2002/04/28
昨日からGWに入ってます。
今年は休日と祝日のつながりがよく、ウチの会社は10連休だ。
昨日は、家の掃除や買い物等で一日潰れたが、今日からは、車イジりに没頭できる。(^_^;)
さしあたって、明後日(4/30)、川崎陸運事務局に車検を予約入れたので、それまでに車検が通る状態にしなければ・・・
もっとも問題なのは、スピードメーターだ。なんせ動かない。(^_^;)
んで現状、私のスピードメーターは、ファンクションジェネレータで擬似信号を加えれば正常動作するけれど、車速センサからの微弱信号では動作しないというイカれ具合。
以前より、製作にトライしている車速アンプが完成すれば、問題ないはずだが・・・
原因不明な不安定動作で、頓挫していたのが以前の状態。
明日の半日ぐらいは、車検に向け、下回りの再チェックとかをしたいので、スピードメーターは1.5日ぐらいでなんとかしないとマズい。
念のため、222Eの玉川さんから「予備のスピードメーター」をお借りしてあるので、最悪の事態は避けれると思うのだけれど、私のスピードメーターが突然イカれたように、静電気とかで壊してしまわないとも限らないので、ギリギリまで「予備」には手をつけない事にしたい。
さて、駐車場で車で作業するのがベストなのだけれど、半田ゴテを使う作業は家でしかできないし・・・家で半田ゴテ作業して車で実測、そしてまた家で回路調整・・・なんてのもメンドクサイし非効率だ。なんせ時間があまり無い。
そこで・・・
扇風機の羽部分に細長い金属板を取り付けて、カムシャフトセンサを洗濯バサミで固定。
簡易、車速センサ発生装置の完成だ。(^_^;)
車速センサも、カムシャフトセンサも、同じ磁気ピックアップコイルなので、発生する波形は似た感じの物が出てくる。
ただし、発生する起電力がカムシャフトセンサの方が大きいので、その点は考慮する必要がある。
#車速センサは振幅1mv以下だけど、カムシャフトセンサは、近づける金属板の近さにもよるけれど、振幅10mv以上はある。
これで、ある程度は家の中で調整できる。
まずは、「なぞの動作不安定」の原因究明から・・・
症状は家の中でも再現した。
どうやら、純正スピードメータを電源ラインに接続したら、信号がプラス側に張り付くみたいだ。
よくよく、入力信号を観察すると、10mv程電圧が上昇している・・・OPアンプの増幅率は1000倍以上にしているから10v以上になりますな・・・張り付くわけだ・・・発振してたわけではないのね・・・。
でもなぁ、動くときもあるのよねぇ・・・
んで、さらに、よくよく観察してみると、正常に動く状態になってから、メータ針が一瞬でも動くと入力信号が10mv上昇して、出力がプラス側に張り付く・・・そしてしばらくすると正常に動かせるようになる・・・
う〜む・・・謎な動作だけど、純正スピードメータの回路依存な動作だからしかたないな・・・なんとか回避しないと。
OPアンプに関する文献をあさってみると、「積分回路を使ったゼロ点補正回路」というのが紹介されていて、どうやら、これを使えば、オフセットを0にできそうな感じだ・・・んが、両電源が必要になる。
車なので、+12vと0vしかない。ゼロ点補正回路を実現するには、マイナス電源も必要になる。
小スペースでマイナス電源を作るには、スイッチングレギュレータとかで作る必要があるのだけれど、コイツはノイズ源になるのよねぇ・・・車の電源なんて、タダでさえノイズが多いから、これ以上ノイズ源は増やしたくないのだけれど、背に腹は代えられまへん。
というわけで、手元にあったプラス電源からマイナス電源を作りだすボルテージコンバータIC「NJU7660」を使う。
これで、反転増幅回路と積分回路をあわせて増幅して、コンパレータを1段かまして、回路を試作。
扇風機による、擬似車速信号発生器での結果が良好だったので、駐車場に持って行って実車でテスト。
「おおお!やった動いちょる!!!」
なんか、やっと長いトンネルを抜けた感じ・・・(^_^;)
でも、もう夕方でタイムアップなのよねぇ。明日はこの試作回路を元に車速アンプを完成させなければ・・・