1998/11/09
マセで事故ってしまった翌日、会社を休みにしてあったのを幸いに、いずれ近い未来に廃車になるであろうその車体から、使える部品を取り外しておこうと思った。
昨日の事故から、東京の方までのレッカーと壊れた車の置き場を確保していただいたMCOJのB氏のところへ、昼過ぎに222Eの玉川さんと向かった。
朝一番で目覚めたときは、昨日ちょっと痛かった背中の痛みがまだ抜けてなかったので、一応、朝一番は近所の病院に行ってみた。
結果はお決まりのように、「かるい鞭打ちです」・・・(^_^;)
でシップを貰った。
それから、電車で玉川さんのところに向かい、そこから玉川さんの222EでMCOJのB氏のオフィスへ向かう。
1時間ほどでB氏のオフィスに到着し、私の222SEの状況を聞いた。
「やっぱり、もうダメだねぇ・・・屋根まで歪んじゃってるから、なおすと300万以上は確実・・・」
予想していたこととはいえ、やはりショック。
が、廃車になってしまうのはしょうがない。そのために玉川さんと部品を取り外しに来たのだから・・・
もう一つ、B氏にはお聞きしたいことがあった。
#B氏は中古車販売もやっているのであった。
私「50万以下ぐらいでなにかありませんか?」
B氏「う〜ん、今あるのだと、サーブ900とゴルフ2とランチアテーマだねぇ。すぐそこだから、見ていく?」
というわけで、B氏の中古車販売店へ移動。
サーブとゴルフは一見して問題外であった。なぜならAT車・・・(^_^;)
してテーマはというと・・・5MT(^-^)
正直言って、外装は所々凹んでいて、一部塗装がはげているところもある・・・が、外装などはどうでもイイ。問題は駆動系とエンジン。
エンジンをかけてもらって、アイドリング具合をみると、大変安定している。
シリンダブロックにオイル漏れの跡が激しくあったけれど、それは、カムカバーからで既にパッキン交換済みで、オイル漏れは止っているとの事。
エンジンが冷えている状態でのファーストアイドルがメータ読み1000rpm以下だったので、「もしかしてファーストアイドルが死んでる?」とも思ったけれど、暖気が終わったら600rpmまで落ちた。(^_^;)
「ちょっと一回りしてみる?」
とありがたいお言葉。
一回り走ってみることに。
乗りこんで、シートを合そうとするが・・・
「おぉ、パワーシートではないか!」
マセはリクライニングだけだったけれど、テーマはリクライニングに加え、前後と上下も電動で動くのであった。(・o・)
が、ミラーを合せるとき、イヤなことに気がついた。
「運転席側のサイドミラーにヒビが入ってる・・・」
これはさすがに困るが、とりあえず無視して出発。
ステアリングは、マセより重いけれど、ステアリングを切ることによって異音は発生しない。
足回りは「フニャフニャ」。こんなもんなのかもしれないけれど、段差を越えた際に揺れが収まりにくいので、やっぱダンパーはダメかも。
クラッチはちょっとジャダが発生してる。もしかして交換時期?
が、エンジンはすこぶる調子が良い。
ちゃんと上まで回るし、スムース。レスポンスも良し。
シフトはグニャグニャしてるけれど、シンクロはしっかりしていて、走行中でも難なく1速に入るし、ギアを入れるときに「ガリンゴリン」とイヤな音もしない。
外装がボコボコな割には、エンジン、駆動系はちゃんとしているように見える。
ひとまわりしてきて、試乗を終えるころには、
「次のマセまでのツナギはコレで決まり!」
と・・・(^_^;)
#やはりポイントは「自分で直せないような壊れ方はしなさそうな感じがした」から。(^_^;)
私「ところでコレ、おいくらですか?」
B氏「現状で30万」
私「本気で考えさせていただきますm(__)m」
と言ったところ、
「このまま、乗ってっちゃってもいいよ。奥さんに見せてみたら?」
と、なんともありがたいお言葉。
というわけで、そのままテーマに乗って、マセの運ばれている修理工場へ向かう。
修理工場の裏で、私のマセは「ひっそり」と眠っていた。
玉川さんにお手伝い頂き、かなりのパーツを取り外すことができたけれど、さすがに日没後は、なかなか進まない。
何点か取り残しがある状態であきらめ、外したパーツをテーマに積み込んだ。
帰り道、環八は渋滞していたのだけれど、渋滞でもエンジンの調子は全く変わらない。90度過ぎで電動ファンが動き出し、水温はほぼ90度で安定している。
あとはカミさんの承諾を得るだけ。
家に帰り、
翌日のカミさんの感想は「なんかジジくさい」だったけれど、値段で納得したみたい。(^_^;)
翌水曜日、B氏に電話し、
「購入させていただきます。m(__)m」
と。
というわけで、次の愛車は90年式ランチアテーマturbo16vとなりました。