2008/01/06

 昨日、エンジンの調子が激悪くなって、ほぼ一日、原因究明に費やしたのだが、日没直前に、タイベルのコマズレしている事がわかったので、今日は朝からコマズレを直す。

 前にタイベルを交換してから2年半経っているので、ほんとはこの機に交換したいのだけれど、急な話なのでそうもいかない。

 で、正しい手順でやるのであれば、

  1.吸気パイプを外す(昨日外し済み)
     ↓
  2.電動ファンを外す(昨日外し済み)
     ↓
  3.ウォーターホースを外す
     ↓
  4.タイベルカバーを外す
     ↓
  5.オルタネータベルトを緩める
     ↓
  6.クランクプーリーを外す
     ↓
  7.ベルトを張りなおす

 なのだけれど、タイベル交換ではなくて、1コマずらすだけなので、ウォータホースを外さずにタイベルカバーが外れれば、水回りを外さず面倒にならなくて済むし、それに、クランク側でズレを直さずに、カム側でズレを直せば、5、6もやらなくて済むのではないか・・・と。
#ズボラ魂全開。(爆)
#「急がば回れ」って言葉が経験的に正解な事が多い・・・とは頭ではわかっていても、ズボラ心がモリモリと盛り上がるんですよね。(^_^;)

 で、試しにウォーターラインを外さずに、タイベルカバーが外れないかどうか、アレコレ試してみると、下側のウォータラインをちょっと手で引っ張りつつ、タイベルカバーを動かしてみると、無事、カバーが抜き取れた。う〜ん、この事実は収穫だな。
#一応念のためですが、気をつけないと、タイベルカバーの角で、タイベルを傷つける事になるかもしれません。

 ウォーターラインを外さずにタイベルカバーが外れたので、あとは、クランクプーリーを外さずにタイベル調整できればサイコーだな・・・と。

 この状態で、テンショナ固定ボルトを緩めて、テンショナスプリングを縮める。
 ホントはSSTを使うのだろうけど、私は、ホース取り外しプライヤをテンショナスプリングとプーリーの間に入れて、右手の握力の限りをつかってスプリングを縮めている間に、左手でテンショナ固定ボルトを締める。という方法。
#ひ弱な私は握力が持続しないので、一回失敗すると10分ぐらいは握力が復活しないので。かなり一発勝負。(^_^;)

 これで、タイベルは緩んだので、カムスプロケを左右に微妙に回しつつ、カム側からベルトをはずす。
#これ、結構コツがいります。

 で、カムスプロケ、クランクの「合いマーク」を合わせた状態で、張りなおし。
 前回、タイベルを張った時の経験で、テンショナプーリ部分が最後になるように張ると楽なのはわかっているが、今回、手抜きしてクランクプーリーを外してないので、カムスプロケ部分が最後になる。これは、かなーりやりにくいんですが、これまた、スプロケを左右に微妙に動かしつつ、徐々にベルトを嵌め込んでいく。

 これで、無事、タイベルは正常になった。
 ウォータラインやクランクプーリーを外さななかったので、少々手間取ったけれど、1時間ぐらいで作業完了したので、トータルでは短く済んだんではないかと。

 にしても、ウォーターラインを外してないから、このままでエンジンを試しがけできる。
#これはメリットだなぁ。(^_^;)
 タイベルカバーをしないと、一部、タイベル裏の遮蔽版がタイベルに干渉するので、この部分だけ短いボルトで固定してから、エンジンをかけてみる。

  「ズ、ボボボボボ、ボ、ボボッ・・・ボ、ボボッ」

 前よりはマトモに回るようになったけれど、やっぱダメだな・・・なんか一番最初に戻った感じ。(-_-;)

 う〜ん、冷静になろう。

 排ガスが黒いんだから、不完全燃焼なんだよな。O2センサの出力も1v付近に張り付きなので、やっぱりかなり燃え残りが多い濃いんだと思う。
 となれば、

  ・噴射される燃料が多い
  ・火花が弱い(もしくは時々火が飛んでない)

 のどちらかなんだろうと思う。
 #いや、もう一つ「圧縮が弱くて」発火しにくいというのもあると思うけど、それは怖い考えなので忘れる事にする。(^_^;)

 噴射される燃料が多いとすれば

  ・センサ類不良(MAPセンサ以外はチェック済み)
  ・インジェクタの動作不良(チェック済み)
  ・燃圧が高い(未チェック、でも燃圧計等のチェック手段を持ってない)

 点火が弱いとすれば
  イグナイタ(ECU)不良(チェック済み)
  IGコイル不良(チェック済み)
  デスビ不良(チェック済み)
  配線不良(導通はチェック済みだが、抵抗値とか、接触不良までは未確認)

 う〜ん、できるのは、点火の配線系のみか・・・
 さしあたり、IGコイル二次側の電源にもなる端子は、回路図だとリレーを介しているようなので、バッテリ12vを直結してみる。

 家に戻って、太めの配線に平型端子をつけて、駐車場に戻り、バッテリのプラスとIGコイルの「+」端子を直結。

 で、エンジンを掛ける・・・う〜ん、症状に変化なし。
 ECUからIGコイルまでの配線も直結したいところだけれど、ちょっと途中で歩いて週末の買い物に出かけた関係もあって、もうあまり時間がなく、日暮れまでには試せそうもない。

 「はっ!まてよ!?」

 ウチの車は、マフラーエンドがススけてる事もあって前から燃調は結構濃い目だったんだと思う。
 燃料のリターンが詰まると燃圧が高くなるはず。これが以前より動脈硬化的に詰まり出してて、今回なんかしらの詰まり要素が剥がれるなりなんなりして、一気に詰まったとしたら、なんとなく、納得がいく。

 とりあえずエンジンをかけて、手でスロットルを開きながら、燃料ラインのいろんなところを、プラハンで軽く叩いてみる。

 すると、インジェクタから燃圧レギュレータまでの金属パイプをカンカンと叩いたあたりで、一瞬エンジンの調子がよくなった・・・

 「おぉ!やっぱリターンの詰まりなのか?」

 ほんとは、ここで燃料配管のバラしに入りたいところなのだけれど、すっかり夕暮れというか、あたりはかなり暗い。もうとっくにタイムアップです。

 あぁ、休み中では直らなかったな・・・