2000/06/18
いやぁ、久々のイイ天気。こんな日は車イジりにかぎる。(^_^;)
先週、燃料ポンプまわりからの燃料漏れが発覚し、週末雨降ったらヤだなぁと思っていたので、晴れてよかった。
先週、このHPで、燃料漏れの事を書いたら、222Eの滝澤さんから、
「天気が悪いようでしたら、ウチで直しませんか?」
とのご好意のメールを頂いた。
#アリガタヤ。m(_"_)m
滝澤さんは最近、横浜に引っ越されたばかりで、ステキなガレージがあるとウワサには聞いていたので、222Eの玉川さんと、近々オジャマしようと話してはいたのだけれど、こんなに早くチャンスが巡ってくるとは。(^_^;)
というわけで、今日の午後1時に、滝澤邸近くのローソンで玉川さんと待ち合わせて行くことになった。
午前中に、必要と思われる工具類を準備して、車に詰め込み。着替えやボロタオルも準備。
#今回はカミさん同伴。
待ち合わせ場所までは、地図で見ると結構近いのだけれど、そこに行くための空いてる道を知らない私。(-_-;)
ウチから府中街道をひたすら南下して、国道1号で右折というルートしか思い浮かばない。
#大通りしか知らない。(^_^;)
このルートには、何箇所か渋滞ポイントがあるので、目的地まで40分と見積もった。
なので、12時15分に家を出発。
燃料漏れの対策のために行くのだけれど、エンジンをかけてみると、絶好調ではないにしろ、なぜか今日は調子がそんなに悪くない。
#ただ、エンジンのかかりは悪いし、アイドリングも低め。
出発して府中街道に入ってすぐ、綱島街道を横切る交差点は、抜けるのに10分はかかるかという渋滞ポイントなのだけれど・・・
「スッカスカ(^_^;)」
まったく渋滞してなかった・・・
#めずらしい
また、そのほか何箇所か渋滞ポイントがあるのだけれど、どこも渋滞は無く、かなりペースを下げて走ったが、待ち合わせ場所のローソンには、12時40分ぐらいに着いた。
#早すぎるって。(^_^;)
例によって、私の車、エアコンが効かないので窓全開にもかかわらず、メチャメチャ暑い。
ローソンでアイスを買って、店かた出たころ、玉川さんの222Eが駐車場に入ってきた。
アイスを食べつつ、しばらく見せ前で話しつつ滝澤さんに迎えに来てもらった。
赤のフルビアザガートで颯爽と登場した滝澤さん。
#う〜ん、こーいう、古い車もイーなぁ。
滝澤さんの車についていき、ウワサの滝澤ガレージへ。
いんゃぁ、すんばらしいガレージっす。こんなん欲しいっす。男の浪漫っす。(^_^;)
外は暑いというのに、ガレージは日陰だし、なにより冷房完備。(・o・)
#カミさんの目を気にしなかったら、ここなら一晩中でも車イジれるな・・・(^_^;)
着いて早速、私の車のリアをカークランプで持ち上げ、潜って様子を見る。
キーをオンの位置まで回すと、燃料ポンプが「ジー」としばらく動くので、エンジンをかけなくても漏れがあれば発見できるはず。
しばらくすると、燃料ポンプが止まるので、そしたらまたキーを一旦オフにして、またオンにしなおす。
何回か、ポンプを動かしてるうち、確かに燃料臭さは漂ってくるのだけれど・・・漏れ位置が目視できない。
「どこだぁ?」
とりあえず、ホースであることは間違いなさそうなのだから、ポンプ周りのホースを全部交換する事を前提に、作業を開始する。
さて、交換するホースは、
・燃料タンク〜第一燃料フィルタ間
・第一燃料フィルタ〜燃料ポンプ間
・燃料ポンプ〜第二燃料フィルタ間
・第二燃料フィルタ〜エンジンルームまで繋がるパイプ間
の4箇所。
どこを外すにしろ、燃料ホースを外せばガソリンが噴出してくる。
やはり、まずは燃料タンクからの出口の部分を外して、根元から燃料を止めて置きたい。
タンク側のホースバンドを外してホースに手をかけたら、バンドがはまっていた部分から燃料が滲みでてきた。
「漏れてるのはココか!」
ホースバンドで隠れていた部分に亀裂が入っていたらしい。やはり、ホース全交換だな。(^_^;)
で、ホースを抜きにかかる、いつもの私なら、思いっきり手で引っ張るか、固着してればマイナスドライバとかでコジるか・・・なんせ強引なのであったが、ここで滝澤工具登場。
ホースクランプ(っていうのかな?(^_^;))
#「ホースクランプ」はホースを止める物ですね・・・(^_^;)
#「ホース取り外し用プライヤ」と言うようです。
先のV字の部分をホースの根元に挟んで、ニギリに力を入れると、ホースを挟んだ部分が開いて、簡単にホースが外せる。(・o・)
こんな便利工具があったのねー、知りませんでした。(^_^;)
#近いうちに購入する工具の一つだな。
この工具で、タンクから出ている燃料ホースを徐々に抜いていく。徐々に燃料が滲み出てくるが、外れる寸前で一息おく。
コレを外すと、いよいよ「ガソリンシャワー」だ。(^_^;)
目にガソリンがかからないように「ゴーグル」をして、
#ゴーグルは滝澤さんから頂きました。ありがとうございました。m(_"_)m
右手で出てくる燃料を止める準備をしつつ、左手で一気にホースを抜く。
右手でタンク側はすぐ閉じられたものの、外したホース側は閉じられなかったので、それまでかかっていた燃圧で一気に燃料が噴出した。(-_-;)
#事前にエンジンルーム側の燃料ホースを外して燃圧を下げておくべきだった。(^_^;)
あふれ出た燃料は多少顔にもかかったけれど、大部分は私の両腕を伝ってだらだらと流れ落ちた。
「うぇ〜、腕の感触が気持ちわりぃ〜」
あと、なんかガソリンが乾くとヒリヒリする。(^_^;)
しばらくすると、燃料あふれも一段落ついたので、手で抑えているタンク側の口にすばやく栓をする。
外したホースも下を向けるとフィルタやポンプに溜まっている燃料が「じょぉぉぉ」と出てくるので、出てこなくなるまで、下を向けておく。
次に、第二フィルタからエンジンルームまで繋がるパイプまでのホースを外す。ここは前述のホースクランプも使えない場所な上、ホースが固着していてビクともしなかったので、カッターナイフで切り裂いた。(^_^;)
もうあらかたの燃料はでているので、このホースを外しても、激しい燃料あふれはない。
あとは、第一燃料フィルタを固定しているボルトと、燃料ポンプ・第二燃料フィルタを固定しているナット2本を外せば、今回交換する全てのホースを含む、フィルタ&ポンプが一体で外すことができる。
で、ボルトとナットを外して、サブメンバとドライブシャフトの隙間からポンプやフィルタを取り出すが、その際、外したホースから燃料が出てきてうっとおしいので、ホースの先も栓をする。
これでやっと、車から、フィルタ&ポンプを取り出すことができた。
ここで、交換するホースの内径を計ってみると、
・燃料タンク〜第一燃料フィルタ間 12mm
・第一燃料フィルタ〜燃料ポンプ間 12mm
・燃料ポンプ〜第二燃料フィルタ間 7mm
・第二燃料フィルタ〜エンジンルームまで繋がるパイプ間 7mm
で、滝澤さんのストックしてあったホースには12mmのものは・・・30cm分ぐらいしかない・・・これではちょと足りないか・・・
あと、もう次回からはガソリンシャワーを浴びたくないので、燃料コックもつけたい。これもまた滝澤さんのストックパーツから譲っていただく事に。
#なにからなにまでお世話になりっぱなし。m(_"_)m
この燃料コックの両側についてる口の径が10mmほどなので、12mmのホースには繋がらない・・・さて、どうしたものか・・・・
「あっ、そういえば、パワステクーラーを取り付けたときに、余ったホースが押し入れの奥地に1m分ぐらいあったような・・・あれは確か内径10mmぐらいだっはず」
今時間は2時半、家まで取に帰っても3時半前には帰ってこれるか・・・
玉川さんの222Eに乗せてもらい、家までひとっ走り、にしても玉川さんの222Eは涼しい。私のもエアコンなんとかしないとねぇ。(^_^;)
押し入れの奥地からホースを発見して、すかさず戻る。
#戻ったら、カミさんたちは、酒盛りしていた。(^_^;)
で、フィルタの口にホースを合わして見ると、やはり内径10mmのホースではちょっとキツイ、でも、気合をいれて、強引にネジ込めばなんとか入る。
#(^_^;)、ゴーインです。
が、ポンプとかフィルタの部分は、外れているので力が入れやすいので、12mmのところに10mmのホースを使って、強引にねじ込むことも出来るが、あお向けで力の入れれない状態でかつ、すばやくホースを差し込む必要のある燃料タンクの出口部分は、この10mmホースはつかえない。
というわけで、最終的には、以下の構成にする事に決定。
[燃料タンク]--12mm--[燃料フィルタ]--10mm--[燃料コック]--10mm--[燃料ポンプ]--7mm--[燃料フィルタ]--7mm--[エンジンルームへ繋がるパイプ]
古いホースを外し、新しいものに交換していくが、この際、ポンプは国産のものに換えようと思い、2年ぐらい前にパワステクーラと共に解体屋でゲットしたクラウン用のものを持参してあった。
電源のコネクタ形状が違っていたが、これはその場で元の燃料ポンプについていたコネクタと交換した。
ポンプはコレに交換して、ホースの交換を進める。
全てのホース交換が終わったら、車への取り付け。
再び車のしたにもぐって、ポンプ&フィルタを取り付けていく。
このとき、第一フィルタを固定しているボルトが斜めに入ってしまって。
「うっ、なんか、前にも後ろにも進めなくなってしまった。(-_-;)」
見えない向こう側にあるナットが空回りしているみたいで、斜めになったまま、ボルトが外れない。(T_T)
しかも、きちんとフィルタが固定されてない状態・・・
#うぅ、このまま外れなければイイけど・・・外れたら・・・フィルタがドライブシャフトに当たって走行不能になるな・・・(-_-;)
そして、最後に、栓をして燃料が流れ出ないように処置してる燃料タンクの出口にホースを繋ぐ。
この「栓」を外す時、ガソリンシャワーを警戒して、すばやく栓を外して、ホースを差し込んだのだけれど、なぜかガソリンは流れ出てこなかった。???
「もしかして、タンクの燃料、全部なくなっちゃった?それとも単にタンク内の圧力の関係で出てこなかっただけ?」
とりあえずこの場は気にせず、最終チェックをして、いよいよ試運転に入る。キーをオンの位置にすると、解体品の燃料ポンプはちゃんと「ジー」とうごいていそうな音をだしている。
完全にポンプから先には燃料が無い状態だと思うので、しばらくエンジンルームまで燃料が届くよう、十分な時間、燃料ポンプを動かしてやる。
そして、キンチョーの一瞬、セルを回す。
「キュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッ・・・・・・(-_-;)」
#かかんないっス。
もう一度。
「キュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッ・・・・・・(^_^;;;)」
#やっぱだめっす〜。(T_T)
全く初爆すらないとは、なんという事?
燃圧が足りないとかそんなレベルじゃなくて、そもそも燃料がエンジンまで行ってない感じ。
#タコメータはピョコピョコしてるので点火はしてる。
ついさっき、最後の「燃料タンク出口の栓」を外したとき、燃料が出てこなかった記憶が頭をよぎる。
「ガス欠か?」
確かに、多量のガソリンシャワーを警戒して、燃料は結構少なめにして今日にのぞんだので、もし、リアを上げて車が傾いてる状態だと、燃料がタンクから出てこないような事になっている可能性はある・・・
あと、燃料ポンプの配線のプラスマイナスを逆につけたかな?
#確認したはずだけど
一応、燃料ポンプの配線を逆にして、再トライ。
・・・・・(-_-;)、ダメっす。
というわけで、配線は元に戻して、車を水平にする事に。
滝澤さん玉川さんに押してもらってカークランプから降ろし、再チャレンジ。
・・・・・(-_-;)、ぐはぁ。だめじゃ。
「ホントにガス欠なのか?」
一応メーター上はまだEMPTYまでは行ってないし、「燃料残警告等」もついてない。
でも、この車でガス欠まで燃料を無くしたことは無いので、メーターが合っているとも限らない・・・(^_^;)
#うぅ、判断できーん。
にしても、後先考えない行動を取ってしまった。
カークランプから下ろしてしまったので、車のしたにもぐる事ができない。(-_-;)
「さーて、どうしますかね」
と考え込む3人。(^_^;)
でも、考え込んでても先には進まない事は3人ともわかっているので、ヒトツヒトツチェックしていく。まずはエンジンルームまで燃料は来ているのか?
滝澤さんはすかさずホースクランプを持って、エンジンルームの燃料ホースを外したが、そこには全く燃料が来ている気配が無い・・・
さらに途中の「詰まり」を考えて、ホースを外した口から、携帯型のエアコンプレッサで、空気を送り込んでみるが、ダメ。
やはり、またジャッキアップして下に潜るしかないらしい。
油圧ジャッキで片輪上げてもらった状態で下に潜る。
まずは、今回増設した燃料コックを閉める。
で、始めに燃料タンクの出口のホースを緩めてみる。
徐々に抜いていくと、燃料が滲んできた。どうやら、ここまでは燃料は来てるらしい。
#「ガス欠」ではなかったって事ね。(^_^;)
タンクの出口は元に戻し、今度は、「燃料ポンプ」の出口のホースを外してみる。
「!!!(・o・)燃料が流れた形跡が全くない。」
ということは?
ポンプが詰まってるって・・・ことですね。
さすが解体品。「やられた」って感じでしょうか・・・
コックから先を外して、燃料ポンプを元に戻す作業に入る。
もう、既に一度やっている作業だから、作業ペースは早い。一番時間がかかったのは、ポンプの電源コネクタを付け直す事ぐらいか・・・(^_^;)
が、時間はもはや6時を回っている・・・普通のご家庭ならお夕飯の時間だ・・・
「これ以上ご迷惑をおかけするわけには・・・(心の叫び)」
作業スピード、さらにアップ。
しかし、ミスってまた動かなくなったら、ますます帰れなくなってしまうので、
「慌てず、急いで、正確にな!(^_^;)」
ポンプを交換した、フィルタ&ポンプ一式を車に固定、そしてホースと配線を接続。
そして、玉川さんにキーの位置をオンにしてもらう。
私の目の前で、「ジー」と燃料ポンプの音、そして、エンジンルームの方から、
「なんか、ちゃんと燃料が来てる感じですよ!」
と玉川さん。
続いて、セルを回してもらう。
「キュキュキュ、バオォォォォン、ドッドッドッドッドッドッドッドッ・・・・・」
図太い排気音がガレージに響く。\(^O^)/
直ったみたいっす。
もちろん、燃料漏れも無い。
「ホッ、なんとかサザエさんが終わるまでには終わることができたか・・・」
滝澤夫妻には御礼を申し上げ、玉川夫妻とともに家路に着く。
エンジンは一発でかかるし、アイドリングも安定。なかなか良い状態だと思う。
唯一の気がかりは、中途半端な状態になっている燃料フィルタの固定ボルトぐらいか・・・
#走行中にアレ外れると、ちょっとシャレになんない。(-_-;)
#帰りは、段差など、慎重に走ったのは言うまでもない。
にしても、滝澤さん、玉川さん、両奥様、ホント、私がトーシロなばっかりに、作業がもたついたせいで遅くなってしまって、申し訳ございませんでした。m(_"_)m
また、多大なご協力、ありがとうございました。
きっと、私一人では、こんなに満足な状態で、作業は出来なかったことでしょう。
※この内容で写真が無いのは残念なのですが、撮る余裕は全く無かったっす。m(_"_)m