2007/10/06

 先週、電磁クラッチのコイルを、Visionさんでリビルト品に交換してもらって、

 「さ〜て、これでエアコンもバッチシだね」

 と思っていたんですが・・・
 先ほど、買い物に出たとき、10月とは思えない暑さだったので、エアコンのスイッチを入れたところ、さっそく効かなくなってました。(-_-;)

 え〜、Visionさんの名誉の為に念押ししておきますが、先週、電磁クラッチコイルの交換をした後は、問題なくエアコンは動いていましたし、依頼したのはエアコン修理ではなく、「電磁クラッチコイル交換」なので、エアコン関連のほかの部位の点検は御願いしていません。

 で、さしあたり、出先で確認した感じでは、

  ・電磁クラッチが動いてない
  ・コンプレッサリレーのヒューズは切れてない
  ・リレーを抜き差しすると、リレーは動作しているのでリレーまでは電気が来ている

 までは確認できた。
 なので、あとは家の駐車場で確認します。

 ・・・・・・家に戻って一息ついたとこ・・・・・・

 先週、電磁クラッチのコイルは交換したし、リレーは動いているので、リレーからコンプレッサまでの配線のどこか・・・になるのだけれど、

 [コンプレッサリレー]−[リキタンのガス残検知スイッチ]−[コンプレッサの温度センサ]−[電磁クラッチ]

 という配線のはずなので、まずはリキタンのガス残検知スイッチから。
 とりあえず、楽観的に接触不良を疑って、エアコンオンの状態で、手でコネクタをグリグリしてみると・・・

 「カチンッ」

 と、電磁クラッチが動いた。
 いきなりヒットです。(^_^;)

 と思ったのもつかの間、コネクタから手を離すと、また電磁クラッチが離れてしまうのよね・・・
 どーやら、単純なコネクタ端子部分の接触不良じゃない感じ。

 あれこれ試してみると、どうやら、ガス残検知スイッチ側の平型端子を、脇から押さえると、押さえている間だけスイッチがつながるみたい・・・むぅ・・・なんて壊れ方してやがる。

 とりあえず、ホントにガスが無い(抜け切った)・・・という可能性もあるので、ガス残検地スイッチからコネクタを外して、直結状態で、エアコンを動かしてみる。
 ホントにガスが無くて長時間動かしたら、コンプレッサが焼きつくので、エンジンをかけてすばやく、エンジンルームに移動、そして、リキタンのサイトガラスを目視。

 すると、白いくアワアワしているので、満タンではないにしろ、ちゃんとガスがあるらしい。ガスがある事も確認できたので、ゆっくり車内に戻って冷風具合を確認する。

 「ちゃんと涼しい」

 やっぱ、単に、ガス残検知スイッチがイカれてるだけらしい。
 本来なら、リキタンごと交換なんだろうけど、そうなると、リキタン本体以外にも真空引き→ガス再注入と、かなり大事になる。かといって、このスイッチが無いと、仮にこの先、ガスが漏れてスッカラカンになったような状況でエアコンを動かすと、コンプレッサが焼きつくリスクがある・・・

  「う〜ん」

 悩んだ挙句、ここは自己責任で、ガス残検知スイッチをバイパスしたままにする・・・で対処。

 さて、これで一応、エアコンは動くようになったけれど、せっかくなので、この先の事を考えて作業を続ける。

 今まで、夏の超暑いときなんかだと、エアコンが時々お休みしてしまって、なかなか困った事態に、しばしば遭遇したのだけれど、これは、コンプレッサについている保護用の温度センサが反応して、コンプレッサが動かなくなっていたと想像している。

 で、この温度センサを配線的にバイパスすれば、どんなに暑くてもエアコンはお休みしないわけで、このバイパス処理も今ついでにやってしまおう・・・という話。
#無論、保護回路が無くなる事になるので、リスクはありますけど。
#あぁ、今日の作業は自己責任のリスクばっかり・・・って、いつも自己責任か。(^_^;)

 MIEのサービスマニュアルによれば、リレーからコンプレッサ電磁クラッチまでの配線は前述の通り、

 [リレー]−[リキタンのガス残検知スイッチ]−[コンプレッサの温度センサ]−[電磁クラッチ]

 となっている、これはプラス側の配線で、マイナス側はコンプレッサ本体からエンジンブロック経由でバッテリのマイナス端子までつながっている。

 んが、実態はというと、

 [リレー]−<平型コネクタ1>−[リキタンのガス残検知スイッチ]−<平型コネクタ1>− →
  → −<ギボシ端子1>−[コンプレッサの温度センサ]−<ギボシ端子2>−[電磁クラッチ]

 となっていて、<ギボシ端子2>からは、さらに白い配線が分岐して、平型端子を経由してどっかにつながっているらしい。
 この白い配線は・・・サービスマニュアルのエアコン関連の配線図にも載ってないし・・・なんだ?

 温度センサのバイパスが目的なんで、この白い配線が無ければ、単純に、<ギボシ端子1>と<ギボシ端子2>を直結配線するだけなんだけど、この白い配線の先でやってる事次第ではちょっと怖い。

 白い配線を追っていくと、コンプレッサからバッテリの脇を通り、リザーバタンクのあたりで、赤白の配線に変わり、そこからリレー群のあたりを通りぬけ、ヒューズボックスは通らずに室内に行っているようだ。
#配線チューブに阻まれて、定かではないのだけれど・・・

 室内に通している部分が、ECU系の配管チューブなので・・・いく先はECUだな・・・と(勝手に)想像。ECUだとなれば、エアコンオンでのアイドルアップなどの制御に使っていると(勝手)に想像する。
#ホントにそんな制御してるのか?(^_^;)

#後からわかりましたが、このECU行きの配線も、サービスマニュアルのエンジンコントロール系の配線図の中に記述がありました。

 となれば、温度センサのバイパスに関しては、この白配線は気にしなくてよいわけで、悩む事なく、<ギボシ端子1>と<ギボシ端子2>を直結。
#実際は、<ギボシ端子1>と白配線の平型端子が位置的に近いので、これらを直結。

中央に見える白カバー内の平型端子とその脇のギボシを直結

 実のところ、<ギボシ端子1>と白配線の平型端子を直結すれば良い・・・的な話は、先週、Visionに行った際、本間さんから聞いていたのだけれど、良くも悪くも「雑談」の話だったので、一応、自分が納得できる裏が取りたかったという話なんですけどね。
#って、ちゃんと裏とってないじゃん(ECU行配線の事)→自分(爆)

 さ〜て、これで来年の夏は、猛暑でも大丈夫・・・かな?