2000/11/23

 休日ですな。
 今日は祝日なので、全国的に会社はお休みなんだろうけど、
#出勤の方お疲れ様です。m(_"_)m
 ウチの会社は明日が「特別休日」とかなっていて、うれしい4連休となっている。天気も良さそうだし、車イジりまくりである。(^_^;)

 まずは、アイドルスピードコントロールバルブ(以下ISCV)が動かない件の原因究明。

 先週までに、
  ・ISCV自体は不良じゃない
  ・ECUは不良じゃない
  ・水温センサは不良じゃない
  ・吸気温センサは不良じゃない
  ・ECUからISCVまでの配線は断線してない
  ・ECUから吸気温センサまでの配線は断線していない
 が確認できている。

 あと、考えられるのは、
  ・スロットルポジションセンサは大丈夫か?
  ・ECUから水温センサまでの配線は断線してないか?
 ぐらいだ・・・

 で、まず、スロポジセンサの抵抗値を測ってみる。
 上2端子間の抵抗値は、全開で70Ω程度、全閉で700kΩ程度と正常だった。

 次は、ECUから水温センサまでの断線チェックだ。
 エンジンをかけた状態で、水温センサのコネクタを外す。
#こんな事してイイんかいな?(^_^;)

 コネクタを外すと、アイドリングの調子が変わるので、断線はしていないらしい。

 「むぅ〜、判らなくなってきたぞぉ、もう一度、各センサの値を測ってみるか・・・」

 と、たまたまテスタのレンジが電圧20vレンジになってる時に、測定棒はどこにも接続していないにもかかわらず、表示が0.01v〜0.03vぐらいまで振れているのが見えた。
 測定棒がアンテナ代わりになって、どこかからかの電磁波を拾って、微弱な電圧表示になっているんだろうか?

 「はっ!!!もしかして!」

 と、ISCVのコネクタを外して、ECUからの信号を測りなおしてみると、0.01v〜0.03vあたりをフラフラしている。

 「むぅ、コイツは信号が来てないと思った方がイイな・・・」

 となると、

  ・ECUからISCVまでの配線は断線してない

 というのは、怪しくなってくる。
 早速断線チェックだ。

 ISCVはインジェクションECU直結のはずなので、助手席のグローブボックスを外して、足元左側のカーペットを外し、ECUを取り出す。

 そして、整備マニュアル(MIEの物)の配線図を確認する。

 「ISCVは何番ピンに繋がってますか〜?」

 片側は、34番ピンだ。もう片側は・・・「んぉっ?燃料ポンプリレー!?」
 意外だ。(^_^;)
 てっきり、2本ともECU直結かと思ったら、片側は燃料ポンプリレーを経由して、バッテリのプラス端子に繋がっている。

 となると、リレーの接触不良があやしくなってくる。
 が、配線図が正しい保証は無いので(^_^;)、一応チェックする。

 ISCVのコネクタは「茶」と「黄」の線だ。配線図を信用すると、このどちらかが燃料ポンプリレーの87番端子に接続されていて、もう片側はECUの34番ピンに接続されている事になる。

 とりあえず助手席に座っているので、ECU側から確認する。ECUのコネクタを外して、コネクタの先っぽのネジを1本外して、配線が見えるようにカバーを外す。

 34番は茶色だった。一応、ISCV側のコネクタとECUのコネクタ34番ピンの間で導通をテスタで確認したら。間違いなく導通があった。

 となると、燃料ポンプリレー側は「黄」が来ているはずである。
 確認すると、確かに87番の位置に「黄」の線がある。
 ISCV側のコネクタとも導通が確認できた。

 燃料ポンプはちゃんと動作しているから、リレーの不良ではない事は確かだ。となると、リレー端子の接触不良ぐらいしか考えられないのだが・・・端子を磨いてリレーを戻してみても、症状に変化は無く、あいかわらずISCVが動かない。
#そもそも最初に「リレーのグリグリ」などは何度もやっているのだ。(^_^;)

 もしやリレー内部の断線という事もあるかもしれないので、キーをオンの位置にして燃料ポンプリレーが動作した状態にしておいて、導通をチェックすると・・・

 「あやゃ?導通がないッスね」

 ますますリレー内部の疑いが強くなってきた。と思って「ふ」とリレーを確認してみると・・・

 「あ゛ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!なんてこったい!!!」

 バカです。ハズカシすぎます。私が悪ぅございました。全て私の責任です。こんなに大騒ぎをしておきながら。種をまいたのは私でした。(爆)

 ・・・・・

 私は、予備のリレーを車に常備しています。黒のBOSCHのやつです。前のオーナーがご好意で下さったものです。
 先日、相模原に行ったときにジョナサンの前という人目のある場所でセルが動かなくなり、結構恥ずかしい思いをしました。その時、予備のリレーと交換したんです。あの時は、とりあえず一通り、予備の物や別の場所のリレーとかとあたりかまわず交換して、結局セルが回らない原因は他だったのですが・・・
 その時たまたま、燃料ポンプリレーが予備の物と交換された状態に最終的になってました。

 さて、MIEの整備マニュアルに載っていたISCVと燃料ポンプのリレー周辺回路は以下。

 キーがオンの位置にくると、リレー内の電磁コイルの端子85番と86番に電気が流れ、内部接点が接触、30番端子と87番端子2つが導通状態になる。

 が、私が「予備」にと常備していたリレーは・・・

 そう、このリレーだと、燃料ポンプかISCV、どちらかにしか電気が流れない。見かけが一緒だからといって内部回路の確認もせずリレーを交換した私はアホです。(^_^;)
#リレーに書いてあるんだから確認しろって−>自分

 リレーを元の正常な物に戻し、エンジンをかけると、何事もなかったかのように暖機のアイドルアップがあり、問題なく動いてます。\(^O^)/

 MIEの整備マニュアルの回路図を見ていると、同じページに、インジェクタのリレーと、イグニッションECU用のリレーが書いてあるのだけれど、もしかしてこのリレーって・・・

 エンジンに向かって、左奥のリレー地帯の、3個のリレーが並んでいる内、1つは「燃料ポンプリレー(私の車では一番奥のリレー)」で、残り二つは何用途か不明だった。

 リレーソケットの裏に繋がってる配線と、ECU他に繋がっている配線を見比べ、導通をチェックした結果、どちらも整備マニュアルの回路図に載っているリレーと判明。
 片側は「インジェクタリレー」でもう一つは「イグニッションECUリレー」と判明。
#リレーに油性ペンで「Inj」「IG ECU」と記入
#チョンボのおかげで謎が一つとけた。(^_^;)

 暖機が出来ない原因が判明したので、今度はバッテリ上がりの原因対策だ・・・燃料ポンプに違うリレーが付いていたので、普段キーを抜いているときは開いているはず回路が閉じていた事になるので、もしやコレもあのリレーが原因かと思ったのだけれど・・・回路図を追ってみると、リレーから先に繋がっているのISCVだけなので関係なさそうだ。

 バッテリ端子を外して、暗電流(キーオフ時に流れている電流)を測ってみる。

 「0.12A・・・」

 ちょっとデカい値ですな。バッテリに充電されてるのが60Ahだとして単純計算「60 ÷ 0.12 = 500時間」というわけで、20日程は持つはずだけれど、スッカラカン近い状態ではエンジンなどかかるはず無いし、そもそも60Ahまで満タン状態だったとも限らない。

 暗電流が0.1Aを超えるというのはバッテリが上がってもおかしくない大きさ。ちょっと調べてみると、最近の国産車とか電気装備満載の車でさえ、暗電流の許容限界は0.05A程らしい。
 私の車などはクラシカルな設計なので、常駐電源が必要なのはカーステと時計ぐらいのハズ。通常なら0.12Aも食うわけが無いのだ。

 でも実際は0.12A食っている。(-_-;)

 早速原因究明だ。

 まずは、カーステを外してみる。暗電流は「0.11A」になった。カーステは0.01A食っているらしい。次に時計を外してみた。値はかわらず「0.11A」。時計はゼンゼン電気を食わないらしい。
#って、あたりまえか。ボタン電池1つで動く時計だもんねぇ。(^_^;)

 これ以外に常時電気食ってるのって・・・・いったい・・・なんでしょ?

 「電動ドアロックはオフでも動くな」

 電動ドアロックのリレーというか駆動ユニットは助手席のドア側の風吹出し口の裏側あたりにある。コレのコネクタを外して電動ロックが動かない状態にして。暗電流をはかったが、結果変わらず「0.11A」。電動ロックは電気を食わないらしい。

 助手席足元から「電磁ロックユニット」を覗き込んでいて、ふと、そばにあったリレー2つが気になった。片側はパワーウインドウのリレーと判っているが、もう一つは何のリレーか判らなかった。
#今まで「知ろう」という気も無かったのだけれど・・・(^_^;)

 さっき、不明だったリレーが2つ、用途判明して、せっかくなのでコレも何のリレーか調べてみる事に。
 調べてみると、不明なリレーは、リレー内部の電磁コイルの電源になっている85番と86番端子が、パワーウインドウリレーの85番と86番に並列に接続されている。この事から、リレー内接点がオンになるのは、パワーウインドウリレーと同じタイミングとなる。

 パワーウインドウは、キーがオンの位置でないと動かないから、おそらくはキーをオンの位置まで回すとリレーが「カチッ」と動作するはず。
 助手席に座って、右手でリレーを触り、左手でキーを回すと、オンの位置で確かに「カチッ」という音とともに、右手に振動が伝わった。

 助手席足元をあお向けになって、リレーから伸びている配線を追ってみると、センターコンソールの辺りに伸びている。

 「センターコンソールのあたりで、キーがオンの位置でないと動かないものというと・・・」

 「エアコンパネルか?」

 問題のリレーを外して、キーをオンの位置まで動かし、エアコンのスイッチを押してみると、確かにエアコンの電源が入らない。
 リレーを挿せば、電源が入る。
 間違いなく、エアコンパネルのリレーだ。
 リレーに「AirConPanel」と油性ペンで書いたのは言うまでもない。(^_^;)
#また、謎のリレーが用途判明して、ちょっとウレシイ。(爆)

 なんか、助手席足元で、頭に血が登るような体勢でいたら、なんか頭がフラフラしてきた。(^_^;)

 ちょっと脱線したけれど、電気を食ってるやつを探さなければ・・・

 「カーステ、時計以外で、電気食うやつ・・・・うぅ、そんなんあるのかぁ?」

 ・・・考え中・・・

 「あっ、ラジオつけたまま、キーをオフすると、たしか電動アンテナが縮んだな・・・」

 という事は、電動アンテナのユニットには常時電気が流れているはずだ。
 早速トランクを開け、カーペットを剥がし、電動アンテナの制御ユニットのコネクタを抜く。

 で、バッテリのところで暗電流を測る。

 「0.05A」

 の表示。
 アンテナ制御ユニットを外す前が「0.11A」だったから、アンテナだけで「0.06A」も食ってるとは!!!

 「このユニット、そんな電気食ってるの?」

 中を開けて、省電力化できるようなら、改造だな・・・(^_^;)

 が、ここで日没となりました。続きはまた明日って事で。