2004/05/04
今日も曇り、蒸し暑いのだけれど、こんな天気なせいなのか、天気予報では雨が降るらしい。
相変わらず調子のよい玉川さんの222Eにのり、9時15分ごろ玉川邸に到着。一応予定では、ヘッドは今日中に組みあがる・・・はず。(^_^;)
昨日、ウォーターポンプと、両バンクのヘッドを取り付けたところまで進んだので、この続きから。
まずは右バンクのカムケースを取り付けるのだけれど、まだカムにカムスプロケをとりつけてないので、インパクトレンチで「ぎゅいぃぃぃん」と取り付ける。
それから、バルブリフタにオイルをヌリヌリしてカムケースに挿入。
さらに、カムのオイルラインにオイルを垂らして、カムケースは取り付け準備完了。
続いて、ヘッド側にもバルブ上端に、先日計った通りにシムを取り付けていく。で、バルブスプリング周りにオイルを十分垂らす。
そして最後にカムケースガスケットを向きに注意してとりつける、これで、受け側も準備完了。
というわけで、カムケースを慎重にダボに合わせてヘッドの上に置き、マニュアルの規定どおり2.6kgfmで順番通りに締め付けていく。
取り付けたら、さらに念のため、カムケース内にもオイルを垂らしておく。
あとは、カムカバーを取り付ければ片バンク完了なのだけれど、ドレにしましょかね。できれば一番キレイなのをつけたい。私の手持ちが2枚、今まで付いていたのが2枚、そして玉川さんのご好意で、玉川さんの手持ちが2枚、計6枚ものカムカバーがある。(^_^;)
この中から、最もキレイなのを2枚チョイスして、とりつける。
これで、右バンク完成。
続いて左バンクも、右と同様の手順で取り付けるのだけれど、コッチにはデスビが付いているので、ちょっと考えないといけない。
デスビの位置調整に関してはマニュアルに記述がなく(見つけられ無かっただけかも(^_^;))、おそらくはタイミングライトとかを使って調整するのだろうけど、そんな物は持っていない。なので、今回取り外した左バンクについているデスビを同じ角度で取り付けます。
取り外したカムケースと、OH済みのカムケースを並べて、「う〜ん、こんなもんかな?」と目で角度をあわせ、固定する。
#テキト〜、こんなんでイイのか?(^_^;)
で、程なくして左右バンクともヘッド&カムは組みあがった。
おぉぉぉ、全部外したときは、「元に戻せるんか?コレ」とか思ったけれど、だんだん先が見えてきたッス。
続けて、Vバンク内のウォータホースを取り付けて、インマニ&サージタンクを取り付け、プラグコードも取り付け、そして燃料ホースを取り付ける。
ここで、お昼。
おいし〜。焼きソバをいただきました。連日ありがとうございます。→玉川奥様。m(_"_)m
一服後、作業再開。
取り外すときに苦労した、「エアクリ−タービン間」の吸気パイプを取り付け。
#つける時はアッサリ。
エアクリーナケースを取り付ける。
順調順調。
ここで、サーモスタットケース周辺のボルトを新品に。
これで、エンジンの上の方は一通り終わったので、
タイベルの取り付け。
車の裏に潜って、フライホイールの合いマークをあわせてから、カムスプロケの合いマークを左右バンクとも合わせて、ベルトを取り付けるのだけれど、ケッコーきついですね。テンショナをもっと根性で縮めればよいのかもしれないのだけれど、なかなかベルトがスプロケに入ってくれない・・・でも根性ではめる。
ベルトを取り付けたら、テンショナのボルトを緩めて「張り」を確かめて、テンショナのボルトを締めなおす。
続いて、クランクプーリーの取り付け。
外した時と同じように、フライホイールにレンチをツッカエ棒代わりにして固定し、5本のボルトを「ぐいぃ」と固定します。
#規定トルクをしらないので、結構、力の限り。(^_^;)
続いて、オルタネータベルトの張り調整をしつつ、オルタを固定。
そして、タイベルカバー取り付け、ラジエタ取り付け、電動ファン取り付け、二股からの吸気パイプ取り付け、バッテリ装着。
・・・ふぅ〜、完成、したかな。
さて、タバコで一服してから、LLCの注入・・・LLCはグイグイ入って8L。
イキナリの始動は怖いので、
インジェクタのコネクタと、IGコイルのコネクタを取り外して、クランキングします。
「キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ」
・・・とりあえず、イヤな音はしていないので、大丈夫か?
オイルを循環させたいので、もうすこし
「キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ」
もーイっかな。
というわけで、インジェクタとIGコイルの配線を元に戻し、始動。
・・・そのときの音・・・
\(^O^)/
無事、エンジンがかかりました〜。
・・・って喜んでると、
「アリ?」
エンジンからモクモクと白煙が・・・あわてて、エンジン停止。
「何が燃えてるの?漏れてるのはなに?」
観察すると、ラジエタのあたりからLLCが漏れているのを発見。ラジエタホースのバンドの締めが弱かったらしい。
グイグイと締める。
でも、ココは、エンジンの白煙とは関係ない。
う〜ん、白煙の原因は何だ?
垂れるものはエンジンオイルかLLCしかないのだけれど、焦げ臭くないのでLLCではないな・・・でも、どっからオイルが漏れているのか分からない。
しょーがないので、もう一度、エンジンをかけてみる。
すると、やはりシバラクすると白煙がモクモク・・・
「アッ」
どーやら、カムケースとヘッドの間かオイルが垂れているよーです。
#左右バンクとも。(^_^;)
ポタポタと、エキマニにかかってる。
「規定トルクで締めたのになぁ」
というわけで増し締め。
垂れてたオイルを綺麗に拭いて、再度エンジン始動。
・・・うぅ、まだ白煙モウモウ。(-_-;)
もう、カムケースからはオイルは垂れていない・・・
ヨーク観察すると、白煙は、左右バンクともに、ヘッドよりはるか下方のタービンあたりから出ているよーに見える。
「こんなところ、バラしてないのに・・・」
とりあえず、ちょっと走って見ますかね。
玉川さんちのガレージから出て、ちょっとそのへんを一回り。
停まると、ボンネットの隙間から、白煙がでてて、周りの視線がイタい。(^_^;)
んが、調子は悪くないよーだ。
それに、戻ってきて、ボンネット開けたら、さっきよりは、白煙のモクモクぐあいが減ってる感じ。
そーいや、以前、テーマに乗ってたとき、過去にカムカバーから垂れたらしきオイルが固まって、シリンダブロック側面が真っ黒になってて、それを、パーツクリーナで「ブシュー」と落として綺麗にしたときも、しばらく白煙モウモウだったな・・・
今回も、結構なオイル汚れを落としたから、それがモクモクと燃えてるのかもしれないッスね。
#そーいう事にしたい。(^_^;)
といわけで、しばらく様子見って事で、帰り支度。荷物を積み込みます。
#大量です。
いやぁ・・・この3日間、玉川ご夫妻、滝澤さんには、ほんとお世話になりました。いくら感謝しても感謝しきれないぐらいです。
ありがとうございました。m(_"_)m
お礼をいって、帰路に着く。
さっきは白煙にビビって、あまり気にする余裕はなかったのだけれど、帰路にあらためてエンジンの調子を確認してみると、明らかに以前よりは良くなってますね・・・ハーフスロットルの1速がマトモに使えます。
ただ・・・玉川さんの222Eに比べると・・・まだパンチ力で負けてる感じですね・・・う〜ん、何が違うんだろう・・・
白煙の事もあるし、課題は残る・・・
にしても、このヘッド換装、長かった・・・足掛け1年以上ですね。この間、玉川夫妻、滝沢さん、秋山さん、Visionの本間さん、他大勢の方にお世話になりました。ありがとうございました。m(_"_)m