2004/03/28

 先日計ったシムの厚さと、去年計った2本の吸気バルブの段差を考慮して、シムを組み合わせてみる。

 まずは、段差分の差が出てるシム2つを用意し、とりあえず吸気バルブに取り付け、カムケースをボルト留めする。
 前回やった時は、「バルブクリアランスなんて、どーせカーボンがたまって来ればズレるんだし」と思って、手で適当にボルトを締めたのだけれど、ガレージVisionの本間さんより、

 「この部分は、ちゃんとトルクレンチを使った方がイイですよ」

 とアドバイスをいただいたので、チャントやってみます。(^_^;)
 ワークショップマニュアルにはこの部分の規定トルクなどは書いていないので、とりあえず、全てのボルトを2.5Kgmで締めてみる。
#と思っていたが、書いてある事が後日判明。規定は2.6〜2.8kgmのようです。

 で、隙間を計る。
 シネックスゲージは、以前計った時は、ゲージが0.05単位で具合が悪かったので、今回0.01単位の物を新調いたしました。
#例によってストレートで。(^_^;)

 んで、まずは適当にシムをチョイスして計った結果が以下。
#吸気側はバルブの段差分は考慮してます。

Cy.No. 排気 排気側隙間 吸気(内) 吸気(外) 吸気側隙間
1 3.429 0.29 2.980 2.923 0.27
2 3.362 0.27 2.930 3.011 0.27
3 3.150 0.34 2.980 2.950 0.30
4 3.150 0.34 2.883 2.980 0.24
5 3.049 0.35 2.980 2.930 0.21
6 3.138 0.35 2.980 2.932 0.24

#やっぱ、厚さの薄いシムが足り無そうだ・・・うぅ。

 この数値を基礎値として、吸気側のクリアランスを0.3mm弱、排気側を0.4mm弱になるよう組み合わせて、再測定を繰り返す。

 で、手持ちのシムと照らし合わせて決まった組み合わせが以下。

out inin inout
1 x3.390(0.33) 2.980 2.923(0.27) moto3.429
2 3.281(0.34) 2.930 3.011(0.27)
3 3.150(0.34) 2.980 2.950(0.30)
4 3.135(0.36) x2.850 x2.944(0.27) moto3.072,3.084
5 3.049(0.35) x2.920 x2.870(0.27) moto3.183,3.053
6 3.138(0.35) 2.932 2.883(0.28)

Cy.No. 排気 排気側隙間 吸気(内) 吸気(外) 吸気側隙間
1 3.390 0.34 2.980 2.923 0.27
2 3.281 0.34 2.930 3.011 0.27
3 3.150 0.34 2.980 2.950 0.30
4 3.135 0.36 2.850 2.944 0.27
5 3.049 0.35 2.920 2.870 0.27
6 3.138 0.35 2.932 2.883 0.28


 うぅ、1番の排気バルブシムと、4番、5番の吸気バルブシムが足り無いっス。
 「買う」という手もあるけれど、ドンピシャが来るとは限らないし、厚めの物は余っているのだから、ちょうど良い厚さに削るとしましょ。


 とりあえず4番の吸気に必要な1つを、余っている3.072mmのシムを使って2.850mmにする為、これまたストレートで買った#500のオイルストーンに、近所のホームセンターで買った研ぎオイルをたらして、シムを「シャキシャキ」と研いで削る。
 満遍なく削る必要があるので、クルクルと回しながら削る。

 ちょっとシャキシャキしてみて、「さーてどれくらい削れたかなぁ」と計りなおしてみると、0.01mm程も削れていなかった。

 「う〜む、0.2mm以上も削らなきゃなんないのに・・・地道だ(-_-;)」

 ・・・シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、・・・シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、・・・ふぅ・・・シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ、シャキシャキ・・・

 で、ところどころ再測定しつつシャキシャキする事、1時間。
 やっと、目的の厚さ(2.850mm)になりました。

 うぉ〜、メチャメチャ肩凝る、それにずっとシムを押さえているので指も痛い。
 あとこんな作業を4個も・・・

 とりあえず、今日はここまでにしときますか。(^_^;)