2001/02/17

 イイ天気ですなぁ〜。

 でも、とりあえず、家の掃除。(^_^;)
 そして、買い物。(^_^;)

 夕方からは自由ヶ丘まで食事に出る予定なので、車イジりに残された時間は2時間程度。

 222Eの玉川さんと、このところメーターパネルに関してメールで会話しているのだけれど、その際、メーターパネルに接続されている排気温度警告灯用のコントロールボックスが、どこに繋がっているか?というのが話題に上がった。
 ウワサによると、コレは日本で後づけされたものらしいのだけれど、あのコントロールボックスに関しては、今までノーチェックだったので、私も興味がある。

 というわけで、メーターをバラす。

 2時間しかないので、あまり深入りはできないけれど、コントロールボックスの配線を調べるのに加えて、ちょっと調子の悪いタコメータの調整ぐらいまではできるだろう。

 メーターナセルを固定している2本のネジを外し、浮かした状態で手探りで裏の配線コネクタを外していく。
 パネル裏に直接ササっているコネクタは、多端子が5つ(赤、緑、白、白、黒)、1端子の平型、2端子のT字平型(スピードセンサ端子)、の合計7個。
 これらを外して、ブースト計用の負圧ホースを抜いて。あと、今回話題になっている排気温度警告灯コントロールボックスから延びている、ギボシ端子のオスメス1セット(おそらく排気温度センサの信号線)を外すと、メーターパネルをナセルごと取り外すことができる。
#外すのは、慣れれば5分もかかりません。(^_^;)

 さぁて、排気温警告灯のボックスは・・・と、
 ボックスからは5本の線が出ていて、2本は、排気温度警告灯に接続、もう2本は、センサ側に接続。
 で、残りの一本は、メーターパネル基盤の燃料計の端子に接続されていた。あと、排気温度警告灯の2本の配線のうち、片側がコネクタのところで分岐してメーターパネル基盤の電圧計の端子に接続されていた。

 どうやら、基盤に接続されている2本の線は、排気温警告灯の片側が接続されてるところからしても、電源ラインのようですな。
 燃料計や電圧計に接続されていたのはタマタマって事で、電気が取れるならどこに接続しても構わないかと。

 裏返して写真撮ってから、表側を見たら・・・ヤなことになってました。

 「タコメータの針が・・・ストッパーより下に落ちてる・・・(T_T)」

 だいぶ針が反ってたので、逆さにしたら「もしかして」という不安はあったけど、不安的中というかなんというか・・・前の222SEの時に散々苦労したように、こういう状態になってると、針の反りを直さないかぎり、メーターを元の場所に戻すことが出来ないので、針の反りを直す為にもバラさざるをえない状況。ヽ( ´ー`)丿

 というわけで針の反りも直さなきゃならなくなったし、この排気温度警告灯のボックスが、他の計器類に影響を与えない事がわかったところで、ついでの作業をする。

 今まで放っておいたけど、

 「タコメータの調子悪いッス(^_^;)」

 思えば、調子が悪くなったのは、去年の12月14日、Maserati社の創立記念日にMCJのミーティングに行くときに発生したのであった。あれから、約2ヶ月。走行に支障が無いからといって、ズボラにも放置してました。(^_^;)

 症状は、「動くには動くけど、なんか表示回転数が低いッス。」
  ・1000rpmぐらいの音がしてるのに針は600rpmとか、
  ・レブまでまわしても4000rpmまで行かないとか
 要は、エンジン回転に対する、メーター針を動かす力が弱くなってる感じ・・・

 多くの車がそうであるように、マセのタコメータもイグニッション信号を拾って動いている。2個あるIGコイルをよーく観察るすと、挿さってるコネクタの数が、片側だけ一つ多いと思いかと。ココからタコメータ用の信号を取っておりまふ。
#なので、コレを抜くと、タコが動かなくなる。

 パルスを拾って動いているので、IGコイルからメーターパネルまでの信号路に何らかの抵抗(コネクタ部分とか)が生じても、パルスの電圧が下がるだけで、回転数に関係するパルス間隔が変わるわけではないので、上記症状にはならないはず。

 となると、考えられるのは、メーター基盤についてる調整用ボリューム。

 実のところ、この症状は初めてではない。前の222SEの時も、似たような症状になって、この調整用ボリュームをイジったら動きが良くなった。
#ボリュームが金属剥き出しタイプなので、表面でも腐食したんですかね・・・(想像モード)

 前の車の時は、222Eの勘山さんにECUテスタをお借りして回転数の調整までしたのだけれど、今回、ECUテスタは手元に無い。が、代わりに周波数カウンタやオシロスコープがあるので、やろうと思えば調整も可能だけれど、時間もないのでチャント調整する気はない。(^_^;)

 でも、もともとは今のボリュームの位置で調整できていたのだろうから、チョット動かして、また元の位置に戻せば、ボリューム金属表面の腐食が取れて、正常な状態に戻るのではないか?

 で、とにかくタコメータユニットを外す為に、ナセルからメーターパネルを外す。7箇所のネジ(私のは既に2本欠品状態だった(-_-;))を外して、周りの「ツメ」を開きながら、パネルを取り外す。
#この際、電圧計や燃料計等の針に注意!触ると簡単に折れ曲がるので、指示が変になります。

 そして、タコメータを固定しているナットを3つ外し、タコメータユニットを取り外す。

 この調整ボリュームをイジり、元に戻すのだが・・・針がめちゃめちゃ反っているので、このままでは、メーターパネルを逆さまにしたときにストッパーを超えてしまう。
 本来なら、反らない素材で針を作り直すのが正しい道なのだろうけど、そんな検討はしていないし、今はそんな時間も無い。(^_^;)
 さらに、過去にやったように、ドライヤを使って反りを伸ばすといったことをする時間も当然無い。(^_^;;)
 というわけで、車に乗ったままの状態で、針を外して、しばらくの指で間針を反対にそらして多少針の反りが元に戻るように修正して対応。
#根本的に対策したいぃ。

 多少伸ばした状態で針を元に戻して、ナセルに取り付ける前に試してみる。
 基盤側のコネクタ類を取り付けて、エンジン始動。

 アイドリングで、針は1000rpmの位置。なかなかイイ感じだ。(^ー^)
 アクセルを踏んで回転をあげる。思い切ってレブまで回してみると、タコメータの針は6000rpmまで回った。ウムウム。(^_^;)

 調整完了という事で、メーターナセルに組み付けて元に戻す。そして試運転。

 いやぁ、タコメーターがチャントしてるだけで、ダイブ気分がイイっすね。(^_^;)
 今まで以上にエンジンが回る感じがする(感じだけだけど)。イイ感じッス。

 タコが思ったように回らないと感じてる方には、お金もかからないし、お勧めの作業です。(^ー^)