1999/09/05

 昨日、エアコン不良の原因究明に「希望の光」が見えた(ような気がする)ところで夕方となった。

 室内の風の温度が22度あたりでコンプレッサが止り、それ以上冷えなくなる。
 雑誌などを調べて、じっくりと考えた結果・・・

 物の本(って自動車工学だけど)によると、通常、エバポレータの温度が下がり過ぎないように、エバポレータの温度が0度ぐらいまで下がったらコンプレッサが切れる仕組みになっている。らしい。
 出口温度が22度まで順調に下がって突然、コンプレッサが止まったという事は・・・

 「エバポレータの温度センサがイカれてる?」

 風の出口に挿した温度計の針の動きを見ていると、コンプレッサさえ止まらなければもっと温度は下がるはず・・・

 幸い、先日、コンプレッサの駆動リレーは偶然にも発見したので、強制駆動の配線をする事は容易だ・・・が、
 エアコンの高圧パイプに圧がかかりすぎた時に、コンプレッサが止まらないとコンプレッサがイカれる事になるのでそれはちょっと怖い。

 なので、温度センサの方を治すなり作るなりして何とかしたい・・・

 とりあえず、温度センサがコンプレッサを止めている原因なのかどうかを確かめたい・・・さらにその前に、温度センサがどこにあるのやら・・・(^_^;)

 エンジンルームのエアコンフィルタのあるエバポレータケースの周りを観察してみると、エキスパンションバルブのそばに、ネジで固定された黒いケースがあり、エバポレータケースの上部からその黒いケース(というかカバーみたいな)にむかって、細い管が伸びていて、配線が2本出ている。

 ネジを外してカバーを取り去ってみると、中からは、なんか「メカメカ」したものが出てきた。
 機械式の温度センサーか?(バイメタルかな?)

 とりあえず、「コレ」がコンプレッサを止めている原因かどうかを特定するために、このセンサからでている2本の線に、テスターをあてて抵抗値を測定する。

 エンジンをかけ、エアコンをONにしてまつことしばらく、センサの端子にテスターをあてつつコンプレッサが止まるのを待つ。コンプレッサが動いている時は、抵抗値は0.1〜0.2Ω程度、つまり導通のある状態。推測では温度が上がれば、導通が切れて抵抗値が無限大になるはず。
 電圧も計ったが、13v程度の電圧が両方にかかっている。
 しばらくたって、コンプレッサが止まった。抵抗値はコンプレッサの停止に合わして無限大となった・・・電圧も片側は13v程度だったが、片側は0vになった。
 またしばらくして、コンプレッサが動き出した時には抵抗値は0.1〜0.2Ω程度に戻った。

 「まちがいない、コイツがコンプレッサを止めている」

 さて、コンプレッサを通常よりも早めに止めている、ちょっとイカれているセンサは見つかったが・・・さて、どうしたものか・・・と、イカれたセンサを眺めてみると・・・

 なんか、いかにも「調整してください」と言わんばかりのネジが付いてる。

 もちろん、イジります。(^_^;)

 どちらに回すと、温度が上がるか判らなかったので、エンジンをかけてエアコンをONしてしばらく待って、コンプレッサが止まった時に、試しに反時計回りに90度回してみると、コンプレッサが動き出して、またしばらくだったら止まった。
#どうやら、温度を下げる方向は反時計回りでアタリらしい。(^ー^)

 一応念のため、コンプレッサが止まった時に時計回りにまわしてみたら、コンプレッサが動き出したので間違いないと思う。

 で、室内の風の出口の温度計と見比べながら、風の温度が18度ぐらいでコンプレッサが止まるように調整。結局、調整ねじは反時計回りに1回転半まわした。
 出口温度が18度まで下がればさすがに風は涼しい。(^_^)

 さて、一応涼しくなったようなので、試運転。
#だんだん日も高くなってきて暑くなってきた。(^_^;)

 ちょっと長めに走ってみたかったので、つい先日お隣りの御主人に教えてもらった、川崎梶ヶ谷にあるホームセンターに行ってみることにした。
#最近イキツケのホームセンターが店じまいしてしまったので・・・(-_-;)

 日は結構高いのだけれど、車内は涼しい。(^_^;)
#うれしぃ。(^ー^)

 ホームセンターに到着して、車を駐車場に停め、店内を物色するが・・・

 「すばらしい!」

 なにがすばらしいって、電動工具の品揃えがすばらしい!
#今まで行ってたホームセンターがチープなだけか。(^_^;)
 エアツールも結構あるし、お金さえあれば「アレもコレも」欲しいぃぃぃ。
#すぐにでも欲しいのは、エアコンプレッサとスプレーガン。(^_^;)

 「イイなぁイイなぁ」とあれこれ見ていたら、2時間も経っていた。(^_^;)
#アホ−>自分

 結局、ステキな電動工具を買えるようなお金は持ちあわせていないので何も買わずに店を出ると、車が灼熱地獄になっていた。(-_-;)

 さて、ここぞとばかりに、エアコン全開。
 だんだん風が冷たくなる・・・・かと思ったら、

 「おょょ、なんか冷えがわるい・・・(-_-;)」

 コンプレッサは止っている気配はないので、エバポレータを必死に冷やそうとしているのが感じられる。
 が、今の天気では、冷やす力より暑さの方が勝っているらしい・・・

 どうやら、根本的に「冷やす能力」が弱まっているのは確定らしい・・・(-_-;)
 喜んだのもつかの間、また逆戻りか・・・
#原因が一つ解決しただけでも、今日はヨシとするか。(^_^;)