1998/09/06

 先週の遠出では、ミッションのあたりから強力な異音がして冷や汗をかいてしまった。(^_^;)

 先週末起こった出来事をこの一週間じっくりと考えてみた。

 ウナリ音は、室内から聞いていると、ミッションのあたり、というか、カーステの奥あたりから聞こえてくる。
 がしかし、クラッチを切っても音は鳴りつづけている。つまり、どうやらミッション本体ではなさそう。
 音がしているときに、ハンドルを切るとウナリ音が激しくなる。また、エンジン回転を上げても回転に比例してウナリ音は高くなる。

 となると、冷静に考えれば、音の原因はパワステポンプ・・・となる。(-_-;)

 では、なぜ、ウナリ音がするのか?

[証言1]水口電装のメカニックのお話
 「ハンドル切るとウナルってことは、ポンプがエア噛んでるんじゃないですか?」

 では、なんでエアを噛んでいるのか?

[証言2]222Eの勘山さんのお話
 「パワステポンプからものすごい音がしたと思ったら、ポンプ側の電動ファンが止っていて、フルードが沸騰して、液は白濁しておりました」

 というわけで、朝一番でパワステフルードのリザーバタンクを開けてみると・・・確かに真っ白い膜が表面に張っている・・・(-_-;)
#ただ、この白い膜は、エンジンかけてポンプが動きだすとフルードに混ざって消える。フルードには透明感はない。(-_-;)

 やはり音の原因はパワステポンプなのか・・・?

 電動ファンはちゃんと両方とも動いているけれど・・・前から気になっていたのが、

 「ちゃんと速く回ってるの?」

 もしかして電動ファンがゆっくり回っていたとしたら・・・もちろん、LLCの冷却効率は落ちるし、合わせて、パワステフルードの冷却効率も落ちるはず。

 というわけで、電動ファンのオーバーホールを行うことにした。(^_^;)

 電動ファン自体は、先日ラジエタの洗浄を行ったときに外しているので、外し方はわかっている。

 バッテリを外して、電動ファンのコネクタを抜き、電動ファンを固定してるボルト6本を外す。
 次に、車の前に立って右側の吸気パイプがジャマなので中央の二股側だけ外して、ラジエタのフィンに注意しつつ電動ファンを取り出す。

 で、家に持ち帰りベランダで分解作業開始。

 裏のネジが八本あったのでとりあえず外してみると、それだけで、分解できた。
#なんか拍子抜けした(^_^;)

 で、中の状態は・・・

  

「うぇ〜〜〜〜こりゃヒドい」

 こんな粉塵まみれでよく動いてるなぁ、という状態。
#ブラシはまだ十分残ってるけど。(^_^;)

 エアスプレーで粉塵を吹き飛ばしつつ、分解を進める。
 コアの周りが、磁石がついた金属部分で隠れているので、取り外したかったのだけれど、なんか、引っ張ってもとれない。(-_-;)

 強く引っ張ると、確かに外れかけるのだけれど、なにか反対側に引っ張るものがあるようで、「断線したらヤだなぁ・・・」と思いつつ、なかなか思い切って引っ張れなかった。(^_^;)

 でも、どうみても磁石しかついてないし、浮かして見ても、配線らしきものはみあたらない。というわけで、「エイヤッ」と引っ張ってみると・・・抜けました。(^_^;)
 単に磁石が強力で、コアの金属から離れたくなかっただけみたい。(^_^;)

 コアも露になったところで、さらにエアスプレーで粉塵を吹き飛ばす。

 さらに、ファンのフィン側から心を小さな金槌で軽く叩いてやると、「でるわ、でるわ」隙間から「たっくさん」の粉塵の塊が落ちてきた。
 完全に粉塵が出なくなるまで軽く打撃を加え、その後エアスプレーで再度キレイにした。

 あとは、元通りに組みなおすだけなのだけれど、さっき苦労して取り外した磁石のついてる金属部分を取りつけたあと、ためしに回してみると、

 「なんか、コアにあたるなぁ・・・」

 中心がずれているように斜めになっている。

 「もしかして、叩いたせいで、歪んだかな?(-_-;)」

 とアセったけれど、もう一度外して良く見たら、磁石の金属部分には窪みがあって、はめる位置がずれてるだけであった。

 ちゃんと合したらスムースに回るようになった。(^_^;)

 続いてブラシを取りつけ、蓋を閉じた。
 もうひとつのファンも同様な作業をして、再び車へ。

[注]
 もし、この作業をやる方がいましたら、
#いないか・・・(^_^;)
 マスクした方がイイです。
 この作業のあと、鼻かんだら、真っ黒でした。(-_-;)
 さらに、この作業の直後にタバコ吸ったら、喉の奥の方でなんか煙が甘かったです。
 私はダイブ吸い込んでしまったみたいです。あぁ、もう明日までの命かも・・・なんて(^_^;)

 で、外した時と逆の手順で、電動ファンを取りつけ、バッテリもつないでエアコンをかけ、ファンが回ることを確認。
 「気持ち」風が強くなったような・・・(^_^;)
#ストロボ式の回転計測機でもあれば、効果が数値でわかるんだけど、もちろんそんなものは持っていない。(-_-;)

 そして、試運転に出る。
 症状を出すには、エンジンを結構回しつつ、しばらく走らなければならないので、とりあえず、走り出してから、

 「どこに、行こうかな(^_^;)」

 と考えていたが、先週、バルブ切れ警告灯が点いたのを思いだしたので、替えのバルブを購入するため、いつも行っているDIY屋に行くことにした。

 いつもなら、2速3速で走るところを、2速固定で走っていると、DIY屋に着くころには軽くウナリ音が出始めていた。
#電動ファンはハズレだったらしい・・・

 たしかに、良く考えれば、先週末は渋滞もなく、快調に走っていたのだから、パワステフルードの冷却に電動ファンは関係ないのであった。(^_^;)
#分解する前に気づけよ−>自分
#でも、まぁ、無駄な作業ではなかったと・・・(^_^;)

 駐車場に停め、「ハっ」と気がついた。

 「ポジションランプって、どんな形の何ワット?(^_^;)」

 カッコ悪いけど、駐車場で、レンズカバーを外して、現物を取り出すと、12v10wだった、レンズカバーは外したまま、店に入る途中に歩きながらマジマジと外した電球を眺めると、

 「ありゃ?、切れてないんじゃないの?(^_^;)」

 とは行っても、また駐車場まで戻って、確かめるのもめんどくさいし、「予備があってもイイや」と同じ規格の電球を二個セットで230円で購入。

 駐車場に戻って、元の電球を取りつけグリグリしてみると、案の定、ちゃんと点いた・・・
#ただの接触不良だったのね・・・(^_^;)
#もちろん、警告灯も点かなくなった。

 さて、電動ファンがハズレとわかった以上、ポンプ周りを外すことが考えられるので、ついでに先日パワステフルードを交換した水口電装まで行って、この前入れたBMW純正ATFを1600円(1L)で購入。

 そして、帰りも2速固定で帰路につくと、みるみるウナリ音が出始めた。(-_-;)
 家に帰り着くころには、ハンドルきると、「むぅぉおぉぉぉお〜」と、かなり激しい音がしている。ハンドルを切らなくても回転を上げば、「みゅぅううぅう〜」と唸っている。(-_-;)
#駐車場に入れるのが大変でした。(^_^;)

 停めてすぐ、エンジンはかけたまま、ボンネットを開けて、パワステポンプの近くに耳を当てつつ、手でスロットルをあけ回転を上げると・・・確かにパワステポンプから音がしている。(-_-;)

 むぅ・・・原因は・・・何だ?