2002/07/06
なんか最近、急激に暑くなってきましたね。
だんだん駐車場や車内での作業が命がけの季節になってきました。(^_^;)
さて、今日は、午前中の涼しい時間は、ちょっと別の事をやってから、先週逝ってしまったセルモーターをバラしてみる。
取り外したセルモーターは「バレオ」製ッス。分解の前に、まずはお掃除から。
いやもう、なんせ汚い状態。持ち上げると、手が真っ黒になる。砂埃泥汚れ油まみれ、3拍子揃ったガンコな汚れっす。
パーツクリーナとティッシュやブラシを使って、シューシューゴシゴシと汚れを落とす。
パーツクリーナ1缶分ぐらい使って、やっと外側がキレイになった。これでやっと分解作業に入れる。
マズは、飛び出すピニオンギアの周りを覆っている、保護カバーを外す。
3本の長い六角ボルトと、1本のトルクスボルトで止まっているので、これらのボルトをすべて外すと、簡単にカバーが外れる。
#ちなみに以前、今の車に付けているヤツを分解した時には、3本の六角ボルトのヘッドもトルクスだった。
カバーを外すと、ピニオンギヤや、逆回転で空転するための部分や、マグネットスイッチを駆動する部分が露になる。
いやぁ、内部もかなり汚れている。(-_-;)
お掃除しまくりっす。
お掃除後、マグネットスイッチ周りのコイル部を取り外す。マグネットスイッチ部を観察してみると、あまりいたんではいない様子なので、どうやら、マグネットスイッチ部は大丈夫らしい。
次に、ブラシ部分をバラす。
モーター部の一番お尻部に付いているナット2つを外して、「カパッ」と蓋を取ると、ブラシが現れる。
ブラシを交換するだけなら、固定しているスプリングを開いくだけだが、外してみても、ブラシの残量は十分だった。
このセルモーターは、ブラシの台座部分も取り外さないと、中のモーターコアが取り外せないので、台座もこの時点で外しておく。
台座のセンターに位置して被せられている、アルミ色のキャップの中に、Cリングがあって、モーターコアの軸を固定している。
さて、ココまでは、何も問題ないように見える。
故障の原因はこの先か・・・
たしかに、現時点で、ピニオンを掴んで回してみると、「ギャリギョリ」ととてもヤな音がする。
さらに、バラしを進める。
モーターの高速回転を、低速回転に落とすための遊星ギア部と、モーターコアの部分は、ハト目で固定されているので、ニッパーでハト目を破壊して、分離。
以前に分解したセルモーターに比べて、異常に粉が多い。よくよく、モーターコアの内部を見てみると、
磁石が剥がれてますね。(^_^;)
「ギョリギョリ」言っていたのは、本来固定されているはずの磁石が剥がれて、モーターコアと一緒に回っているからだった。しかも、見事に4つとも。(^_^;)
「こりゃ、動かなくもなるわな」
剥がれた磁石が、モーターコアに擦れたせいで、出てきた粉も多かったというわけだ・・・
モーターコアを取り出してみたら、一部削れてるし・・・よくこんなんで動いてたな。(^_^;)
とりあえず、全部お掃除してから。
#手が真っ黒になった。(-_-;)
さーて、
「剥がれた物は、貼りなおせばイイのだ(^ー^)」
というわけで、手持ちにあった、2液性のエポキシ接着剤で、磁石を元の場所に固定。そして、しばらく放置。
・・・・・・・
接着剤も固まったようなので、各部をグリスアップしつつ元通り組み上げて、バッテリに接続。
「ギュィィィィィィィン」
うむうむ、よしよし。スムースに回っちょる。\(^O^)/
いやぁ、こんな壊れ方もするんですね。