2000/10/14

 今日は、毎週恒例の買物の日。明日はこれまた毎秋恒例の「情報処理技術者試験」で一日つぶれるので、この週末は、車イジりが出来るのは、午後の数時間しかない。

 買物を済ませ、まずは、先週末に発覚した、リアサイドウインドウからの雨漏り対策。

 前の222SEの時と同じように、Holtsのラバー復活スプレーを使う。
 車内の後席に乗り込み、サイドウインドウを開ける。

 前回、前の車でコレを塗ったときは、ボロ布をしいて「ブシュー」とゴム部分にスプレーしたので、窓とかに結構飛び散ってて、あとから拭くのが大変だった。(^_^;)
 なので、今回は、スプレーしても飛び散らないように、近距離でまるめたティッシュに向けて噴射。スプレーの液を十分にティッシュに染み込ませる。
 で、そのティッシュを、ゴムの部分に滑らして、浸透させる。

 塗る作業自体はスプレーするより時間はかかるけれど、後処理はティッシュを捨てるだけなので、「楽さ」では明らかにこちらの方が楽。(^_^;)

 両サイドウインドウのゴム部を塗り終えたら、今度は、念のためドアのゴム部分も塗る。
 さらに、念のため、トランクのゴムの部分も塗る・・・

 さ〜て、一通り塗ったら、しばらく風通しを良くして放置する必要があるので、車を離れられない。

 「どうすっかな・・・」

 とりあえず、ボンネットを開けてみる。
 なんとなくスロットルポジションセンサが目についた。

 上2端子間の抵抗値を測ってみると・・・

 全開で70Ω程度、全閉で700kΩ程度だ・・・以前みんなで集まって測定した値とちょっとずれてるみたい・・・
 ポジションをずらすのもイイけど、スロポジセンサについてる、全閉検知スイッチの位置がずれるのは、ヤだなぁ・・・

 中でも汚れてたら抵抗値は上がるだろうから、ちょっとバラして掃除してみますか。
#バラしたいダケという話も。(^_^;)

 前乗っていたテーマのスロポジセンサーは、蓋が接着剤で固定されていて、蓋を外すのにとっても苦労した。マセのは、接着剤は使われていないようだけれど、結構ガンコな釘数本で固定されている。

 スロットルボディからポジションセンサを外して、蓋を外しにかかる。

 精密ドライバを使って、コネクタになってる部分あたりから、少しずつ少しずつコジ開けていく。
 なかなか地道な作業です。時間かかりマッス。(^_^;)

 スロポジセンサの蓋開け作業をしている間に結構時間が経ち、日が暮れてきた。

 「マズイ、夕飯の時間が近い。こりゃバラしても今日中には戻せないな・・・」

 と判断して、乾かしていた窓やドアやトランクを閉め、家に蓋を開けかけのポジションセンサを持ちかえる。
 家に持ち帰ったら、あっさり外れた。

 で、中を見て、ビックリ仰天!!!

 「全閉検知スイッチって付いてないのー!!??」

 今まで、てっきり3端子あるうちの下2端子は全閉検知の端子だと思っていた。まだ前の222SEに乗っていた頃、「スロポジセンサだから全閉検知端子があるだろう」と思い込み、まずはテスタを「導通があるとピーっと鳴る」導通チェックモード(一番レンジの低い抵抗値測定モード)にして3端子の間を調べたのであった・・・
 すると、スロットル全閉のあたりで下側2端子で「ピー」とテスタが鳴った。なので、

 「下側2端子が、全閉検知の端子ね」

 と判断したのだった・・・おのずと、上2端子間はアクセル開度となるので、測定レンジを一つ上げて「kΩ」が測れるレンジで測定したのであった。
#この時「思い込まず」に、下2端子間もkΩレンジで測っておけば・・・


思い込みの回路

 私のテスタは、測定抵抗値が50Ωより小さいと「ピー」と鳴る。
 運の悪い事に、全閉にした時の下2端子間の抵抗値は丁度50Ω弱・・・アクセルを開けると、すぐ抵抗値はkΩ台に突入するので、一番低いレンジで測定していると、表示が「1」となって無限大抵抗(つまり導通無し)を示すのだった・・・なのでテッキリ・・・(-_-;)
#導通してない状態以外にも、測定範囲を超えると表示が「1」になる。

 スロポジセンサを開けてみると、3端子の端の2端子で抵抗になっていて、スロットルが動くと真中の1端子が、上側の端子に近づく構造になっていた。

 なので、

 アクセル全開なら、上2端子間が最も抵抗値が小さく、下2端子間が最も抵抗値が大きい。
 アクセル全閉なら、逆に下2端子間が最も抵抗値が小さく、上2端子間が最も抵抗値が大きい。

 先月だかのCarMagazineのマセラティ特集の中で、マイクロデポの岡本さんが「アイドリング調整は、スロポジセンサで行う」と書いていたのの謎がやっと解けた。

 今まで、スロポジセンサの下2端子間が全閉検知端子になっていると思い込んでいたので「どうやってスロポジで調整するのかなぁ?」と疑問だったのであった。
 スロポジの構造がアーいうふうなら納得がいく。

 と、ビックリ仰天して、且つ納得したところで、スロポジの蓋を開けた本来の目的である中のお掃除をば・・・(^_^;)
 見たところ、そんなに汚れてはいないのだけれど、やはり接点が動く部分は、レール状に汚れが付着している。これを、接点に触らないように、ティッシュで拭き取る。

 あとは蓋を「パカッ」と閉じて、端子間抵抗値が可変する事を確認してお終い。
#やっぱ、車に戻す時間は無かった。(^_^;)

 来週は、土曜日早々にコレを取り付けないと・・・どうか雨が降りませんように。