2002/06/31

 みゅぅ〜、梅雨らしい梅雨で、どんよりとした天気が続きますねぇ。

 昨日は、今住んでるアパートの外装補修を、これからやるにあたって、「ベランダの物を撤去せよ」という指令が下ったので、ベランダにおいてあった物を整理していた。
 捨てれる物は捨て、残す物は残して整理した結果、
 廃バッテリだけ処理に困った。なんせゴミ回収では持ってってくれないので。
 5つの廃バッテリが在ったのだけれど、一番新しめの1つだけを残して、残りは車のトランクに積み込んで、いざガソリンスタンドへ。

 ガソリンスタンドで、「あのぉ、廃棄バッテリの引き取りってやってますか?」と尋ねると、500円で引き取るという。
 私「くぅ〜、500円って、やっぱ、1つですよね?(-_-;)」
 店「そうです」
#あぁ、こんな高かったら、不法投棄する気持ちがちょっと分かる。

 ちょっと悩んだ結果、しゃーないので、500円/1コで引き取ってもらう事に。
 オモムロにトランクを開けて、4つのバッテリを降ろし始めると、店員さんは、

 「コレ、全部、ご自分のですか!?」

#やっと、500円という値段で渋っていた意味がわかったらしい。

 と・・・「そーなんすよ。5年分ぐらいですけどね。」

 店「大変ですねぇ」
#そー思ったら、安くしてってば。

 というわけで、無事バッテリも処分完了。

 んで、翌日の今日、雨こそ降っていないものの、いつ降りだすかわからないような天気の中、朝、ほんのそこまででかけようと車に乗り込んだ。
 キーを挿して、ONの位置まで回しメーターパネルのライトが元気良く点灯し、燃料ポンプの動作音を確認してから、セルを回す。

 が・・・セルの音は「ウニョッ・・・(-_-;)」

 もう一度やっても「ウニョッ・・・(^_^;)」

 バッテリ切れ?ですかね。

 「昨日、捨てたばっかりなのに、また廃バッテリが一つ増えるのか・・・(T_T)」

 最近、サボって、バッテリを外してなかったからなぁ・・・んでも、昨日までは元気に動いてたし、事実、買い物にいったけど、何の問題もなかった。

 一晩で、セルが回らなくなるほど放電するなんて・・・あ゛っ、昨晩結構雨が降ったからなぁ、雨漏りでもしてどっかのランプでもつきっぱなしになってたのかなぁ。

 念のため、バッテリの電圧と、暗電流を測ってみると、12vで、0.06Aだった。どちらも問題ない。
 セルが回らないぐらいの、ギリギリの12vなんだろうか・・・
 とりあえず、家で充電するためにバッテリを取り外して、充電器に取り付ける。
 何時間かは充電に時間がかかるので、そのまま暫く放置。

 さーて、まいったわね。一度あがったバッテリでは不安なので、来週にもバスケスにバッテリを注文しないと・・・

 さしあたって、車が動かせないので、その間に、ベルトの張替えでもしますかね。

 先日から、ベルトがキュルキュル滑っているのは、コンプレッサベルトだと想像しているのだけれど、実のところ滑っているところを目視確認まではしていない。
 そもそも、コンプレッサベルトなんて、私に交換できるのか?って問題もある。

 とりあえず、車の前に寝そべって、各ベルトの張り具合と痛み具合を確認してみると、最も痛んでいるのは、オルタネーターベルト、そして最も張りが弱いのもオルタネーターベルト。

 「もしかして滑ってるのはオルタネーターベルトなんでないの?」

 それに、コンプレッサベルトとパワステベルトは、どー見ても、今ある手持ち工具ではテンション調整ボルトに行き着けない。
#エキマニと吸気の配管が邪魔で普通のスパナが届かない・・・

 ちゅーわけで、オルタネータベルトだけ交換する。
#パワステベルトとコンプレッサベルトは、後日プロにお任せですね。

 まずは、クランクプーリー下のクランクセンサを取り外してから、17mmのメガネレンチ2本を使って、オルタネータ下部のボルトを緩める。それから、上部のテンション調整ボルトを外すと、ベルトの張りがゆるくなって、交換する事ができる。

 新品のベルトは既に購入済みなので、コレと交換する。

 あとは、デカいスパナでテコの原理を使ってベルトを張りつつ、テンションの調整ボルトを固定する。あまり強く張りすぎると、ベアリングに悪いので、ホドホドの強さで。
 あとは、クランクセンサを戻してオシマイ。

 さーて、うまく張れたかどうかは、バッテリが充電され次第ですな。
 で、コンプレッサベルト周りを見ていたら、ヤな物を発見してしまった。

 パワステベルトに、なにやら配線が接触していて、配線が削れて断線してる・・・配線の行方を追うと、エアコンコンプレッサに繋がってるようなので、どうやら、異常時にコンプレッサの電磁クラッチをカットする為の配線のようだ。

 このままで、異常が発生した時に、被害が拡大してしまうので、この際、きちんと直す。

 ベルトに擦れて断線している部分をニッパーでカットし、両側にギボシ端子の雄雌を取り付ける。また、このままではベルトに擦れて同じ状態になってしまうので、配線がブラつかないようにタイラップで固定した。

 ・・・・・・・・・・

 さーて、もうそろそろ、セルが回るぐらいは充電されたかなぁ・・・と、家に戻る。

 充電器の充電ランプは「F」の部分が点灯していて、もう大丈夫な事を示している。

 でも、とりあえず、昼だし、昼食後の作業にする。

 ・・・・・トマトスパゲッティでおなかイッパイ(^ー^)・・・・・

 バッテリを駐車場まで運び、ブースターケーブルで接続して、キーを捻る。

 「うにょっ、う・・・・」

 ダメじゃん!(-_-;)
 まだ充電が足りないのか?それともバッテリ自体がダメになってしまったのか?
 でもでも、液量は全セルとも満タンだし、電圧も12.7vぐらいある、どーもバッテリがイカれてるとは思えなくなってきた。
 バッテリじゃないとすると・・・いやいや、怖い考えはやめよう。
 でも、「バッテリ不良であってくれ」という願いを捨てきれない。
#現実逃避とも言う。(^_^;)

 どーやって、白黒つけるかなぁ・・・

 「そーだ、こんな時こそJAFを使おう」

 折角会員になっているのだから偶にはサービスを受けないと。
 JAFに電話して、「あのぉ、バッテリ上がりなんですけど」というと、混んでて1時間半ぐらいかかるという。
 というわけで、JAFの人が来るのを待つ。

 50分程でJAFの人が到着した。
 ここまでの経緯、現状を伝えた上で、JAFの方はメーター付きのバッテリを車につないで、キーを回す。

 「うにょ・・・」

 やっぱ、ダメ。

 「おかしいなぁ、充電されてるよなぁ」

 と、作業用のバッテリを確認していたが、次にJAFの方は、レッカー車直結でブースターケーブルを接続。

 やはりセルは「うにょ」としか動かない。

 「重いなぁ・・・」と、独り言のJAFの方。
#マズいなぁ、とは、私の独り言

 次に、かなり大きめのバッテリを接続。これで、計3本のブースターケーブルが繋がったが・・・無常にも、セルは「うにょ」としか動かず、セルのマグネットスイッチが動作する「カチンッ!」という乾いた音だけが響く。

 JAFの方「3つも繋いでダメって事は、こりゃバッテリじゃないですね」

 ・・・そーですね。いえいえ、バッテリじゃないと判っただけでも、収穫です。どうもありがとうございましたです。
 というわけでは、JAFの方も帰って行った。

 さて、もくろみ通りバッテリに対して白黒がハッキリした。

 マズい・・・マズすぎる。再来週は旅行なので、何がなんでも来週末までにはなんとかしなければならない。仮にプロに任せるにしても、セルが動かなきゃ、エンジンもかけられないから、店に持っていく事すらできない。店に出すならガレージVisionと決めているが、あそこまでレッカーだとさすがにキツい。
#金額的に。(^_^;)

 ちなみに、セルモータの予備は、一応ある。
 中古ではあるけれど、バラして、ブラシが残ってる事も確認してあるし、マブネットスイッチの動きも良好な事も確認してある。掃除もして、モーター自体の動きもスムースな事は確認してある。
#以前の「ハゲタカ」でゲットしたもの。

 ・車についてるセルモータがイカれた
 ・手元にはマトモなセルモータがある
 ・交換しないと動かない

 みゅ〜、やるしかないッスね。にしても、日没まであと3時間余り、今から作業を始めて間に合うのか?でも来週末晴れるとも限らないし、今やっとかないと後悔するだろうな。よし、今からやろう!

 手持ちのセルモータと、ガソリン吸い取り用のボロタオルを数枚持って、駐車場へ。

 エアクリーナを外し、エアクリーナーケースを固定している3本のボルトと、1本の中空洞ボルトを外す。
 そして、サージタンク左右にボロタオルを敷き詰めて、インジェクタ上部の燃料パイプを取り外す。
 意外にも噴出したガソリンの量は少なかったけれど、やっぱ臭いわね。

 これでエアクリーナケースが横に退けれる。
#燃圧レギュレータの下から伸びてる燃料ホースを繋いだままなので、取り外しまではできない。

 さて、エアクリーナケースを退けると、とりあえずセルモータが目視できる。
 222に使われているセルモータは「バレオ」「マレリ」「ボッシュ」 の3種類があり、「ボッシュ」でなければ、インマニまで外さずに交換可能という話を、222E玉川さんのHPで読んでいるので、ここで「ボッシュ」だったりしたら、インマニまで外さないと・・・
 手持ちのセルモーターは「バレオ」なので大丈夫なのだけれど、はたして車に付いているのは?

 「バレオでした・・・ホッ」

 これで、インマニまでは外さないで済む。

 セルモータを固定しているボルトは3本。
 いずれも、ウォーターホースの下を通っていて、作業しにくい。
 しかも、固いのなんのって・・・根性入れないと外れないっす。
 3本のボルトの内、2本が13mm、真ん中の1本が14mmだ。
#14mmってのも不自然なので、交換履歴があるのかもしれない。

 ラチェットメガネや、ソケットレンチ、スパナ、コンビネーションレンチなどを駆使しつつ、根性で外す。
 固いボルトとかを外すときには、高級な工具が力入りやすくてイイですね。
 今回、たった2本だけしか持って無い、USAGのコンビネーションレンチ(12mmと13mm)が役にたちました。
#あぁ、フルセットで欲しい。(^_^;)

 固定ボルトが外れたら、隙間から引っ張り出すのだけれど、コレがまた、ウォーターホース類が邪魔してなかなか抜け出してこないのよねぇ。(-_-;)
 あんまし、ゴーインにやると、ホース類を切ってしまいそうなので、慎重に抜き出す。
 最後に、セルモータのお尻についてる配線2本を外して、やっとセルモータの摘出が完了。

左が取り外したヤツ

 この時点で、4時15分。上り作業でかなり時間がかかってしまった。
 外したセルモーターを、バッテリに繋いでみたら、回りはするものの、ガラゴロギャリギャリとイヤな音を発しつつ、回転にも力が感じられない。
 対してこれから交換する方は、「ギュイィィィィィィン」のスムースに力強い。
#摘出したセルモータは、暇を見てバラしますかね。

 さて、今度は取り付けだ。マズ、お尻の配線を取り付けて、ウォーターホースの隙間から定位置に押し込む。
 インマニの下で、ホースか配線かが邪魔しているのか、これがまた、なかなか入っていかない。30分ぐらい悪戦苦闘した結果、やっと中に納まった。
#中腰作業なので、メチャメチャしんどい。
 やっぱ、めんどくさがらずに、インマニまで外したほうが速かったかなぁ・・・

 次にボルトで固定するのだけれど、最初は3本とも外れた状態なので、セルモータ側のネジ穴と、ボルトの先を合わせるのに、これまた一苦労。
#ここでも、インマニ外せば良かった・・・と後悔
 ツライ体勢で「ゼーハー」言いながら、根性でボルトを締める。

 あとは、エアクリーナーケースを取り付けて、作業が完了したのは、5時半頃。

 いよいよ、セルを回す。緊張の瞬間。

 「クックックッ、バオォォォォン。\(^O^)/」

 なんか、セルの音がものすごく小さくなったな・・・昨日までのハデな「キュッキュッキュッキュッ」という音は危険信号って事ね。
 しっかり記憶しておきましょう。

 いやぁ、無事直ってよかったよかった。
#バッテリ上がりでもなかったので、新品を買う必要もなくなったし。(^ー^)

 ちなみに、どーやら、今まで滑っていたのはオルタネーターベルトだったようで、今回新品に張り替えたおかげで、すっかり鳴かなくなりました。

 にしても、今回のトラブルは、自分の所の駐車場だったからよかったものの、これが、出先だったら・・・なんて考えると、だいぶ怖いッスね。
 なんせ、セルが動かないとエンジンかけられないんだもの・・・
#MTだから「押しがけ」って最終手段はあるけど、一人じゃキツい。