2002/09/23

 生憎の雨。朝から小雨が降ったりやんだりと、イヤな天気だ。

 今日は、222仲間の勘山さんからお誘いを受けている。

 「エアコンのエバポレータを交換するんですが、ご一緒にどうですか?」

 と、

 今年の夏の暑さは、かなりのものでしたが、勘山さんの222Eはエアコンが不調だったようで、メールで「日本一暑い222」と自負してらっしゃいました。(^_^;)
 今回、漏れているのがエバポレータと判ったという事で、交換となったわけですが・・・

 「交換」と、言葉では一言ではありますが、エバポレータは一筋なわではイカんですよ・・・私レベルではとてもとても・・・キビしい場所っス。
 しっかり勉強させていただきます。

 勘山さんのガレージに13:00に行くことになっていたので、12時過ぎぐらいに家を出たのだけれど、走っていると、エンジンの吹けも悪く、なんか昨日までの軽快感がないように感じられる。

 踏めば、それなりに力強く加速するので、

 「気のせいか?」

 とも思うのだけれど・・・なにかおかしい。
 途中、信号とかでストップ&ゴーを繰り返していると、どうやら、低速時にアクセルを踏み込むと、微妙な振動を伴っているようだ・・・

 「はっ、この感触は!」

 以前、テーマに乗り出したスグの頃、インジェクタが一本動かない状態になったことがあるのだけど、あの時の感触に似ている。症状がテーマの時程ヒドくないのは、4気筒で1発死んでるのと、6気筒で1発死んでるのの違いだろう・・・

 というわけで、ちょっと路肩に止まって外にでると、排気音がいつもより「ボッボッボッボッボッ」言ってるのに気が付いた。やっぱおかしいのだ。
 そして、エンジンかけたままボンネットオープン。
 エンジンルームを見渡す限りでは、何の異常も目視できない。プラグキャップもちゃんとハマっているし、インジェクタのコネクタもハマっているように見える。

 「ECU側じゃなければイイのだけれど・・・」

 ECU内にあるインジェクション駆動用のパワートランジスタとかがイってたりしたら目もあてられない。
#んが、ECUだったとしても、最近は、いうほど恐怖な事態でもないのだけれど・・・予備あるし。(^_^;)

 とりあえず、手で、プラグキャップをグリグリしてみて、ちゃんと全気筒ともハマっている事を確認して、続いて、インジェクタのコネクタをグリグリしてみる・・・
 と、1番(エンジンに向かって左手前)のインジェクタコネクタがスポっと軽くハズれた。でも、エンジンの調子に変化はない。

 「コレか!」

 ちゃんと差し込むを、「ブルルンッ」と身震いしたようにアイドリング回転数が上がった。
 同時に、排気音もいつもの音になった。
 3日前にこのコネクタを外した時に、ちゃんと差し込めていなくて、昨日まではわずかに端子が接触していて快調だったのだろう。
 走りだすと、昨日までの軽快さが戻った。

 こんなアクシデントもあり、13:00には間に合いませんでした。
#スミマセン→勘山さん

 勘山さんのガレージでは、既にダッシュボードがはずされた222Eが・・・

「うぇ〜、こんな状態のを元に戻せるんですか!?」

自分で外してないからなんだろうけど、どのネジがどこので、どのコネクタが何なのかまったくサッパリな状況。(^_^;)
 とはいえ、今回の目的は、エバポレータの交換なのだから、どーやってもこんな状態になりますねぇ。

 室内は勘山さんにおまかせして、私は、エンジンルームから手をつける。
 エバポレータから繋がっている、高圧パイプを低圧パイプを取り外すのだ。

 エバポレータを交換するだけなら、本来はやらなくても良い作業なのだけれど、以前も書いたように、222には、エバポに繋がっているエキパンが2種類存在する。これによって、高圧パイプと低圧パイプの口の形状が違う。
 同じタイプのエバポに交換するなら、エバポだけでよいのだけれど、今回、勘山さんが交換されるのは、違うタイプの物。
 なので、エバポだけでなく、エキパンも、高圧・低圧パイプも交換になる。

 とりあえず、パイプを外すのに、邪魔な物を取り外す。

  リレー群の傍のブーストコントローラが邪魔だ。→取り外し。
  LLCのリザーバタンクも邪魔だ。→ホースは繋いだまま取り外し。
  燃料ポンプとかの3連リレーも邪魔だ。→取り外し。
 
 これで、だいぶ空間的にスカスカになった。
 あとは、やっかいなのは、燃料ホースだな・・・
 低圧パイプには、燃料ラインが繋がっている。
 夏場、エアコンをかければ、エアコンによって冷やされた低圧パイプに燃料ラインが隣接する事でパーコレーションを防ぐのだけれど、そのせいで、低圧ホースを外す時は、燃料ホースも外さなければならない。
 というわけで、ボロ雑巾を下に敷いて、燃料ホースを外す。
 思ったほど、燃料はでてこなかったけれど、やはり燃料臭い。(-_-;)

 ここまでやったら、あとは、高圧・低圧パイプを取り外すだけだ。
 高圧パイプのエンジンルーム側は、リキッドタンクに繋がっているので、ここは「スカ」っとスパナ一本で取り外す。
 次に低圧パイプなのだけれど、32mmのスパナを使って、ナットを緩めたまでは良かったが・・・固着してて簡単には抜けそうも無い感じ。(-_-;)

 引張っても、ドライバでコジっても、ビクともしない。(-_-;)

 んが、やっぱり、引張るしか手がないので、左右にふりつつ、グリグリと徐々に抜く。
#あぁ、苦労した。(^_^;)

 その間に勘山さんの室内作業は着々と進んでいて、エバポレータケースが外れる直前にまでなっていた。
 で、外されたエバポレータケースを車外に運び出し。
 エバポを交換するため、さらにバラしを進める。

 結構な数のネジを外して、やっとエバポレータまでたどり着いた。
 これを、OH済みのエバポと交換。そして、ケースを元通りに組み上げる。

 さーて、ここからが本番なんすよ。

 エバポレータを室内に設置して、低圧・高圧パイプを取り付けるのだけれど、これがまた、パイプの曲がり具合と、接続位置が結構ズレてるのよねぇ。
 少しでも斜めになってると、ナットがちゃんと締まらないし。
 勘山さんと二人がかりで、一人はエンジンルームからパイプの向きを固定しつつ、一人は室内でエバポと接続という状況で作業したのだけれど、なっかなかナットが締めれる状態にならない・・・コレ、一人でやるのは大変だろうなぁ・・・と思いましたよ。

 結局、このエバポと高圧・低圧パイプの接続作業に時間の大半を費やし、夕方になってやっと私が来た時の「ダッシュボードが外れた状態」まで戻った。

 今日は、カミさんに、「家でご飯を食べる」と宣言してあったので、タイムリミットです。途中で申し訳ありませんが、帰りますぅ〜。
#だいぶ後ろ髪惹かれ気味。(^_^;)

 その後、ダッシュボードが外れた「あの」状態から、勘山さんは一人で作業されて、日が変る頃には組みあがったのだそうな。
#うぅ、あの状態を戻せるなんて、やっぱスゴいな・・・

写真は何れも勘山さんから提供いただきました。ありがとうございます。