた状態でハンダゴテの先を使って、手早く曲げてある足を伸ばす。延ばしたらもう一度ハンダを吸い取る。これでダメなら、コテで暖めながら、部品を引っ張る。

 なんとかLEDが外れた。LEDの足が刺さっていた基盤の穴を見ると、ハンダの載る部分が「四角」と「丸」になってる。LEDの極性を確認すると、四角がカソード、丸がアノードだ。
#つまり、四角がマイナス。丸がプラス
#新品LEDの足が短い方が四角で、長い方が丸の穴に刺さることになる。

 で、はずしたLEDの代わりに、「AUTO」なので青のLEDを取り付ける。そして点灯実験。
 基盤パターンを追うと、全てのLEDはカソードが抵抗を介してグランド(マイナス)に接続されている。グランドは、基盤についている2つあるコネクタのうち小さい方の一番左端。ここに、電源のマイナスを接続。で、「AUTO」のLEDのアノード側は、同じ小さいコネクタの左から6番目につながってるので、ここに電源のプラスを接続・・・・っと、待てよ。

 今接続しようとしているのは12vの電源だ・・・がしかし、LEDは基盤のICからの出力で発光させるはずだから・・・あぶないあぶない。5vの電源で試さなきゃね・・・

 新たに電源を用意するのもメンドウなので、部品箱から三端子レギュレータの「7805」を取り出す。これは、5v以上の入力電圧を、安定した5vで出力してくれるものだ。
 入力端子に12vを接続して、出力が5vなのをテスタで確認してから、LEDを点灯させてみる。

 「うむうむ、ちゃんと光っちょる。(^ー^)」

 通常LEDと比較したのが以下。

 この調子で、全部のLEDを高輝度の物に取り替える。

 そして今度は、照明用の4つの電球を高輝度白色LEDに交換。基盤のパターンを見ると、照明用電球の電源ラインは、グランドはLEDと共通、プラスは、小さいコネクタの左から2番目だ。なにも考えず、CRDを介して12vの電源に接続して発光させてみる。
 なかなか明るい、正面から見ると眩しい。(^_^;)

 でも、待てよ・・・電球は電源ラインに並列に接続されていて、LEDは電球と交換しただけなので同じく並列に接続されている。CRDは1つしか挟んでないので、4つのLEDに対して15mAしか流れない事になる。つまり一つあたり3.75mA・・・
 こんな少ない電流でこんなに明るいの?それとも明るく見えてるだけ?

 むぅ、とりあえず、考えるのはやめて、光ってる上からボタンパネルを慎重にかぶせ、部屋の明かりを消して発光具合を見る。
 が・・・

 「ダメじゃこりゃ。(-_-;)」

 LEDの指向性がかなり効いているせいで、LEDの向いてる先は明るいけれど、他の部分はまったくダメ。光が届いてません。(-_-;)

 「なんか、別の方法を考えるしかないな・・・」

 というわけで、とりあえずLEDは外して電球に戻して、また慎重にエアコンパネルを組み上げる。
 日が落ちる前に、交換した高輝度LEDの効果を確かめたい。(^_^;)

 駐車場で、エアコンパネルを接続して、キーをONまで回す。エアコンパネルの「OFF」の部分が青く光る。昼間でも確認できるレベルだ。そして、スイッチオン!

 全てのスイッチを押して正常動作することを確認して(よかった、断線してなくて(^_^;))、高輝度LEDの明るさを実感する。

 「こりゃぁイイわい、昼間でも良く見える。(^_^;)」

 というわけで、このLEDの交換は、なかなかイケてます。ウデに自信のある方は是非どうぞ。
#リスクは伴いますけど・・・

 あとは、本来の目的だったバックライトのLED化だな・・・やっぱ、フラットに発光させるとなるとLEDではなくてELパネルの方がイイか・・・でもでも、ELパネルは寿命が心配だし、パネル自体は電気食わなくてもインバータで電気食うし・・・結構高いし・・・

 むぅ、どうしたもんかのぉ・・・もうちょっと悩んでみますか・・・

 ・・・・・

 さて、夜。
 昼間見やすくなったという事は、夜はジャマな程眩しくなる可能性があるって事で、確認するために真っ暗な駐車場へ。うぅ寒。(-_-;)
 前、乗ってた「テーマ」もだけれど、ヘッドライトのスイッチに連動してイルミネーションのLEDは光量が下がるようになっていた。マセの場合は、もともと暗いのでそんな機能はハナからついていない。(^_^;)

 で、車内でエアコンを動かしてみると・・・やっぱ「うっとーしい」ぐらい光ってます。

 「こりゃ減光回路が必要ですな・・・(-_-;)」

 手持ちに小型のリレーがあったはずなので、今度、ライトに連動して抵抗をかけるように変更しよう・・・
 その時までに、バックライトのLED化の事も、何かしら考えておかないとね。