2002/01/27
朝からジャンジャン降りの雨。
今日は、午後からヤボ用があるのでAMしか空いていない。
先週の平日、222Eの玉川さんとメールで会話している中で、
「最近、低回転時にカブる事があるんですが、吸気温センサのデータって測定した事あります?」
と・・・
「無いッス」
というのが私の返答。(^_^;)
過去に、エンジンが冷えてる状態(つまり、外気温度と水温がほぼ同じ状態!?)で、水温センサと吸気温センサの抵抗値がほぼ同じだったので、同じ温度センサ素子を使ってるだろう事は、なんとなく想像ついていたが、基礎データを取ったわけではないので、今後の為にもお互い測定してみましょうという事になった。
ECUでは、各センサから得られる様々な情報を元に燃調を決めている。吸気温度は、その情報の一つだ。
スロットルバルブ手前の、通称「吸気の二股」に横向きにねじ込まれている。
#勝手に「通称」にするなって話も・・・(^_^;)
雨のなか、駐車場でボンネットを開けて、吸気温センサだけをサッサと取り外して家に持ち帰る。
測定に必要な器具は以下
・小さめの容器
・大きめの容器
・温度計
・抵抗値の測れるテスタ
・攪拌棒(割り箸とかで可)
・沸騰したお湯
・水
・氷
以上です。
小さめの容器に、沸騰したお湯を入れて、その中に温度計をいれ、吸気温センサの先が浸かるようにする。
吸気温センサの端子からテスタに線を引き、抵抗値を測定する。
容器の周りから冷えていくので、放置したままだと、温度計の位置とセンサの位置で、温度差が生じる可能性があるので、割り箸等でこまめに攪拌する。
だんだんお湯が冷えていくので、温度計をにらみながら、抵抗値を記録していく。
これだけでも時間はかかるけど測定は可能。
でも、冷却すれば、測定にかかる時間は、あからさまに短くなるので、やっぱ冷却するでしょ。(^_^;)
大きめの容器に、水を入れて、そして氷も入れる。それに浸すように、小さい容器を入れて、外部から冷却を行う。
で、測定した結果が、以下
温度(℃) | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 | 30 | 35 | 40 | 45 | 50 | 55 | 60 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
抵抗値(kΩ) | 7.39 | 5.70 | 4.46 | 3.38 | 2.80 | 2.24 | 1.79 | 1.45 | 1.19 | 0.98 | 0.81 | 0.67 |
やっぱ、過去に測定した、水温センサと同じ感じですなぁ・・・
#って、30℃と50℃と60℃しかサンプルがないけど。(^_^;)
ちなみに、玉川さんも同様の測定を行った結果、ほぼ似たような値となったようなので、だいたいこの数値であってるんでしょうね。
簡単に測定できますが、測定にあたって器具の選択で要注意は「温度計」ッス。今回、複数の温度計で試したのだけれど、温度計の数値が35℃とかを示してるのに、明らかに人肌より暖かかったりしたのもあったので、安物とかだと誤差も結構あみたいッス。
今回は、人肌ぐらいで36、7度を示すのを選択。
#とは言っても、何本も温度計があったわけではないので、たまたま、アタリがあっただけ。