2004/05/03

 ちょっと曇り天気、それに半袖だとちょっと肌寒いかも、んで、もしかして雨ふるかも・・・
 昨日に引き続き、ヘッド換装作業なのだけれど、あぁ、屋根のあるガレージってすばらしい。雨なんて、ぜんぜん心配なし。

 というわけで、またも朝から玉川邸にお邪魔します。

 昨日、左バンクのヘッドを外すところまで進んだのだので、続きは右バンクのヘッド外し作業なのだけれど、玉川家の車とプレス機の置いてある位置の関係で、先にタイベルのテンショナベアリングを交換する事に。
 
 テンショナベアリングを可能な限りバラすと、ベアリングの周りにベルトのあたる部分と、中心のボルト留めする部分が残る。コレをプレスで「ぎゅ〜」っと押し出す。
 いやぁ、プレス機って初めて使いましたけど、イイっすね、コレ。
#欲しいわぁ。

軸を抜いているとこ

プーリーから抜いているとこ

右が新品

 プレスパワーでアッサリ、ベアリングが新品になりました。ちなみにベアリングは、ベアリングマスターの222Eの勘山さんに、国産の互換品を、会社がご近所というベアリング問屋で以前購入していただいた物です。
#SMT-5205-2RSという型名の物で、1つ1050円。
#情報網にはいつも脱帽です。ありがとうございました。→勘山さん

 テンショナベアリングの交換も終わったところで、右バンクのヘッド外し作業に進む。
 カムケースを外してから、ヘッドボルトを外して、左バンクと同じ要領で、2人がかりでヘッドを外す。

 う〜む、やっぱ、こっちも3気筒ともオイル汚れが酷い・・・やっぱ「タービン&オイル下がり」のダブルパンチなのか・・・とりあえず、ヘッドはこれから交換するから良いとして、問題はタービンの方だな・・・面倒なコトはあとで考えるコトにしよう。(爆)

 さて、両側ともヘッドが外れたので、やっと折り返し地点ですかね・・・

っにしても、元にもどせるのか?(^_^;)

 でも、OH済みヘッドを取り付ける前に、下ごしらえが重要です。
 
 ヘッドガスケットのあたっていた面は、結構汚れがこびりついていて、ザラザラしているので、コレを「なめらか〜」にする必要がある、とはいえ、ヘッド面なのでオイルストーンでガリガリやるわけではなく、スクレパで地道に「コリコリ」と汚れを落として、指先でスムースさを確認しながら作業を進める。
 左バンクを玉川さんが担当、右バンクは私が担当・・・で、今こそ「アレ」を使うときだ!
 去年、ヘッドOHを始めたころ、カムケースガスケットを剥がすのに、根性破れて助けられた、セラミックスクレパ
 
 と、工具箱から取り出そうとするも・・・「アリ?無い」
 パーツ袋や、ヘッドを運んできたダンボール・・・全部探してみても・・・「無い」
 
 がーん、こんな時に家に忘れてくるとは・・・不覚。(;_;)
 しかたないので、ストレートで買った安物のスクレパでカリカリやります。

 っにしても、この作業は地道だわ、ヘッド面なので傷つけるわけにもいかず、作業は慎重そのもの、削ったゴミカスもシリンダライナーまわりのウォーターラインには、可能な限り落としたくないし・・・かなり神経のいる作業な上、体勢は中腰。キツいっす。

 そんな作業をモクモクと続けている間に、滝澤さんが登場。
 滝澤さんは、スクレパで、エンジン前面に配置されるウォータホースがつながる部分にこびり付いた汚れを、これまたシコシコと落とす作業を買って出てくれた。

 3人だから、作業も並行して進めれているけれど、「もし一人だったら」・・・と考えると、気が遠くなりますね。
 この短期間決戦では体力もたないんでないかと。

 っにしても、これだけ部品が外れた状態だと、今まで手が届かなかった部分の油汚れがよく見えます。
 折角のチャンスなので、パーツクリーナをフンダンに使ってゴシゴシと落とします。

ゴシゴシやりすぎて、パワステポンプの塗装ハゲハゲ。(^_^;)

 午前中イッパイ、汚れ落としを進めてお昼。
 汗をかいたあとに、冷えた揚げナスとソウメンが、しゅるしゅると吸収されます。う〜ん、おいしい。
#昨日に引き続き、ありがとうございました。→玉川さんの奥様。

 さて、一服のあと、午後から、組立て作業に入る・・・前に、滝澤さんにエンジンNoの刻印の位置を教えてもらう。

「AM473 ☆553062☆」

 普通じゃ見えないところと聞いていたけれど、確かにこの位置じゃ見えないな・・・シリンダヘッドの後ろ側あたりです。
 で、エンジンNoも確認がとれたところで、右側から組立て開始。
 裏表に注意してOH済みヘッドにガスケットをとりつけ、挟むように、ウォーターラインのパーツを取り付ける。

 で、外したときと同じように、玉川さんにエキマニをバールで開いてもらっているすきに、ヘッドをとりつける。
 ヘッド面の位置を固定する「ダボ」が結構ピッチリしているので、「スカッ」とははまらないので、当て木をしてハンマーで叩いて奥まで入れたのだけれど・・・こんな事して良かったのかな?(^_^;)

 で、ヘッドボルトのあたりにはエキタイガスケットをヌリヌリして、ナットを締める。
 マニュアルによると、締める順番が規定されており、まず6kgfmで締めてから、1時間後に10kgfmで増し締めという事になっているので、とりあえず6kgfmで締め、放置。

 1時間の待ち時間がもったいないので、その間に、左側のヘッドも同じ要領でとりつける。

 こんな時の時間がすぎるのは早いもので、もう1時間。
 で、右のヘッドナットを10kgfmで増し締め。

写ってる変な人は私。

 まだ、左側は1時間たっていないので、その隙に、ウォーターポンプを取り付ける。
 ガスケットのあたる場所に、液体ガスケットを満遍なくヌリヌリして、紙ガスケットを挟んで取り付け、ボルトで締めるのだが・・・
 
 「うぬぬぬぬ、ネジが・・・合わん」
 
 今回、ヘッドナットやカムスプロケボルト等、ちょっと特殊系の物以外のボルトは全て新品に交換するつもりで、大量のキャップボルトを購入してあったのだけれど・・・
 ウォーターポンプのボルトはM6/30mm、手元にある新品はM6/35mmが沢山・・・がーん、5mm見誤ったか・・・これがまた5mm長いだけでも入らないのよ・・・。
 しかたないので、この部分は、泣く泣く古いボルトを使いまわす。(-_-;)

 そんなこんなでウォーターポンプが付いたところで、左バンクも1時間経過、10kgfmで増し締め。
 両バンクとも、ヘッドだけはついたので、エキマニボルトを左右12バンクとも留める。
 ちなみに、オリジナルは、M8のボルトに13mmのレンチで締めるフランジボルトで固定されているのだけれど、この部分、外すときにも苦労したように、13mmだとエキマニとの隙間がなくて、かなり工具を選ぶんスよ・・・んで、今、コーンズにこの部分のパーツを頼むと、ネジ径はM8のままに、10mmのレンチで締める事ができる特殊ナットになってます。
#そーとークレームがあったんでしょうね。
#私も、今回の自分の車で、この部分のエキマニナットを外すのは3度目だけど、1度としてスムースに作業が終わった事ないもの・・・(^_^;)

 さて、日暮れにはまだ早いのだけれど、皆も揃っているということで、今日の作業はここまでにして、これから玉川邸の屋上でBBQです〜〜〜〜〜!
 
 いやぁ、肉体労働した直後、しかも外で呑むビールはオイシイっすよねぇ〜、一応、今日は車で帰るので(しかも玉川さんの車で)気持ち良いアルコールはホドホドにして、十分酔いを醒ましてから帰宅。
#私も家を建てるときは、BBQができるような屋上付きにしたいと思います。
#って、その前に金貯めろって・・・(爆)