1999/03/21
さて先日、無事車検も終わって、こんどは「この車の価値を上げる」事に専念するつもりであったのだけれど・・・
この3連休も雨・・・神様のいぢわる・・・(T_T)
しょうがない、家の中でヴァーチャル車イジりだ。(^_^;)
おもむろに、マセ(故222SE)のECUをパーツ保管箱から取り出し分解してみる。
今まで、2つあるECUを分解して、載ってるパーツをチェックしながらマジマジと見たことは無かったのでちょっと新鮮な感じ。(^_^;)
今まで、222のインジェクションシステムは、何かの本で読んで「WEBER」だと思っていて、確かに助手席足元左側のECU(IAW04C)には「WEBER」の文字が入っていたのだけれど、助手席足元右側のECU(MED602F)には「MagnetiMarelli」の文字が・・・
で、去年のNewYearMeetingで入手した222SEのカタログを見てみると。
#電装系の配線概要が書いてある。
インジェクション(燃料系)はIAW04Cで、イングニッション(点火系)はMED602Fで制御しているらしい・・・
クランクシャフトセンサとカムシャフトセンサと負圧センサからそれぞれのECUに信号線が延びているところを見ると、2つのECUは独立して動いているように見える・・・(ホンマかいな(^_^;))
で、それぞれを分解して、載っている主要ICをチェックしてみると、
[MED602F](イグニッション/MagnetiMarelli)
・EF6803U4PV(DIP40/SGS-Thomson)
・MC14442P(DIP28/Motorola)
・L482(DIP16/SGS-Thomson)
・2764(DIP28)
[IAW04C](インジェクション/WEBER)
・EF6803U4PV(DIP40/SGS-Thomson)
・MC14442P(DIP28/Motorola)
・MC6840CPR(DIP28/Motorola)
・27128(DIP28)
2764と27128は汎用的なEP-ROMなので、普通のROMライタさえあれば、書き換えは簡単そう。
#どう書き換えるかは問題だけど・・・(^_^;)
#さらに書き換えたところで、試す車もないけど。(-_-;)
で、残りのICのうち・・・
MED602Fに載っている「L482」は、いつだったかの「なんとかフェア」だか「なんちゃらエキスポ」だったかに行ったときにSGS-Thomsonの製品一覧を貰ったのを思いだし探してみてみると、L482は「イグニッションピックアップコントローラ」とある。MED602Fがイグニッション系のECUであることは間違いないらしい・・・(^_^;)
IAW04Cに載っている「MC6840CPR」は、WWWで検索してみたところ、「MC6840 Programmable Timer」の記述を見つけたので、これでインジェクタの燃料噴射時間を調節しているのかな?と想像できる。
さらに、どちらのECUにも共通しているICのうち、「MC14442P」は、同様にWWWで検索してみたところ、「MC14442 8bit Analog to Digital Convertor」とあるので、各種センサからのアナログ信号の変換につかわれていると想像できる。
で、残る40Pinの「EF6803U4PV」。
どう考えても、CPUなんだけど、SGS-ThomsonのHPには載ってないし・・・「6803」ってついているところから、MotorolaのMPU「6803」のOEM品ではないか?と想像はできるのだけれど・・・確証はない。
さらに検索を進めると、Motorolaからは「MC6803U4」なる「6803」ベースの組込機器用のマイコンチップが出ていて、「EF6803U4PV」はそのOEMらしいことが判明。
さて、突然ですが、普通「ROMチューン」というと、ECUのROMの部分にマップトレーサなる物を接続して、車を動かしながら、燃調や点火タイミングを決めるためにCPUがアクセスしているROMのアドレスを探すのらしいのであるが・・・
私には、マップトレーサが無いばかりか、肝心の車が無い!(^_^;)
でも、ECUにどんなプログラムが入っているか、どんなデータが入っているのか見てみたいぃぃぃ!
で必死になって、CPUの特定をしてみました。
CPUが判れば、ROMに書いてあるプログラムを逆アセンブルして読むことができる。
6803用の逆アセンブラはフリーソフトで発見して、WWWから既にダウンロードしてある。
が、ここで問題が一つ・・・物理的にROMが読めないのであった。
#ROMのリーダーを持っていない。(-_-;)
でもでも、ROMの中身を見たい欲望は高まるばかり。 (^_^;)
というわけで、5分後にはEP-ROMライターを購入する決意を固め、その日のうちに秋葉原へGo!
#ROMライターがあれば読み書き可能
ROMライタは過去にも何度か「欲しい!」と思ったことが何度かあったので、だいたい目星はつけてある。
#それに、車以外でも使うでしょ、きっと。(^_^;)
普通、完成品のROMライターというと、安くても5万、高ければ「ン十万」もする代物なので、ジャンクででもなければ私にはとても手が出ない。
で、電子キットでおなじみの秋月電子からROMライタキットが出ているのでこれを購入。お値段は9000円なり。
#2764/128/256が読み書き可能
さらに、実際書きこむことを考えれば、EP-ROMを消す機械(ROMイレーサ)が必要になるのでついでに購入(5800円)。
#こっちは完成品
替えのEP-ROMは中古品で27128を2個(500円)購入。
#2764は手持ちが2個あったので買わなかった。
で、帰宅。
カミさんからは「なにソレ?」と、いかがわしげな目でみられたけれど、「いろいろ便利なもの」と答える。(^_^;)
「はやく作りたい」とも思うけれど、夕飯の時間になってしまったので、組み立ては後日という事で・・・
にしても、今回はゼンゼン「テーマな日々」じゃないなぁ・・・(^_^;)
「テーマのECUは?」
いまだノーチェック。(^_^;)、どこにECUがあるかも知らない状態。