2008/01/13

 3連休だったが、昨日は、あいにくの雨。
 修理をしたかったのだけれど、屋根付きガレージの無い私には、雨が降ってはなにもできない。(-_-;)

 今日は、なんとか曇り、とはいえ風は強く、そして強力に冷たい。

 「うぇぇ、外に出たくね〜」

 とは思いつつも、それではいつまで経っても車は動かない。
 コーンズに注文した「リミッティングバルブ/リリーフバルブ」も、ストレートに注文した「ガソリン燃圧計・キット」も昨日届いている。
 作業を進めねば。

 昨日届いたものと、空のペットボトルとジョウゴを持って駐車場へ。

 「寒ぃ〜〜〜〜〜(>_<)」

 と思いつつも、トランクを開ける。
 で、リミッティングバルブを固定しているネジを外す。
 なにやら、届いたものと、今ついているものの形状が違いますな・・・

 

 んま、部品の仕様が変わる事はよくある事なのだけれど、今ついてるのはネジで固定できるのに、届いた部品にはネジで固定するような穴はない。こういう仕様変更困るよね。(-_-;)

 で、とりあえず、リリーフバルブからホースを抜いてみる。ここでペットボトルとジョウゴの登場。

 トランクには結構モノをいれてるので、全部出してカーペットもはがして・・・なんてやってられないので、カーペットにガソリンをぶちまけないように、ホースを外したときに溢れるガソリンをジョウゴでナイスキャッチしようという魂胆。

 ジョウゴを下にあてつつ、ホース取り外しプライヤでホースを徐々に抜いていく・・・・と、

 「アリ?ガソリンが出てきませんな???」

 出てこない・・・どころかすっかりカラカラで流れた気配はなし。もしかして、この手前で完全に詰まっているわけ?
 この手前ってーと、リミッティングバルブですな。こちらも、ジョウゴをあてつつホースを抜いてみる。
 んが、やっぱりガソリンは出てこない。

 このさらに手前ってーと、もう配管しかないんですけど・・・とりあえず、キーをオンの位置にして燃料ポンプを動かしてみるが、燃料が出てくる気配は全くない。

 すかさずエンジンルームにまわって、エンジンルーム下方から延びてくる部分の燃料ホースを外してみると、こちらからは燃料が出てくる。
 となると、詰まっているのは、エンジンルームから車の裏側を通って燃料タンク傍のリミッティングバルブまでの配管という事か・・・それはやっかいだなぁ・・・

 ちょっと考えた結果、ポンプで押し出せないかな・・・と。

 手元にタイヤの空気とかを入れる電動のポータブルコンプレッサがあるので、これで押し出しを試みる。
 トランク側で抜いたホースから、「どばぁ」と燃料がぶちまけられてはかなわないので、ホースの先はペットボトルに突っ込んで、エンジンルーム側で外したホースにコンプレッサの先を繋いで、コンプレッサのスイッチをオン。
 「ポコスカポコスカ」と音を立てながら、ホースに空気を送りこんでいくのだけれど、コンプレッサについている圧力メータが一向に上がらない。
 
 「もしかして抜けたか?」

 と思ってトランク側に回ってみるも、ペットボトルには一滴もガソリンは出てきていない・・・それに空気も出てきてる気配が無い。

 「あり?なんで。」

 じゃ、逆に、トランク側からやってみる。これも、エンジンルーム側からガソリンが出てくる気配なし。コンプレッサの圧力計も上がらない。

 「んん?コンプレッサが壊れてる?」

 と思って、出力ホースの口に手をあててみたら、ちゃんと空気は出ているし、口を塞ぐと、圧力計の数値も上がる。壊れてはいないよーだ。
 もう一度、エンジンルーム側からコンプレッサを繋いで見る。
 やはり、トランク側からは一滴もガソリンは出てこない・・・・が、

 「シュ〜〜〜〜〜〜〜」

 と、微かに空気の漏れる音がする。
 探ると、さっきリリーフバルブを外したホースからだ。

 「なんで燃料タンク側から?」

 と疑問に思いつつも、もう一度、今度はトランク側から、コンプレッサを繋いで見る。エンジンルーム側からやはりガソリンは出てこないが、かすかにコンプレッサの「ポコスカ」という音が聞こえてくる・・・探るとチャコールキャニスタからだ・・・

 「まさか・・・」

 と思いつつも、サービスマニュアルをペラペラめくって、燃料ラインの配管の図を見ると、

 「おおおおおおおおおおおおお!!!これ、リターンホースじゃないやんけー!」(爆)

 図を見るとエンジンルームの燃圧レギュレータから出た燃料は車の下を通って、タンクの下部に接続されている。レギュレータからタンクまでは配管のみ、バルブなどの部品は一切ない。
 いまさっきまでイジってたタンクの上部からでているホースは、リリーフバルブ、リミッティングバルブを経て、車の下を通って、エンジンルームのチャコールキャニスタへ・・・って、なんか以前に「チャコールキャニスタって何?」という知識欲を満たす為に調べた記憶が今更よみがえってきた。(核爆)

 つーことは、燃圧上昇をリターンラインの詰まりと想定して疑ったリリーフバルブ・リミッティングバルブは全くの的ハズレ。
 うぉ、すっかり222SEのカタログの絵に騙されましたよ。パーツリストだけでなく、ちゃんとサービスマニュアルも見りゃよかった。トホホ。

 はぁ・・・振り出しに戻りました。(-_-;)
 と、気が抜けたら、寒さが一層身にしみる。あまりに冷えすぎて、なんか心なしか頭痛がするかも。(-_-;)

 でも、今日のワタシには燃圧計という強力な武器がある。少なくとも燃料関係が白か黒かはハッキリするのではないかと。

 燃圧計の取り付け場所に関してはサービスマニュアルでは、

 「Mount the pressure gauge fitting and reposition the pressure regulator tubing on the fitting.」

 となっているのだけれど、「ワタシ、エイゴ、ワカリマセン」。(爆)
 「燃圧レギュレータのホースに取り付けろ」と読めるのだけれど、とーぜんレギュレータ手前のホースだよね・・・って、こんなホース、短すぎて取り付けが大変なんスけど。(-_-;)

 というわけで、インジェクタ手前のホースを取り外してで、燃圧計用のバイパス部品をとりつけ。

 で、燃圧計を接続して計ってみると、キーオン、エンジン停止状態で、約2.5bar。

 サービスマニュアルの記述では、この状態で2.5barと記載があるので、どうやら燃圧は正しいようですね。
 エンジンを動かしたらアイドル時で2.0〜2.2barになるようなのだけれど、今はマトモにエンジンが動かないんで、これは計れませんな。

 燃圧計を信用するならば原因が燃圧過剰という線はシロ。
#やっぱ、燃圧計必要ですわ・・・これあったら、ここまで惑わされずに試行錯誤する必要はなかったものね。(-_-;)

 となれば残るは点火系・・・になるのだけれど。
 でも、あらかたチェック済みなんだよね。

 もうそろそろ、「圧縮不良」も考慮しなきゃならない気がする。
 タイベルもコマズレしてたわけだし、これが原因だとすると、ヘッドを外してOHとなり、かな〜り大変なので、無意識に忘れる事にしてましたが、ココまで来るとやっぱ避けて通れません。

 一応、手元には、コンプレッションテスタがある。これは、昨年の伊豆ミーティングで、ビンゴの景品にもらったもの。
 これを使う日が来ようとは・・・

 インジェクタのコネクタを6本とも全部抜いて、IGコイルのプラス端子を外した状態で、
 1気筒づつプラグを抜いて、そこにコンプレッション計を接続、そして、セルを回してクランキングするとメーターの針の示す数値が徐々に大きくなる。
 暫らくすると針が動かなくなるので、その数字を読み取る。
 これを全気筒分行う。

 で、出た結果は。

  1番シリンダ 9.9
  2番シリンダ 9.8
  3番シリンダ 9.9
  4番シリンダ 9.6
  5番シリンダ 9.3
  6番シリンダ 9.1 ※単位はkgf/cm2

 左バンクが軒並み低めなのが気になるけれど、だからって点火しないほど圧縮してないって数字じゃないように思う。(ちょっと安心)
 数字の妥当性に関しては、サービスマニュアルに規定値の記載が無いので(見つけれてないだけかもしれないけれど)なんとも言えないが、ちょっとWebをググったら、ノーマルのAE101とかで11.8kとかってのが出てたから、それに比べて圧縮比が低い222の3vエンジンからすれば、さほど外してない数値に思う。
#AE101(4A-GE)圧縮比10.5:1(Wikiペディアより)、222圧縮比7.4:1(玉川さんのサイトより)

 というわけで、「圧縮」もシロと断定。(ホッ)

 やはり残るは点火系か・・・でも、もうすっかり夕暮れタイムアップなのよね・・・一日が過ぎるのが早いわ。(-_-;)