2006/05/02
昨日、なんとか車検が通ったところで、今日は、クラッチマスタの交換をします。
#これで、やっと室内ダダ漏れ状態から開放される・・・
作業は、エンジンルーム側と室内側と両側から行う必要があって、一人ではできないので、222E玉川さんにご協力頂いての作業です。
んで、天気は雨と、車イジりには「いや〜ん」な状況ですが、玉川邸ガレージでの作業なので、雨でもへっちゃらです。
#週間天気予報ハズれまくり。(-_-;)
朝10時過ぎ、玉川邸に到着。早速作業に入る。
まずは、クラッチペダルとクラッチマスタのロッドを分離する。
ボルト/ナットを1本外すだけなのだけれど、レンチは2本いるし、室内足元の作業って事で、結構キビしい体勢。
ついでに、モレまくってるフルードを、パーツクリーナでキレイにする。
#作業性確保のためなので、マスタ周りだけ。
次に、クラッチマスタとリザーバタンクをつないでいるホースを、リザーバタンク側で外して、マスタの取り外しに備える。
尚、リザーバからホースを抜くと、トーゼンのようにリザーバの穴からフルードが流れ出すが、これは適用な容器でキャッチする。
んで、マスタの取り外しにかかるのだけれど、
クラッチマスタは、ヒジョーに狭い位置に配置されていて手が入らず、フツーのレンチでは厳しいので、昨日、ストレートにてハーフムーンレンチを購入済み。
玉川さんが、エンジンルームでレンチを使ってボルトを押さえ、私が室内からナットを外す。
で、ナット自体は簡単に外れたのだけれど・・・
「マスタが抜けませんね・・・」
マスタシリンダの前には、燃料ホースやらバキュームホースやら、配線やらがウジャウジャあって、マスタが抜き出せない。(-_-;)
それに、このままだと、マスタのブーツの部分を傷つけてしまいそうだったので、もう一度室内に入って、ブーツも取り外す。
二人で試行錯誤しつつ、押したり引いたりアレコレ試してみたものの、最終的には燃料ホースがどーしてもジャマで抜き出せない。
#この試行錯誤で1時間ぐらいはかかったかも。
しかたがないので、「急がば回れ」という事で、マスタ前にウジャウジャある物のうち、よけれるものはじゃんじゃん外してよける。
#チャコールキャニスタに繋がるバキュームホース
#イグニッション関係の配線
#ブレーキランプスイッチの配線
#ブレーキ/クラッチフルードリザーバタンクの液量警告灯の配線
すると、ジャマだった燃料ホースを、クラッチマスタの前からよける事ができるようになり、なんとかマスタを抜き出す事ができた。
「ふぅ、これで片道終了か。」
さーて、あとは新品のクラッチマスタと交換だが・・・ん?
ちなみに、今回交換するクラッチマスタの新品は、玉川さんの手持ちストック部品なのだけれど、元の状態の物と比較してみると、以下の2点の部品が無い。
・ブーツ、ロッド
・リザーバへのホースを繋ぐコネクタ
どーやら、この部分は別売りのよーですな。
ブーツやロッドは、さほど傷んでいないし、再利用すれば良いのだけれど、リザーバへ繋ぐ部分は、かなり傷んでる事以前に、ミッチリとゴムで固定されている上にコネクタ部分は樹脂製なので、壊さずに外せる気がしない。
さーて、マスタを交換するには、このリザーバコネクタを移植しなければならないのだけれど、どーする・・・これで、コネクタを外したり、新しいマスタに取り付ける際に、割ってしまったりしたら、替えの部品は無いので、ここから車を動かせなくなってしまう・・・でも、これをハズさないと、先に進めない・・・
どーする・どーする?どーする・どーする?
・・・・・
「(☆ぴかっ)はっ!!!」
ひらめきました。
今ついているクラッチマスタは、室内からフルードがダダもれしているので、悪い部分はシール部分だけなのだ。
じゃ、一体で交換しなくても、内部のシールだけ交換すれば良いよね?
というわけで、まずは、新品マスタをバラしてみます。
見たところ、ロッドが繋がる部分のCリングを外すしかなさそうなので、外してみる。
・・・なんも起こらんな。これ以上バラせませんが・・・困ったな・・・
一瞬、途方にくれたのだけれど、ちょっとロッドが当たる部分を押し込んで見たら、反動で「ピョコン」と中からシールやスプリングが出てきた。
#軽く固着してたみたい。
中身一式を交換すれば良さげな感じですな。
というわけで、今ついているマスタも同様にCリングをはずして、中身を取り出す。
古い方は、結構フルードがドロドロしている状態になっているので、新品のフルードを使って、クラッチマスタの中を何回か洗う。
そして、新しいシールにフルードを軽く塗って、古いマスタ本体に入れ、元の通りCリングで固定する。
ふぅ。これで「漏れ」が止まれば良いのだが・・・
さしあたり、ここでキリが良いので、お昼ッス。
お昼は、玉川家特製カレ〜。
いやぁ、さすが特製なだけあって、美味しいです。ご馳走様でした。→玉川奥様
で、昼食後、作業再開。
午前中でマスタは組みあげてあるので、あとはこれを固定するだけ。
ハズすのに散々苦労しただけあって、固定は結構楽勝。
マスタのパッキンは新品に交換して、
ボルトを差込、例によって、エンジンルームからは玉川さんがボルトを固定、室内から私がナットを固定する。
このあと、フルードのエア抜き作業があるので、その作業の準備の為、玉川さんがエアクリーナケースを取り外している間に、私は、室内足元にもぐって、ロッド部分のグリスアップと、ブーツの取り付け、ロッドをクラッチペダルに固定。という作業を行う。
さて、ここからが結構メンドー。
クラッチのエア抜きを行うのだけれど、これも二人で行う作業になる。
#1人でもできなくはないが・・・
クラッチのレリーズシリンダにエア抜き用のネジ一体のコネクタがあり、ここにゴムチューブを取り付ける。
で、一人がクラッチペダルを「べかべか」と10回ぐらい踏んだら、レリーズのネジを緩めてエアを抜く。
この繰り返しとなる。
最初は、クラッチペダルは軽いのだけれど、だんだんといつもの重さに戻っていく。
20回だか30回だかぐらいこの工程を繰り返して、エアが出なくなるのを確認する。
で、エアクリケースを元に戻して、忘れずにマスタ前の配線・配管も元に戻して作業完了。
いやぁ、今回の作業、マスタを取り外すのに、えらく苦労したけど、よくよく考えれば、中身を交換するだけなら、室内からだけでできそうですね。
#厳しい体勢なので、かなり疲れそうですが・・・
私の車のクラッチマスタ交換作業の後、引き続き、玉川さんの車のステアリングラックブーツの交換作業を行ったのだけれど、こちらはお互い2回目という事もあって、比較的すんなり作業完了。
#実際は、ちょっとありましたが・・・それは玉川さんHPネタって事で。
で、お互いの車とも修理完了って事で、試運転がてら私の家まで走る。
クラッチペダルの位置調整をテキトーにやったので、
#というか、調整なんてしてない。
なんか今までより、ミートポイントが高い位置に来てる感じが違和感アリアリなのだけれど、これはなんとでも調整可能なので、後日調整って事で。
15分ほど走って家についてから、足元を見て、「漏れてない」事を確認してから私の車は置いて、玉川さんの車で、玉川邸に戻る。
へっ?なんで戻るかって?
そりゃ〜、これから呑むからですよ。
飲酒運転したくないですから。(^_^;)
・・・・・・そして玉川邸で、迷惑にもかなり呑んだくれたあと、電車で帰宅。
玉川さんへ。
車を置くのにお付き合い頂き、さらにその後の焼肉パーティ、堪能いたしました。ありがとうございました。m(_"_)m
また、車イジりにお付き合いいただければ幸いです。