2003/08/30

 先週、吸気バルブのトップ差を測定するのに、玉砕しまくったのだけれど、この1週間、イロイロ考えました。

 やっぱ、「特殊基台が必要ッス」という結論に達しました。(^_^;)

 MIEに発注するのも何なので、作ります。

 測定水平面にダイアルゲージを固定する必要があるので、カムケースとの接合面に、直線で板を渡して、その上にダイアルゲージを固定できるような棒を付ける。

 問題は、「直線で板を渡す」の部分で、あまりヤワな素材を使ってしまうと、シナってしまい誤差がでるので、シナらなくて、且つ表面がツルツルで、さらに加工しやすいもの・・・と、家の中を漁ると、1.5cm各の四角いアルミパイプがあったので、コレを使う。

 あとは、どーやって、ダイアルゲージを固定するかだけど・・・

 「先週買った、汎用基台の軸をネジ込みますか」

 というわけで、
 アルミの角材を15cmぐらいに切って、M8のボルトがネジこめるように穴を開けて、タップでネジ山を切る。

 んで、できたのが、コレ。

 さーて、バリバリ測りましょ。

 にしても、さすが0.01mmって単位はギビしいですな・・・ちょっと間にゴミが入ってるだけでゼンゼン測定値がバラバラになってしまう。
 いかに水平面を保つかがポイント。

 というわけで、全て3回測って、似たような数値が測定できた上で平均を取る事にした。
 結果が以下(1/1000の位は目測(^_^;))。

気筒 吸気内側(mm) 吸気外側(mm) 差(mm) 差平均(mm)
1.048 1.106 0.058 0.055
1.050 1.104 0.054
1.048 1.102 0.054
1.049 0.970 0.079 0.081
1.050 0.968 0.082
1.045 0.972 0.083
0.974 0.997 0.023 0.033
0.972 1.003 0.031
0.972 1.018 0.046
1.150 1.057 0.093 0.094
1.150 1.058 0.092
1.150 1.053 0.097
1.074 1.123 0.049 0.050
1.073 1.123 0.050
1.073 1.123 0.050
1.084 1.128 0.044 0.047
1.085 1.132 0.047
1.079 1.130 0.051

 ふぅ、あとは、コレにシムの厚さを加えて0.02mm以内になるよう調整すればOKですな。