2003/02/22

 今日は222の日!
 とは全く関係ないのだけれど、朝からガレージVisionに行きます。

 ヘッドはヘッドでオイル下がりで白煙モウモウなのだけれど、かねてから、ハブベアリングがダメ系な振動が出てて、Visionさんとこに入庫する事にしていたのだ。

 交換するのは、4輪分のハブベアリングと、デフフロントケースのベアリングの交換。
 おそらく20〜30万近い金額がかかると宣告されている。(^_^;;;)

 実を言えば、これに、これだけお金がかかるから、ヘッドは自分でやる事にしたのだ。(^_^;)

 朝、11時ごろ、ガレージVisionに着いて、ガレージを覗き込むと、ダレもいる気配がない。
 んで、事務所をノックしてみると、中からダルそーな本間さんが現れた。
 聞けば、風邪で発熱で大変な状態らしく、今日は作業どころでは無いらしい。
 休もうかと思ったそうなのだけれど、納車もあるし、入庫もあるし(私)というので、とりあえず店を開けているとの事。
#う〜ん、お疲れ様でございます。あまり無理しないでくださいね。

 代車をお願いしていたのだけれど、代車に乗っていっている方が、夕方だという事なので、夕方までは、なにがあっても帰れないのだけれど、実のところ、入庫だけで帰るつもりも無い。

 今日は、入庫意外に重大に使命があるのだ。

 ガレージVisionの敷地にある、スパイダの秋山さん所有の部品取車からヘッドを剥ぎ取るのだ。
 これが、私のヘッドOHのベースとなる。
#ホント、いつもいつもお世話になっております。m(_"_)m→秋山さん

 ん?以前、池田さんの430から剥がしたヘッドはどうしたのかって?
 う〜ん、去年友人が、タイミングベルトのコマズレでバルブがイってしまったという事で、譲ってしまったのでし。
 なので、OHベースのヘッドがどーしても必要なんス。

 とは言っても、外は雨。むぅ、作業できーん。(-_-;)
 というわけで、事務所で本間さんと話し込んでいるうちに、本間さんが乗っていた430についているカーナビの話になった。
 聞けば、地図CDも出てこないし、認識もしないらしい、という事で使い物にならない壊れ方になっているらしい。
 修理好きの私の事を知っているので、

 「よろしかったら、さしあげましょうか?」

 というありがたいお言葉。
 無論、断るわけもなく、さっそく430のドアを開けて貰って、取り外し。
 んで、どーせ代車を待つ身でやることもないので、事務所のテーブルを借りて、修理開始。
 確かに、電源を繋いでも、CDは認識しないし、イジェクトの蓋を開いても、CDが出てくる気配はない。

 というわけで、バラす。

 どうやら、CDが出てこないのは、蓋がスライドする時に、接触するはずのスイッチが、蓋が半空きで引っかかるので、接触せずスイッチが入らないのが、わかった・・・
 んで、なぜ、半開きで引っかかるのか・・・どうやら、蓋の金属部分がハズれかかって、動きが悪くなっているようなので、蓋をバラして、金属の曲がりを調整して、元にもどしたら、スムースに蓋が動くようになった。
 そのまま蓋だけ本体に組み付けて、イジェクトしてやると、ちゃんとCDが出てきた。(^ー^)
 そして、そのまま、CDを再度食わせてやると、何事も無かったようにCDも認識され、正常動作するようになった。(^_^;)
 なんで、蓋直しただけでCDまで認識されるようになったかはナゾだけれど、とりあえず直ったからイっか。\(^O^)/
 無事直ったので、ありがたく使わせていただきます。(^_^;)

 などとやっている間に小雨もやみ、作業ができるようになったので2時過ぎぐらいにヘッド剥がし開始。2度目という事で、だいぶ手馴れている。
 んが、この作業は、自分の車のヘッドを取り外す際の本番を想定して行うので気は抜けない。
 数本のエキマニナットを外した頃、222Eの玉川さんがやってきた。

 玉川さんにお手伝いいただき、以前死ぬほど苦労して外したエキマニナットも、かなり順調に外れ、左2本、右1本が残るのみとなった。
 この3本はソケットが入らないのだ。

 ここで、先日購入したUSAGパワーが炸裂。さすがに高い工具は、引っかかりさえすれば力が入る。3本のウチ、2本は外れ、のこり1つ、ガンコなのが残った。
 メガネ部分はちょっと引っかかるのだけれど、ほんのチョットずつしか回らない・・・ここで、様子を見に来た本間さんが助け舟をだしてくれた。

 「こっ、こっ、こっ、このレンチはぁ!!!」

 特製の肉薄メガネレンチ。さすがプロ!感謝感激感動でございます。ありがたく使わせていただきます。
 このレンチにより、アッサリ最後の一本ははずれ、続いて、左バンクのカムケース側のボルトを外す。
#本番までには、この特製レンチを作らないと・・・

 外側5本、内側3本のボルトでカムケースは固定されている。ボルトは簡単に外れるのだけれど、以前の経験から、ここで「ガバッ」っとカムケースを外してはいけない事がわかっている。
 バルブリフターとバルブの間には、隙間調整用の「シム」があるのだけれど、カムケースを「ガバッ」と外してしまうと、シムが「ポロン」と外れて、どこにハマっていたのかが、わからなくなってしまうので、慎重に取り外す。

 カムケースを取り外したあと、シムは後で位置がわかるように取り外して置く。

 続いて、ヘッドボルトを取り外して、ヘッドを外す。ここも、このまま外してはマズい。
 シリンダブロックには冷却用のLLCが溜まっているのだけれど、これを抜かないでヘッドを外すと、「どばぁッ」とLLCがハデにあふれて、シリンダ内にLLCが溜まることになる。
#つまり、エンジンオイルにLLCが混ざりまくり。(^_^;)
 なので、本番を想定して、LLCを抜く方法を考える。
 シリンダブロックより下で、LLCが抜けるところというと・・・ウォーターポンプだな
 というわけで、先にウォーターポンプを取り外しLLCを抜く。

 結構な量のLLCが流れたので、これで、大丈夫かな?
#ヘッドを外してみないとわからないのであった。(^_^;)

 シリンダヘッドは、ヘッドボルトに19mmのナットで結構強力に固定されているのだけれど、力さえ入れれば外れる。
 問題はここからだ。

 ヘッドは、ヘッドボルトに挿さっている状態なので、垂直に引き上げなければならないのだけれど、横からエキマニボルトがエキマニに挿さっているので、これを離した状態でヘッドを抜く必要がある。

 固着しまくっているヘッドガスケットをバールである程度剥がしたあと、玉川さんにバールでエキマニを開いてもらっている隙に、私がヘッドをヘッドボルトから抜き取る。

 抜き取りの際に、ほんのすこしLLCが流れ出た、まだLLCを抜かなきゃならないらしい。
 本番時は、ウォーターポンプを外したところから、細いホースでも突っ込んで抜き取りますかね。
 
 ふぅ、やっと、片側終わり・・・あともう一丁。

 カムカバーを外し、カムケースも慎重にはずし、シリンダヘッドも外すのだけれど、左バンクと違って右バンクは、エンジンルームの造り的にエキマニを広げる余裕が無いので、下からジャッキでエンジンを浮かせて、エキマニが広げれるだけの隙間をつくる。
ホントはエンジンマウントのボルトを外した状態で持ち上げるべきなのだろけど、それは本番でやる事にする。

 日も沈む頃、両バンクのヘッドが外れ、本日のメインイベント終了。
 いやぁ、玉川さん、ありがとうございました。一人ではとても外れなかったです。

 ヘッド剥がしをしている間に、私が今日お借りする代車も戻ってきたようで、代車のキャロルにヘッドを載せ事務所で、ホッと一休み。


 が、ヤバい、本間さん、相当ダルそうだ。
 というわけで、6時頃閉店。

 帰りは、玉川さんについて、キャロルで帰る。
 う〜ん、オートマ運転するのは、久しぶりで怖いなぁ・・・でもまぁ、慣れればオートマも悪くないなぁ。足に使うなら結構イイかも。
 休日の夕方なので、渋滞が心配だったけれど、意外と混んでなくて、1時間程で家に帰り着くことができた。

 にしても、ヘッド剥がし作業で疲れきりました。こんなんホントに自分の車でできるのか?(^_^;)