2002/07/13

 朝2時半起床。うぅ、ねみぃッス。

 今日から2日間、大学時代の友人達と旅行にでる。行先は仙台だ。
 友人達は、名古屋を夜中0時に出発してくる。
 待ち合わせ場所は、用賀PAなので、順調に東名高速を走ってくれば、3.5〜4時間ぐらいで用賀まで来るだろう。
 というわけで、私は3時に家をでる事になるので、2時半起床というわけ。うぅ、ねみッス。

 荷物などを積み込んで、予定通り3時に家を出る。車には不具合は無い。

 さすが夜中だけあって、道は空いている。
 予定通り30分ほどで用賀PAに到着し、友人に電話をかけてみると・・・

 「今、富士市」

 なにぃ〜!まだ富士市ぃ!?
 どうやらたっぷり1時間以上は待たされる事になるらしい。
 まっ、いっか、眠いし。
 PAでグースカ寝てる、タクシーのうんちゃんと同じように、シートをリクライニングさせて、寝る。

 にしても、マセラティのシートは、寝るには最悪ですな・・・
 今まで、治まっていた腰痛だけれど、一昨日急に悪化して、今も結構痛いのだけれど、それに拍車をかけるようなシート形状・・・参った。
 腰の辺りにタオルやらを敷き詰めて、なんとかしのぐ。

 もうだいぶ辺りも明るくなってきた5時ごろ、友人達の乗った車2台がが用賀PAに到着。
 しばらくダベった後、出発する。

 私以外の2台のドライバーは、首都高初心者なので、ユックリと走る。
#って、私もだいぶ初心者だけど。(^_^;)

 用賀から環状を越えて箱崎から小菅へ、そして、三郷経由で常磐道に入る。
 常磐道をひたすら走るが、車速アンプの調子が悪いのか、スピードメーターが役に立たないほど振れている。が気にしない。(^_^;)
 5速2800回転で100km/hと判っているから、大体の想像はつく。
 そして、暫く走った後、常磐道に入って、最初のSAで朝飯休憩。
 かき揚げ蕎麦を食べたけど、あんまり美味しくはなかったな・・・

 にしても、「もー腰がたまらん」という状態なので、ここから、次の休憩ポイントまでは他の人に運転を任せる事にした。
 ここまで、助手席に乗っていた、友人Gzは、普段R32スカイラインのMTに乗っていて、メンバーの中ではマセに対する抵抗の少ない人物だ。

 運転を任せるにあたって、何点かの注意点を伝える。

  ・エンジンかけて止まっている時は、たとえギアがニュートラルでもクラッチを踏んでいる事
  ・シフトチェンジ時には、ニュートラル状態で1テンポ置いて、シンクロが合うのを待つ
  ・バックギアは、シフトノブを押しながら入れないと入らない
  ・バックはニュートラルからのシンクロが合い難いので、一旦2速に入れてから、バックに入れる
  ・等々

 そして走り始める。
 最初は、おっかなびっくり走っていた友人Gzだが、だんだん調子に乗ってきた。
 タコメータは4000回転程まで上がっているので、おそらくは「ぬえわKm/h」は越えていると思われる。でもこの車なら、そんな無理した速度でもない。

 にしても、イ〜天気ですなぁ。エアコンもバッチリ効いてるし。快適快適。(^ー^)

 最初の目的地は、「アクアマリンふくしま」という水族館なので、最寄のいわき湯本ICで降りるのだけれど、その手前のSAで休憩。
 ここからは、下道になるので、運転を代わる。

 IC降りたら、水族館の道案内看板が、やたらあったので、道にも迷わず目的地到着。いやぁ、車降りたら、暑いのなんのって。(-_-;)

 水族館で、水に住む生物を一通り見て堪能したあと、次の目的地を目指す。
 次は、郡山手前の洞窟「あぶくま洞」だ。

 日のサンサンと降り注ぐ水族館の駐車場で、車内はチンチンに熱くなっていたので、乗り込むと同時に、エンジンかけて、エアコン全開。(^_^;)

 走り出して、5分も経った頃だろうか、「ふっ」とカーナビの画面を見ると、やたらとリセットがかかって、初期画面が何度も出てくる。

 「はっ、この症状は電圧・・・もしや!」

 と、メーターパネル内の当てにならない電圧計に目をやると、11v付近を指している。

 「まずい」

 と思った瞬間、バッテリチャージ警告等がチョロチョロと点灯しだした。

 「ままままずいぃ!」

 すかさず、エアコン、カーナビ、カーステの電源をオフにする。
#そして、暑いので、窓全開。(-_-;)

 助手席の友人Gzには、グローブボックスからテスターを取り出してもらって、シガーソケットでの電圧をチェックしてもらう。

 「んと・・・11.6v」

 まずぃ・・・・オルタネータか・・・旅行はまだ1日目の半分しか終わってないのに・・・(-_-;)

 などと、トラぶってる間に、通りがかったラーメン屋で昼食を取ることに決定。
 とりあえず昼飯にする。でも、なんとなくラーメンは暑そうだったので、隣の蕎麦屋に入った。

 ざる蕎麦を注文してから・・・

 さて、どうしますかね。

 まだ、福島までしか来ていない・・・今から私だけ戦線離脱して帰路につけば、たとえ途中で息絶えたとしても、レッカー代は安く上がるし、川崎まで帰れなくても、途中にガレージVisionがある。
#土曜日だから営業してるし。
 但し、旅行は楽しめなくなる上、宿代はさすがに当日キャンセルになるから払わないとなぁ・・・

 もし、このまま進んだとすると、この先、50Km程走って、郡山で「あぶくま洞」、その後、150km程走って宮城は白石で白石城跡を見学ご、白石の宿・・・さらに2日目は、石巻まで行ってから、東北道で350kmの道のりを帰る事になるのだ・・・
 長い、長すぎる。今の電圧11.6vの状況からすると、おそらくバッテリには充電されていないだろう・・・なんか無理な気がする。

 幸い、牽引ロープは持っているので、仲間の車に引っ張ってもらうことも可能か・・・いやいや、だいたい牽引したままで高速道路に入れてくれるのか?無理な気がする。

 バッテリがあれば走れるのだから、オートバックスとかで安いバッテリを買い溜めか?・・・う〜ん、それも非現実的だ。

 やっぱ、今、戦線離脱するしかないのか・・・

 ん?待てよ。確か仙台には、222/4Vに乗られている、さとうさんが・・・イベントで数度しか会った事がないけれど、この際、迷惑承知で連絡してみよう!

 って、電話番号知らない私。(爆)

 まず、ザガートの秋山さんに電話してみる。・・・う〜ん、繋がらない。
 次に、すずき@430さんに電話してみる。・・・さとうさんの電話番号はご存知なかったけれど、秋山さんのNew携帯の番号をご存知だったので、教えていただいた。
 そして、秋山さんのNew携帯に電話。・・・無事繋がった。
 そして「カクカクシカジカ・・・こーいう訳で4vのさとうさんの電話番号教えていただきたいんですけど」

 やっと、目的の電話番号をゲットして、失礼承知で、電話してみる。

 「ご無沙汰しております・・・カクカクシカジカ・・・こーいう訳なのですが・・・」

 と・・・さとうさん、何件かのお店に当たってもらえるとの事で、一旦電話を切って、待つ。その間にザル蕎麦を食べる。

 暫くたって、さとうさんから電話が入った・・・

 「アレーゼとかにもあたってみましたが、残念ですが、マセに付くオルタの在庫は、どこもないようです・・・」

 残念でございました。ただ、仙台にもアレーゼがあるとわかっただけでも、大きな収穫でしょうか・・・仙台まで持っていければ、アレーゼに置いて、後日電車で取りに来る事も可能だ。

 にしても、殆ど面識のない私に、八方手を尽くしてくださいまして、本当にどうもありがとうございました。m(_"_)m

 さて、そーと決まったら、なんとしても仙台まではたどり着かないと・・・とりあえず、他の車とは別行動で、仙台まで先に行くか・・・途中で止まったら電話するとしよう。

 灼熱の太陽に照らされて、チンチンになっている車内に乗り込み。窓を開ける。
 ここまで助手席に乗っていた、友人Gzは、荷物とともに別の車へ。

 そして、一人クソ暑い車内で、エンジンをかけて走りだす。例によって電圧計とは「にらめっこ」。すると、

 「ん?なんか復活してないか?」

 赤信号の隙に、シガーソケットで電圧を測ると、13.1v・・・復活してる。
 という事は、冷やせば大丈夫なんでない?幸い、ここから先は高速道路だしなんとかなるかも・・・

 というわけで、別行動で先に仙台まで行くのは取りやめ。
 高速の料金所に入ったところで、止まって、他の車のメンバーに、同一行動を取る事を告げる。
 そして、友人Gzも助手席に戻ってきた。(^_^;)

 そして、高速を走り出すと、電圧はみるみる復活。13.5vぐらいまで復活した。これならバッテリは間違いなく充電されてるでしょ。

 「あぶくま洞」に行く為、磐越道の小野ICで降り、降りたところで、他の車のメンバーがトイレに行くというので、停まってる隙に、「さらなる冷却効率改善」の為に、フロントにとりつけられている、オルタとエアコンコンプレッサを覆っているカバーを取り外す。
 これで、走行風が直接当たるようになるので、もっと冷えるだろう。

 小野ICから「あぶくま洞」は、結構、山の上にあって、途中のワインディングでは、いかにも「走り屋」がつけたようなタイヤの跡が何本もあった。

 さて、「あぶくま洞」では・・・私は洞窟にはいかずに、他の車(ステップワゴン)のシートを倒して、横になってました。
 というのも、狭い洞窟だったりしたら、今の腰の状態では中腰姿勢が結構厳しいのと、あと、なんかこー、眠いから。(^_^;)

 ・・・・グースカァ〜・・・・

 1時間程したら、洞窟に行った連中が帰ってきた。やはり結構狭いところもあったらしい。行かなくてよかった。(^_^;)

 さて、ここから宿までは、結構距離があるのだ。まだ、郡山の手前なのだけれど、宿や宮城県白石市。100kmぐらいある。

 だいぶ日が傾いてきて、気温も下がってきたせいか、電圧はさらに復活して14vほどまで上がってきた。ヨシヨシ。これならなんとかなる。

 にしても、エアコンがかけられないもんだから、窓あけて高速道路を走っていると、風きり音のウルサイ事ウルサイ事。

 こんな調子で走り続けて、無事、宿についたのは、5時半頃だった。

 さて、今日は晴れてたからよかったものの、明日の天気は、雨がビミョーな天気予報になっている。雨ふったらどーしよ。
 タダでさえ、弱ってるオルタネータに、さらに水かけて、息の根をとめる事におなりかねないし、なにより、エアコンが使えないので、室内が曇る&暑いなぁ・・・あーヤダヤダ、考えない事にしよっと。(^_^;)

 いやぁ、昼から水断ちしてたもんだから、夕飯でのビールの旨かった事といったら・・・