2002/03/09

 朝起きたら、天気はハレハレだった。
 今日は、朝一番でガレージVisionに、めずらしく「お客」として行く。(^_^;)
 5月の車検に向けての第一歩。去年ネジ切ってしまったMTドレンボルトの切り直しを「やっと」するのだ。
#このままじゃぁ、車検通らないものねぇ・・・

 朝9時に家出発。いつものように首都高を通って三郷まで行くのだけれど、環状線を使うか湾岸線を使うかいつも悩む。
 今日は環状線から行くことにした。なので中原街道を都内にむかって走る。渋滞ポイントの神奈川と東京の県境になる丸子橋は意外に混んでなかった。

 五反田から首都高にのって、暫くは快調に走っていたのだけれど、渋滞情報の表示を見て憂鬱になった。

 「箱崎のあたり、おもいっきり『赤い』やん・・・(-_-;)」

 にしても、箱崎って、混むべくして混んでるよねぇ。あんなに分岐や合流が集中してたら、そりゃ混むわなぁ。

 渋滞でノロノロ走っていたら、後ろから左右に車を振りつつ、クラクション鳴らしながら、ゴーインに前に出てくる国産セダンが1台近づいて来た。今にも他の車にぶつかりそうだ・・・

 「あぶないなぁ・・・」

 だんだん近距離に迫ってきて、ドライバーと助手席の人の詳細がバックミラーで認識できる距離になった。
 単色なスーツを着てるけど、ちょっとハダけた感じ、顔はイカつく、髪形は・・・

 「そーいうことですか・・・(^_^;)」

 それじゃ、避けるしかないでしょ。
 私の車にも、ぶつかる寸前ぐらいで抜いていったけれど・・・いやぁ、渋滞してても前に進む方法はるもんですねぇ。
#とてもマネはできないけど。(^_^;)

 箱崎を抜けたあとは、混んでなかったので、ストレスもたまらず、快調に走る。
 10時半にはVisionに到着した。開店は11時なので、まだ誰もいないし店も開いてない。

 むぅ・・・早過ぎたか・・・まいっか。
 と、車の中で、Tipoなんぞを読みつつ時間をつぶす。

 しばらくして、エアコンでお世話になった、すずき@430さん登場。
 ホントは、今日は、MTドレンボルトの切り直すのががメインではなくて、すずき@430さんが解体者からデフを外すというのでお手伝いするのが目的だった。
 で、どーせ行くならって事で、私の車もついでに入庫って事になったわけ。

 すずき@430さんとウダウダ話しているうちに、Visionの本間さんが到着。
 早速作業に入ってもらう。

 このMTドレンの切りなおしも、

  ・ネジ径を一回り大きくして、ドレンボルトは特注するか
  ・リコイルするか

 で、散々悩んだ。
 オリジナルのドレンボルトは、M22-P1.5というタイプ。
#径が22mmで細目のピッチが1.5mm
 後の事考えても、リコイルするのがイイのだけれど、リコイルジャパンのサイトには同サイズのリコイルパケットが見当たらない。
 リコイルパケットが無いとなると、一回り大きいM24にして、ボルトを特注するしかない・・・でもでもコレだと、消耗品のメタルパッキンまで特注になってしまうので、今後困った事にもなりかねない。
 それに、ネジ穴がアルミのままになるから、またネジ切ってしまったら、それこそもう後がない。(^_^;)

 ダメ元で、リコイルジャパンにメールしてみたら、あっさり「あります」との事。
 M22-P1.5用のリコイルキット(タップ、挿入器、パケット5個)は3万円との事。
#高〜ぃ。
 でもまぁ、M24にするのだってタップは万単位の値段がするし、ボルトの特注だって数千円はする。

 というわけで、リコイルにしてもらったというわけ。

 普通なら、MT降ろして、中身抜いて、旋盤の上にでも置いて、確実に垂直がでる状態で作業するのだろうけど、それじゃぁスンゴイ金額がかかってしまう。
 それを、MTの中身が入ったまま、車に付いた状態でお願いします、ってんだから私も無茶いってます。(^_^;)

 リフトで上げて、オイルを抜いて、さーて、ここからが本番です。
 リコイルパケットを入れる為に、キット付属のタップで穴を広げつつ、ネジを切っていく。
 この時タップを垂直に立てないとネジ穴が斜めになってしまうので、慎重にネジ穴を切っていく。
#もちろん、作業してるのは本間さんです。(^_^;)

 本間さんは正面から、私は横から、タップが垂直になってるのを確認しつつ、徐々に掘り進んでいく。
 途中、昼食をはさんで、やっと、ネジが切れた。

 あとはリコイルパケットを入れてできあがり。

 さて、あとはもうオイル入れるだけなので、本来の目的である解体車からデフを取り外す作業にかかる。
 下に鉄板敷いて、リアにジャッキかけて、ウマをかませた状態で、すずきさんと二人してレンチ片手に潜り込む。
 別の用事でVisionに来ていたスパイダのナオさんに、

 「どーみてもアブナイ関係ッスよ」

 と言われてしまった・・・
#確かに、一つ屋根の下ならぬ、一つ車の下で、二人して潜ってれば、客観的にはアブナイ関係に見えるよなぁ・・・(^_^;)

 デフを外すには、
  ・ドライブシャフトとつながっている部分に、6角8mmのボルトが左右各6本
  ・デフ自体がフレームと固定されている部分に、6角8mmのボルトが4本
  ・デフフロントケースと繋がっている部分が19mmの普通ボルトで4本
 を外す。

 ドライブシャフトのボルトは、ロングタイプの8mm六角レンチで一撃。結構簡単に外れた。
 フレームと固定されている部分は、8mmの六角ソケットで、ラチェットを使って一撃。これも結構簡単に外れた。
 問題は、デフフロントケースと繋がっている4本のボルトの内、上側の2本。
 位置的にラチェット&ソケットは使えず、メンガネレンチを使う事になるのだけれど、これが固いのなんのって・・・
 特に、左側は、燃料ポンプ&燃料フィルタが邪魔して、思うようにレンチが動かせない。
 しかたないので、燃料ポンプ&フィルタの固定ボルト&ナットを外して、燃料ホースで宙ぶらりんになってる状態で作業した。
 にしても固い。すずき@430さんと交互に、フルパワーでレンチを握る。
 この1本のボルトを外すだけで、体力の半分ぐらい使ってやっと外れた。(^_^;)
 あとは、デフの下にジャッキをかけて落ちない状態にして、バールでコジってフレームから浮かせて、引っ張りぬく。
#これまた、引っ張りぬくのに苦労したけど・・・(^_^;)

 次にデフフロントケースを外すのだけれど、プロペラシャフトとのジョイント部のボルト&ナット4本を外したところで、午後4時。タイムアップです。
 今日はカミさんに「夕飯は家で食う」といってあったので、もうそろそろ出ないと間に合わない。

 本間さんに、今日のお支払いを済まして帰路に着く。
 今日かかったお金は、

MTドレンリコイル加工工賃 22,500円
切子落としに使ったオイル(MOTUL/1.5L) 4,350円
最終的に入れたオイル(MOTUL GEAR300/1.5L) 7,500円
合計(税別) 34,350円

 あと、コレとは別に、エンジンオイル交換のために、オイルフィルタ(純正ではなくOC102というやつ)を2つ買ったので、これが一つ1,700円(税別)。

 いやぁ、安くすんでよかったよかった。

 んで、帰るのだけれど、休日の夕方だし、首都高は渋滞は覚悟したのだけれど、混んでたのは三郷の料金所までで、あとは湾岸線も含めて珍しく空いていた。なので、18時ぐらいには無事家に到着。

 これで、MTドレンボルトからのオイル漏れは気にしなくて良くなった。安心安心。