2002/09/19

 今日も天気がイイ。明日も明後日も雨は降らないらしい。

 「さーて、今日はヤルぞぉ」

 と意気込んで駐車場へ。
 かねてからの懸案だった、Vバンク内のウォーターホースを交換するのだ。

 交換する予定のウォーターホース6本と、インマニガスケットは、だーいぶ前に入手してある。
#確認したら、去年の12月だった・・・もう9月やん・・・ズボラ度を再認識した感じ。(^_^;)

 ボンネットを開けて、バッテリのマイナス端子を外して作業開始。
 マズは、エアクリーナケースの取り外しから。

  エアクリーナケースのゴムバンド3本を外して、エアクリーナとケースの蓋を取り外す。
  エアクリーナケースとサージタンクを固定してるネジを4本外す。
  #1本は、穴が貫通しているボルトで、燃圧レギュレータと負圧ホースで繋がっている。
  ボロ雑巾をインジェクタまわりに敷いて、2本の燃料パイプを外す。
  エアクリーナケースの左右に付いている、吸気パイプと、ブローバイ循環ホースを外す。

 これで、エアクリーナケースが分離。うぅ、やっぱ、毎回思うけど、燃料系を外すとガソリン臭くてかなわんなぁ。(-_-;)
 次に、インジェクタに燃料を供給する為のサージタンク裏の燃料ホースを外す。
#マスマス臭くなる。(-_-;)

 次は、スロットルバルブ周り。

  吸気の二股についている2本の吸気パイプを外す。
  吸気の二股に横から挿さってる吸気温度センサのコネクタを外す。
  吸気の二股右側からサージタンクに伸びている吸気バイパス用ホースを取り外す。
  スプリングワッシャ付きの3本のボルトを緩めて、スロットルバルブ本体から吸気の二股を外す。
  ピンで留まっているスロットルワイヤーを外す。
  スロットルポジションセンサのコネクタを外す。
  サージタンクに4本のボルトで固定されているスロットルバルブ本体を取り外す。

 あぁ、スロットルバルブ周りは結構なスラッジが積もってる。
 アイドル調整スクリュ回りの穴に「日産純正エンジンコンディショナ」を吹き付けると、ドロドロと黒い液体になって出てくる。
 たっぷり吹き付けて、暫く放置。

 さーて、次は、プラグコード。
 普通なら「ポンッポンッ」とプラグキャップを抜くだけなのだけれど、
 私の車はインチキノロジー化されているので、アース線を外すのが結構面倒だ。
 合計12本のインマニ固定ボルトの6本にアース線が繋がっているので、ボルトを外してアース線もろともプラグコードを外す。
 にしてもプラグコードも汚れてるなぁ・・・隣が畑だし、青空駐車場って事もあって、かなりの砂埃が付着している。
 折角のチャンスなので、濡れ雑巾でゴシゴシと拭いてキレイにする。
#地味な作業ですが、こんな事でもないと掃除しないので。(^_^;)

 ところどころ掃除しながらバラしているので、時間のかかる事ったら・・・ここまでで午前中終わり。
 昼食は、トマトソースのパスタでビールを飲んで(^_^;)、作業再開。

 あと、インマニ&サージタンク一式に繋がっているのは、インジェクタのコネクタ6個、サージタンク内圧力センサのコネクタだけ。
 これらのコネクタを外す。

 最後に、インマニをエンジンブロックに固定しているボルト残り6本を外して、やっとVバンクが露になっ・・・・らないのよ、これが。(^_^;)
 インマニの後ろからホースが伸びてて、負圧系のホースに繋がってるのであった・・・このホースを外して、やっとVバンクが露になった。
#このホース・・・かなりボロボロ。交換だな。

 10年分の汚れってヤツでしょうか・・・もうメチャメチャ汚れてます。
 とりあえず、汚れまくりのVバンクからは目をそらして、吸気口のあたりをマジマジと眺めていると・・・

 「う〜ん、インテークの内側とかに、ウッスラとサビの跡があるなぁ」

 指で撫でれば落ちる程のサビだけれど、サビがあるという事は、水分が入った形跡があるって事で・・・う〜ん、やっぱ、一週間に1度しかエンジンをかけてない弊害ですかねぇ。
 さらに、マジマジと眺めてみると、 

「なんじゃこりゃぁ!?」

 インマニとの継ぎ目の窪みにオイルが溜まっている。なんでこんなところに溜まるわけ?
 それに、

 「うげぇ・・・結構、キてるなぁ・・・」

 チラリと見える吸気バルブに、ゴッテリとスラッジが体積しているのが見える。
#うぅ、OHしてぇ。

 とりあえず、どーしようもないので、インテークに直接、「エンジンコンディショナ」を突っ込んで、インマニとの接続面をキレイに拭いてから、ガムテープで穴を塞いで置く。

 ホース交換に入る前に、作業性を考慮して、スターターを取り外す。
 先日、交換した時は、インマニを外さずに作業したので、取り外しも取り付けもメチャメチャ苦労したけれど、インマニが外れてると、楽ですねぇ。(^_^;)
 スターターは交換して時間があまり経ってないので、まだキレイだ。

 さーて、ここからが今日の本番。
 まずは古いホースを外す。ただ、なにも考えずに、近くから外したら、エンジン内に残っているLLCをVバンク内にブチまける事になるので順序を考える。

 サーモスタットの入っている、中央部のケースから3本のホースが伸びており、向かって左側は室内のヒータへ、真ん中は置くで左右に分かれてタービン冷却、右側は、左バンクに繋がっている。また、室内ヒータからの戻りは右バンクに繋がっている。
 というわけで、まずは、サーモスタットケースと室内ヒータを繋いでいるホースの、室内寄りの方を外す。

 これがまた、ホースバンドの緩めにくいところなのよ・・・参るわねぇ。短いマイナスドライバを駆使して、根性で外す。
 すると、「どばぁ」とLLCが流れ出る。さらに、もう一本の室内ヒータに繋がるホースも抜く。
 次に、タービンに行っているホースを2本とも抜く。まだ「ジョロジョロ」とLLCは流れ出ている。
 にしても、ネジで締め付けるタイプのホースバンドが使われている部分はイイのだけれど、壊さないと外れない圧着式のホースバンドが結構つかわれていて、コイツには手をやいた。結局のところ、大きめのニッパーで「バキッ」っと破壊したのだけれど、こーいう部品は使って欲しくないなぁ・・・

 あと、外していないのは、サーモスタットケースと左バンクを繋いでいるホースだけなのだけれど、コレを外してLLCが「どばぁ」となるようなら、LLCがVバンクからフライホィールへ流れ出て、かなりヤな感じになる。
 一応念のため、フライホィールのあたりに、ボロ雑巾を敷き詰めてから、最後のホースを外す。

 「ほっ」

 他を外して、散々LLCが流れ出たせいか、最後のホースではLLCは流れ出ませんでした。

外したホース

 にしても、ホースの挿さってた部分って、ものすごいコトになってますな・・・水垢が固まった物なのかどうか知らないけれど・・・スクレパで削るとボロボロと崩れて、真っ白い粉末をあたりにぶちまける。う〜ん、これも10年分の水垢ってヤツでしょうか。
 かなり削って、ホースの接続口が原型に戻ってきた。

 さーて、ここまでバラしたからには、ホースを取り付ける前にお掃除だな。こんなチャンスは滅多にない。
 さっき削った水垢や、砂埃は、濡れ雑巾で拾い上げ、油汚れはパーツクリーナをかけながら、歯ブラシでゴシゴシ。
 いやぁ、地道ッスよ〜。でもまぁ、見るからにキレイになっていくから気持ちはナカナカ良い。
#普段はあまり見えないところなのが悲しいんだけど。(^_^;)

 にしても、当然の事ながら、ずっと中腰なのよ・・・つかれるわ。(-_-;)

 かなりの時間をかけて、Vバンク内のお掃除完了。

 いやぁ、時間がかかったのぉ。もう午後の4時を過ぎてる。ここからは戻り工程だけれど、あとの作業を考えると、日没までにはどう考えても間に合いそうにない。
 できるところまでイクとしよう。

 外した6本のウォーターホースの代わりに新品のホースを接続する。この際なのでホースバンドも新調する。
 にしても、ホース口径に対して、接続口が細いものや太い物があって、「う〜ん、とても純正とは思えない精度の悪さ」を感じたけれど、こんなもんなんですかねぇ。

 6本のホースをハメ終わったところで、キリもイイしタイムアップ。

 いやぁ、疲れたのぉ。