2000/05/28
朝起きると、「あぁ、なんか晴れてる」
天気予報は、雨だといっていたし、今朝の新聞でも予報は雨のまま。
明日来客がある関係で、今日は家の普段掃除してないところを掃除するつもりだったので、車イジりは午後からか・・・午後も晴れてくれればイイんだけど・・・
・・・
で、午後、スッカリ晴れ晴れです。(^ー^)
今日のメニューは・・・
「インチキノロジー(^_^;)」
基本的に今の目標は、「前の222SEでイジってた部分は、今の車にも適用する」というもの。
前の222SEでノーマル状態よりよくしていた部分は、
・プラグコード(永井電子)
・エアクリーナ(K&N)
・パワステフルードクーラー(いすゞジェミニターボ用解体品(^_^;))
・エキマニ断熱(CoolItエグゾーストインシュレーションラップ)
の4点。
#ヒューズボックスってのもアリかな。(^_^;)
ただ、プラグコードやエアクリーナはちょっと高いので(^_^;)、同じ事はやらずちょっとビンボ臭く工夫してみたいと思う。
で、さしあたってプラグコード。
当初は、
「プラグコードなんて線繋ぐだけなんだから自分で作れるんでないの?」
と配線の質や形状をいろんなサイトや本で調べていたところ。単に断熱絶縁された線を使うのではダメで、ある程度の抵抗がないといけないらしいというがダンダンわかってきた。秋葉原でチェックしたわけではないのだけれど、なんとなく手に入らなそうな感じ・・・
で、この方面はとりあえずあきらめかけていたある日、雑誌のTipoを眺めていると「ホットワイヤー」なる物の広告が出てるのを発見。
普段、あまりチューンナップパーツの広告なんかはマジメに見ないものだから気づかなかったんだけれど・・・
「これって、網線を巻いてあるだけなのでは・・・?」
って思ったのは私だけ?コレなら自分でもできそうだ。(^_^;)
で、早速インターネットで検索してみると、「ノロジーホットワイヤー」のページを発見。
値段をチェックしてみると・・・どうやら、4気筒用で3万ちょっと、6気筒用だと5万ちょっとの値段だ。高い!!!
#こんな高いので網線巻いただけなんてことはきっとないのだろうけど・・・(^_^;)
さらに調べてみると、どうやら同じ事を考える方がいるようで、自分の車のプラグコードに網線巻いて自作した報告のページが何件かあった。
結果は良好の様子。(^_^;)
まっ、本物には及ばないにしろ、網線なんて安いし、労力だけで試せるんだったら試してみるかな・・・ってな所でしょうか。(^_^;)
どうせ、永井電子のプラグコードを付けた時も激的なほどの変化は無かったし・・・
#「気持ち」というか「思い込み」が重要。(爆)
平日会社帰りに秋葉原に寄り、ケーブル屋で「中が空洞の網線下さい」と言って、何種類か物色。
太さがイロイロあるので、ペタンコにつぶれた状態で幅が1cmぐらいのもを選択。220円/mだったのを6m購入して1386円。
あとは、網線の回りを絶縁したいので、直径1cmの熱収縮チューブを6m購入。100円/mなので630円。
エンジン部に網線を取り付けるための圧着式の金具は80円のをちょっと余分に10個で840円。
部品は以上で合計2856円。
#この値段でパワーアップを計ろうなどとは、イイ根性です。(^_^;)
実は、秋葉原にはコレだけの目的で行ったのではなのであった。注文してあったものが届いたとパーツ屋の「ヒロセテクニカル」から電話があったので取りに行ったついでに「インチキノロジー」の部品も購入したというわけ。
何を注文していたかと言うと・・・
クーラーガスのチャージホースですね・・・
HOZANに空調整備品のカタログ請求して、チャージホース(HA-R18)、サービス缶バルブ(HA-R108)、ガス漏れ検知スプレー缶(HA-R705)の3点を注文。ヒロセテクニカルでは多少の割引があるようで、定価よりちょっと安い税込み3691円でこの3点購入。
こちらは、まだ買っただけなので、作業はしていないのだけれど、これでガスチャージが出来る。(^_^;)
#シトロエンの成田さん、どうもありがとうございました。m(_"_)m
で、話は「インチキノロジー」へ戻り、今日、作成しようとしている。
幸いにも、私には前の故222SEについていた純正プラグコードがあるので、こいつを加工しようと思う。
が、前の222SEで永井電子のプラグコードに交換して以来ずっと、ベランダにビニール袋に入れて放置してあったので、外す前の元からの油汚れと砂埃でものすごく汚れている。
コレの掃除から始めなくては・・・
ベランダで、コンクリブロックを椅子代わりにして腰をおろし、マジックリンとティッシュで汚れを拭き取る。デスビからの6本と、IGコイルからデスビまでの2本で計8本。
#掃除だけで1時間以上もかかった。(-_-;)
で、網線の中を通すためには、プラグがわかデスビがわの端子を外さなければならないのだけれど、構造を観察してみると、明らかにデスビ側の端子が外しやすそう。
でも、コネクタはL字に曲がってるし、ちょっと引っ張ったぐらいじゃ抜けない・・・しっかりカシメてあるみたい・・・
「とりあえず、予備パーツだし、思い切って引っ張ってみるか」
#無謀。(^_^;)
と、なるべく根元を持って「うぉッ」と力をいれて引っ張る・・・抜けました。
線の中心からは金属棒が出て、内部の絶縁体に沿うように折れ曲がっている。コネクタの中では、端子に線の外側からカシメてあるだけのようだ。
「コレだったらなんとかなるな・・・」
と、残りのプラグコードも全部、端子を引っ張って抜いた。(^_^;)
調子に乗って抜いていると、何本か、中心の金属端子が抜けて、端子側に残ってしまったり、そのまま抜け落ちたりしてしまった。
「しまった・・・心線が折れたか?まぁ、ちょっと短くなるけど、また被覆を剥けば、新しい心線が出てくるでしょ。」
と思って、抜け落ちた心線は、ゴミ扱いでベランダに放置しっぱなしにしておいた。
で、プラグコードを部屋に持ち込み。インチキノロジーの作業に入るが、その前に、心線が折れて抜け落ちたコードの被覆を剥いて、新しい心線を出さなければ。
1cmぐらいゴム被覆をカッターで落として、中の絶縁体も切り落とすと・・・
「あや?心線が無い・・・そんな奥から折れたのか?(-_-;)」
で、さらに1cmぐらい切り落としてみる・・・が、やはり心線が出てこない・・・そんなバカな。
って、よーく見てみると、中心のあたりにはものすごく細い金属線がコイル状になって巻かれているのであった・・・つまり、端子の部分だけ太いしっかりした心線が差し込んであるのであった。(・o・)
慌ててベランダに行って、ゴミ扱いで放置していた「抜けた心線」を拾い集める。(^_^;)
とりあえず、紛失せず、全部拾い集める事ができた。
#でも、たとえ紛失したとしても、ホッチキスの針とかでも大丈夫そうだけど・・・
で、心線を挿して、導通をチェックしてみる・・・約3kΩの導通。というわけで、心線の謎も解けたところで、網線を通す作業に突入。
網線の長さは、プラグコードを通す部分と、エンジン部に接続する為の余裕を25cmとる。
で、通す部分に横穴をあけて、シャープペンとかを中に通して、つぶれている状態の網線を空洞状にする。
で、プラグコードを横穴から通して網線の中を通す。
網線を通したら、熱収縮チューブを通して、ライターで炙ってピッチリ縮める。
そして、網線の端っこにエンジン取り付け用の金具を取り付ける。
さて、このままではデスビ側の端子が外れたままなので、取り付けなくては。
引っ張って抜いたので、端子のカシメ部分は閉じたまま。ラジオペンチを穴から突っ込んでカシメを広げる。
で、線に心線を取り付けてから、端子の穴に奥まで突っ込み、端子の外側からペンチで「ぎゅー」とこん身の力を込めて中の金属部分をカシメる。
で、1本できあがり。
コレをあと7本・・・結構疲れるッス。
・・・・・
さて、3時間ぐらいかけて、全部のコードに網線を巻き終わる。
が・・・前の故222SEについてたプラグコードって、一本交換した形跡があって、他と違った形の端子がついてる。
抵抗値を計ってみると、他のが2〜3kΩなのに、この交換されたやつだけ20kΩもある(2番プラグ、右バンクの真中)・・・1本だけこんな状態なのはイヤなので、これは、今ついてるプラグコードを使う事にしよう。
あと、デスビに一番近い6番(左バンク一番手前)のプラグコードが・・・どうやら中で断線しているようだ・・・導通が無いので、コレも使いたくない。
#どうせ高圧がかかる線だから、断線してても、火花飛ばして電気は進むから動くんだろうけど・・・
というわけで、2本は今車についてるやつを外して、から網線加工して戻す事にする。
駐車場に向かい、ボンネットを開け、プラグキャップを「ポンポンポン」と6本外す。
#外すのは楽だ。(^_^;)
デスビ側も外す・・・が、右バンクのプラグコードはスロットルバルブのしたを通っているので、スロットルボディ手前にある「吸気の二股」を外さなければ・・・
二股に繋がってる吸気パイプのホースバンドを緩めて抜き、二股を固定しているスプリング付きのボルト3本を緩めて二股を取り外す。プラグコード3本を束ねているリングも取り外し、左右バンクともプラグコードを外した。
この際、プラグコード3本を束ねているリングはもう使わないので、そこを固定してあった六角ボルトは元に戻してしっかり締めた。
プラグコードを持ち帰り、2番と6番のプラグコードのデスビ側の端子を引き抜き、束ねているリングから抜き取る。
コレがまたキタナイのなんの・・・手が真っ黒になってしまった。網線加工する2本だけマジックリンで掃除して、他はビニールに詰めてベランダへ・・・
#また数年放置される運命か・・・って調子悪かったら戻さなきゃね。(^_^;)
2本のプラグコードを部屋に持ち込み、インチキノロジー加工を施す。
#まずい、もう4時をまわっている。今放置したら車が動かないままになってしまう・・・急げ。
加工終了後、プラグコードとラジオペンチ、ニッパーを持って駐車場へ急ぐ。
で、取り付けに掛かるが・・・プラグキャップを取り付ける時にはまだ外さなければならない部品が・・・右バンクのプラグコードは、スロットルボディのしたを通っているというのは前述した通りなのだけれど、プラグコードを外す時には通った隙間が、インチキノロジー加工で線が太くなったので隙間を通らなくなった・・・スロットルボディも外さなければ・・・(-_-;)
スロットルワイヤーの先端についてる「ドラえもんの手」のような部分の針金を外してスロットルワイヤーとスロットルボディを分離、そして6mmの六角レンチでボルトを4本外し、スロットルボディをサージタンクから分離・・・
#と作業している時に夕方5時を知らせる音が聞こえてきた・・・まずい。
「う〜む、吸気バイパスや、スロットルボディに結構汚れが溜まってる・・・」
ここまでバラしたんだから、エンジンコンディショナを突っ込みたいところであるが、そんな時間は今は無い・・・(-_-;)
これで、右バンクはOK・・・でも、まだ外さなければならない部品が・・・3vビトルボエンジンでプラグ交換をする際の最大の難所。4番プラグ(左バンク一番奥)
プラグキャップを抜く時は引っ張るだけなのでなにも外さなくてイイのだけれど、ハメる時は、エアクリーナカバーが邪魔なので、エアクリーナケースのネジを緩めて、少しずらす必要がある。
吸気の「ゾウの鼻」を外し、ゴムバンドを外しエアクリーナを取り外す。
ケースをサージタンクに固定している3本の六角ボルトを外し、バキュームホースを外し、ねじ込み式になってるニップルを取り外す。
これで、エアクリーナケースがちょっとだけずらせるので、なんとか工具が入る・・・
で、左バンクのプラグキャップも何とかハマった。
#ちなみに、ラジオペンチを使ってプラグキャップを差し込んでます。
#差込が緩いと明らかにパワーが落ちるので、キャップ内の金具はしっかりプラグの頭に差込ましょう。
さぁて、で、今回のインチキノロジーで最も肝心のアース線は何処に固定しようか・・・とプラグ周りを見渡すと・・・キャップのスグ脇にあるエンテークマニーホールドの六角ボルトが手ごろだ・・・
最初は六角レンチでトライしたが、堅くて外れない。
が、サイズが6mmなので、これなら、ラチェットにつけれるソケット型の六角を買ってある。
ユバーサルエクステンションに6mm六角ソケットをつけ、気合で緩める。
ボルトを外したら、網線の先につけた丸穴端子をボルトに通して、ボルトを元の位置に力いっぱい締め込む。
#規定トルクわかりません。(^_^;)
これをプラグ側は6箇所。
さて、外した、スロットルボディ、吸気二股、エアクリーナ等を元に戻して、番号を間違えないようにデスビにプラグコードを接続。
デスビからIGコイルまでのコードも交換して、網線は、IGコイルの固定ボルトの部分に接続。
一通りの作業が終わり、時間は夕方5時半。一応、プラグの番号だけはしっかりとチェックし直して、セルを回す。
一発でエンジンは始動した。アイドリングもバラつきは無く正常なようだ。
とりあえず、エンジン止めて家に戻って、手を洗ってから、クリーニングに出してある冬物スーツなどを取りに行きがてら試運転に出る。
「なんか中低速トルクが増したような気がするのは・・・やっぱ気のせいかなぁ・・・」
#「思い込み」ってのは重要です。(^_^;)
さしあたって、異常は無いし、改善されてるような気もする・・・
エンジンの吹けは「軽く」はなってないのは判るのだけれど、車は軽くなったような感じがする。つまり中低速のトルクが増したと・・・
#高回転まで回すと、ぜんぜん判らないぐらい元からパワーがある車なのでなんとも言えないんですが・・・(^_^;)
まぁ、所詮3000円もかかってないような改造ですから・・・(^_^;)