2008/01/26
現時点では、あいかわらず、車は不動のままなのだけれど、先週末の段階で、不調の原因がMAPセンサ(吸気圧センサ)のようだ・・・と、ほぼ確信めいた状況になっているので、かなり気分は楽。
MAPセンサの予備は持っていないのだけれど、222Eの玉川さんに相談したら、予備を一つお持ちという事で、平日の内にお借りする事ができたので、急場は凌げる状況ではあるのだけれど、一つしかない予備を頂くわけにもいきませんので、根本的には別口で調達しないと。
#虎の子の予備を提供頂き、ありがとうございました。→玉川さん
とうわけで、MAPセンサに関すて調査しま〜す。
まずはお約束なので、新品、純正部品の価格を調べる為、コーンズパーツに電話。(03-5730-1634)
引き続き、中古品という事でToyToyToyに電話。(048-878-6777)
で、お値段は、
コーンズ(新品) 48,300円 (高っ!)
ToyToyToy(中古) 6,300円
だそーな。
でも、MLMでやり取りしている情報の中で、今回のMAPセンサ(マレリのAPS02/03)は、ランチアデルタ(16v以前のHF)でも共通っぽい事がわかっているので、そちら方面でも問い合わせてみる。
ランチアデルタといえば、ウチの近所にある「ストリートライフ」が頭に浮かんだので、とりあえずココにメールで問合せ。
#90年式ランチアデルタHFインテグラーレ16v用って事で。
定休日だったにもかかわらず、夜には返事が返ってきた。
ストリートライフ(新品) 33,600円
コーンズよりは安いけれど、やっぱ新品は高いんですなぁ。手がでません。(^_^;)
#ちなみにフィアットやランチアのパーツが豊富な事で有名なFLMC(FiatLanciaMembersClub)にも問い合わせてみましたが、在庫無し、直近で入荷の予定も無い・・・との事。
海外に目を向けると、MLMでQP4ジョニー中村さんの情報で、約£35という格安の値段で互換品が売られている情報もあるのだけれど、ヨーロッパからとなるとやっぱ送料が高くつきますよね・・・
#なにより、エイゴでのやり取りが・・・(爆)
などと、やっている間に、以前は430、今はギブリにお乗りの藤島さんからメールがあり、「430時代の予備部品があるので差し上げましょうか?」と。
感謝感激であります。ギブリとはMAPセンサの型番も違い(ギブリはマレリのPRT06)予備にもならないという事で、ありがたく頂戴いたします。
#ありがとうございました。→藤島さん
玉川さんにしても、藤島さんにしても、MLMのメンバにしても、持つべきは仲間だと実感。m(_"_)m
これで、とりあえずは部品自体は何とかなったわけですが、この先も壊れないとは限らないので、互換品・代替品含め新品系の調査も進めます。
先週の段階では、APS02/03のデータシートの見方がわからない事があって、「大気圧で何Vなんだ?」という事になったのだけれど、これまたQP4のジョニー中村さんがMLMで発言された、「1気圧=101.33KPa」という一言で、スッカリ謎が解けました。
#つか、これはさすがに常識なさすぎかも。→自分(爆)
この事から、APS02/03で言えば、17KPaの時に0.25v、216KPaの時に4.75vなので、大気圧状態(101.33KPa)では約2.3vのはずですね。
先週、正常っぽくMAPセンサが動いているときに実測した時は2.44vだったので、エンジンの調子は一見正常っぽかったですがこの状態でもやっぱ壊れてるわけですね。ECUは実際より圧力を高めに判断しているはずなので、今まで(不調になる前の話し)燃調が濃いめだった事も、これでスッキリ納得。
で、互換品の話しなんですが、さんざんググった結果、世の中のMAPセンサは、1barとか2barと2.5barとかのレンジが表記されているので、5v出力の2bar品であれば、コネクタの変更は必要かもしれませんが、なんでも行けるんではないかと・・・という想像。
それに、たとえ、12v出力だろうと、3bar品だろうと、出力の0v付近が0Paで始まる直線的な出力特性なのであれば(おそらくは大抵そうだと思うけど)、抵抗を使った分圧回路で電圧を一定倍率下げるなり、OPアンプを使って電圧を一定倍率上げるなりすれば、APS02/03の特性に合わせる事は比較的簡単にできると思うので、やっぱ「レンジが2bar以上あればなんでも付くな」という考えに至りました。
#流用するとなると、センサを購入してもウケ側のコネクタまでは付いてこないので、きっと一番苦労するのは、コネクタの調達だろーな。(^_^;)
例えば、ギブリ/QP4についているPRT06(2.5bar品)を「仮に」222に流用するとしたら、PRT06の出力レンジは、最小20KPa/0.25v、最大250KPa/4.75vなので、APS02/03(最小17KPa/0.25v、最大216KPa/4.75v)の出力と比較すると、PRT06の出力電圧を1.157倍してやれば、計算上はAPS02/03と特性が合う。
OPアンプであれば、非反転増幅回路でR1=3MΩ、R2=470KΩとかにすれば倍率は1.157倍程になるので、PRT06の出力にこのようなOPアンプの回路を繋げてからECUに入力してやれば222でも理論的には使えるはず。
#テキトーに頭で完結させたので、実際はなんかしら問題あるかもしれないですが、今、新品を買う必要もなくなったので・・・想像だけで済まします。(^_^;)
米国アマゾンとかみると、ドンピシャのAPS02/03こそないけれど、MAPセンサも豊富に品揃えがあって、$100しないようなものも沢山あるので、次回本格的に困ったら、amazon.comででも買いますかね。
例えば、$58.99で売ってる「MSD 2312」とかだと2bar品で5v出力のようだし、BOSCH系の汎用品みたいなので永続的に手に入りやそうですしね。
#ただ、データシートが見つからないんですけど。(-_-;)
・・・・・・
で、前置きが長かったですが、ここまでは平日の話。
いやぁ、風が吹くとちょっと肌寒いけれど、天気も良く、今日は冬にしては車イジり日和ですなぁ。
玉川さんにお借りしたMAPセンサを持って駐車場へ。
とりあえず、今ついているMAPセンサを取り外して、コネクタを接続、エンジンはかけずにキーオンの状態でセンサ出力を計ったら2.29v。ステキに規定値どおりですね。
安心してセルを回すと、無事エンジンはかかり。何事もなかったかのように正常に暖気状態でアイドリングしている。先週までの苦悩がウソのようだ。
暫らくして暖気も終わったところで、その辺を一回り。全く問題なさげだ。回してみてもちゃんと6000rpmまで回ってくれる。
「完治!」
と判断しました。\(^o^)/
今回のトラブルをまとめて考察してみる。
1/5朝、想像ではMAPセンサの出力が異常になっていて、エンジンをかけたら燃調が燃料過多の状態になっていた。
[この時点では、イカれているのはMAPセンサのみのはず]
当然、失火を伴った激しい振動で、エンジンはマトモにまわらない状態だったが、「ちょっと回したら調子戻るかな?」とか思いつつ、
回してみるも回復せず、失火による不整脈をトリガにタイベルがコマズレをおこしたと想像。(無論、コマズレに気付いていない)
[この時点で、MAPセンサ異常とタイベルコマズレの2重障害に]
センサだのリレーだのECUだのと試行錯誤の一環で、「無知」でイリジウムプラグを金ブラシで磨いてしまう。
[この時点で、MAPセンサ異常とタイベルコマズレ、加えて点火不良の3重障害に(爆)]
(改めて考えてみると、さすがトーシロの車イジり・・・どんどん深みにハマっていってるな(爆))
その後、タイベルコマズレに気付きズレを修正→さらにイリジウムプラグ磨きが暴挙と判りプラグ新品交換→そしてMAPセンサの不良に気付き交換。
今回の行動の問題点から今後に向けた行動修正
[その1]
不調で回らないエンジンを無理やりまわしてはいけない。
→コマズレにつながった・・・こんなにアッサリコマズレするとはねぇ。
[その2]
状況を調べるならば納得いくまで徹底的に。
→初日の調査でMAPセンサだけ見逃したのが結局後を引いた。不調の時点で全てのセンサをちゃんと調べるべきだった。
[その3]
検証は全てをリセットしてから。
→主にプラグだけれど、真っ黒のままではたとえ他の原因がクリアになっても正常に動かないので面倒でも毎回磨くなりしてリセットしないと検証の意味がない。
※イリジウムプラグを磨いてしまった事自体は「知らなかった事」なので、知らない事に対する行動修正はしようがない。
今回実感した事
[その1]
プラグというのは、カブる(真っ黒含む)と、こうも点火しなくなるものなのか・・・という事実
[その2]
DジェトロエンジンはやはりMAPセンサが要。アイドリング状態でセンサ出力を見ていると、電圧変動に合わせて、ECUが微妙にエンジンの調子を整えている事が良くわかる。
いやはや、勉強になりました。
・・・で、車も治ったので、早速、車で買い物へ。いやぁ、このところ車が動かせなかった事もあり徒歩&自転車で買い物に行ってたので、ビールに代表される酒類の在庫状況が芳しくないのよねぇ。(^_^;)
#安く買うには箱買いになるし、安く売ってる店が、ちょっと自転車とかでは厳しい距離なのよね。
#そもそも液体モノは嵩張ると重いし。
・・・・・・・・
で、買い物で往復するも走行に問題なし。ただ、今まで何日も真っ黒排ガスで試行錯誤してたので、エキパイ内も真っ黒だったよーで、通常走行によって吐き出された「黒粒」がボディテール部に大量に付着。(-_-;)
掃除しないと・・・(^_^;)
今日は天気もイイし、まだ日没までは時間もあるし、左バンクの圧縮の弱さも気になるし、ヒサビサにエンジンコンディショナでも突っ込みますかね。
いつも使っている「日産純正エンジンコンディショナ」は常備しているので、物置から一缶出して駐車場へ。
そしてオモムロにボンネット開けて、吸気パイプ外して、スロポジセンサと吸気温センサのコネクタ外して、スロットルワイヤを外して、吸気の二股を外して、スロットルボディを外して、ISCV外して。と一通り外したら、エンジンコンディショナを「ぶしゅー」っとたっぷりサージタンク内にスプレーする。
で、このままではバルブまでコンディショナが漬からないので、インジェクタのコネクタを全部外して、IGコイルのプラス線を外した状態で、数回クランキングしてコンディショナを吸気バルブ付近吸い込ませる。
あとは、しばらく放置するだけなのだけれど、放置している間に取り外したスロットルバルブや吸気の二股、ISCVを、残りのエンジンコンディショナとパーツクリーナを使って掃除。
そして、タバコを一服。
外して掃除したパーツ達を、分解とは逆の手順で組あげて、そしてまたタバコを一服。
・・・・・・2時間ぐらいは放置しましたかね。
で、エンジン始動。
いつもエンジンコンディショナを突っ込んだ時のように、始動性はあまりよくなく、始動直後は「ボッボッボッ」と軽く不整脈を起こしつつ、マフラーからはアンモニア臭のする白煙がモウモウと上がる。
駐車場で異臭を放ったまま放置すると、かなり御近所迷惑になるので、早々に公道にでます。
#って、公道なら異臭を放ってもよいのか!?という話しはありますが、駐車場で停まってるよりは遥かに拡散されるので。
ただ、のほほんと流しているだけではコンディショナが抜け切らないので、なるたけ回してやります。
暫らく走って白煙が出なくなったころ、改めてエンジンの調子を観察してみると・・・明らかにアクセルが軽くなってる。やっぱエンジンコンディショナを久しぶりに使うと効果絶大ですよねぇ。
その辺をひとまわりして駐車場に戻ってきてから、コンプレッションテスタで、シリンダ圧縮圧の再測定をしてみる。
さすがに全気筒測るのは面倒なので、先日測った時に圧縮圧の低かった5番と6番、それに圧縮圧が正常だったと思われる1番と2番を測る。
結果、
1番シリンダ 8.5
2番シリンダ 8.4
5番シリンダ 8.4
6番シリンダ 8.4 ※単位はkgf/cm2
「あり?前回よりやけに低いな」とも思ったけれど、前回測った時は「完全に冷えてる」、今回は「完全に暖まってる」という違いもあるし、どの気筒も同じような数値なので、前回との差は気にしない事にする。
#実は違いはそれ以外にも、前回は、バッテリが外れた状態でブースターケーブルでセルを回してたので、セルが回る勢いがゼンゼン違うというのもある。
それよりも見るべきは、前回、他の気筒よりも明らかに圧縮圧が低かった5番6番が、他気筒と同等になっているという事!
エンジンコンディショナパワーが、数字でも証明された形ですね。
#と同時に「じゃ、なんで5番と6番だけ圧縮圧が低くなるような事態になったの?」って疑問がわくんですけどね。(^_^;)
なんせ、今日は車は治ったし、その上エンジンコンディショナで、より調子も良くなったし。サイコーですなぁ。