2000/01/08

 なんかこー、正月休みも終わってしまって、ダレきってしまっている今日このごろ。(^_^;)
 その上、なんか雪まで降るほど寒いし・・・

 こんな寒くては、とても駐車場で作業する気にならないっス。ヽ( ´ー`)丿

 ちゅーわけで、家の中で出来る空想と(^_^;)、その空想の為の実験おば。
 今日は、高輝度白色発光ダイオードの実用性と、高輝度ダイオードに関して試してみたいと思う。

 私のマセは設計が古いので、電気の消費量に関して、大変贅沢な作りがしてある。
#悪く言えば「電気大食い」って事。(^_^;)

 白色のイルミネーションがまだ実用化されていない時代だったので、発光が少しオレンジがかった昔ながらの電球というか麦球がいたるところに使われている。この電球ってやつは小さくても電気を食う。
 たとえば、ヘッドライトを点けた時に同時に点く、メーターパネルのバックライトとか、時計のバックライトとか、エアコンパネルのバックライトとか・・・

 このうち、メーターパネルのバックライトは、光が緑がかっているのだけれど、これは電球の周りに青緑のクリアカバーがしてあるせい。
 このクリアカバーが無いと、光がオレンジになるので、「なんとなくヤ」というか「古臭い」イルミネーションになってしまう。
#今となっては、緑でも十分古臭いんですけどね。(^_^;)

 で、白色発光ダイオードに話がつながるのだけれど、昔、私が学生だった頃は、発光ダイオード(LED)は「赤」と「黄」と「緑」の3色しかなく、「青」が無かったので「白色LED」というのが存在しなかった。
 がその後、技術の進歩で青色LEDが実用化されて、併せて白色LEDが登場した。
 また、LEDは電球に比べると、非常に光量が少なくて、とても電球の代わりに使えるような明るさではなかったのだけれど、これまた技術の進歩で、今までの物よりかなり明るい「高輝度LED」なるものが登場してきた。
#それでもヘッドライトのようには明るくないですが。テールランプのような部分や、衝撃に強く耐久性が電球より優れてるのでアウトドア用の懐中電灯なんかにも実用化されてきてます。
#確か3200GTってテールランプがLEDだったような。

 LEDは電球と比べると、電気を食わず、しかも「熱」も出ない。

 で、実際「高輝度白色LEDはイルミネーションの電球の代わり」になるのか?

 いや、もちろん工業製品的には高輝度白色LEDが「電球の代わり」になる事は間違いないのだけれど、一般人が部品として手に入るのって、少しでも光量を稼ぐのに、形状をレンズ状にして光に志向性を持たしてあるのが殆ど。対して電球は志向性が無く全体に広がる。
 光の志向性の無い「電球」から、志向性のある「LED」に交換しても、実用上ダイジョウブか?という点の検証がメイン。
#メーカーの製品ラインナップを見ると、70度とか志向性の緩いものもあるみたいなんですが・・・なかなか売ってるのは見かけないッス。

 残念ながら、手元には、高輝度白色LEDは1つしかないので、メーターパネルやエアコンパネルに対して試す事はできないのだけれど、時計なら1つで試せる。(^_^;)
#いやぁ、白色LEDを沢山持ってるつもりだったんですが、よくよく部品箱を漁ったら、他は全部赤色の高輝度LEDでした。(^_^;)
#白色で高輝度の物って高いんですよ。(一つ300〜400円ぐらい)

 わざわざ今の車から時計を取り外しに行くのは寒いので、手元にキープしてある故222SEについていた物を使って試してみる。
 時計裏側に刺さっている電球を取り外し、代わりに高輝度白色LEDをテキトウにセット。そのまま12vをかけるとLEDは「あっ」という間にイってしまうので、何ボルトかかっても一定の電流を流す「定電流ダイオード」を挟んで12v電源につなぐ。

 結果は・・・まわりが明るいと判らないので、部屋の電気を消して、暗い状態で見てみる。


   比較写真があるとイイんですけどねぇ・・・
   私のデジカメ、露光時間の手動設定が出来ないんス。
   暗すぎてぜんぜんダメ


 オレンジがかった光から、蛍光灯のような白色に変わり、なかなか良い見栄え。それに心配していた光量もダイジョウブそうだ。
 今は「仮止め」状態なので、すぐにでもちゃんと固定して車に取り付けたいところだけれど、今、手持ちの高輝度白色LEDは、コレ1ッコしかないので、大量に購入してきてからにする。(^_^;)


 ところで、「LEDは電球に比べて電気を食わない」と書いたけれど、どれくらい「食わない」のか?
 今まであまり数値的には気にしていなかったのだけれど、この際だから調べてみる。

 まず、電球。ちなみに、時計についていた電球は、12V/1.2Wとなっていた。中学校の理科を思いだしていただいて

   P=IE (P:電力(単位W:ワット)、I:電流(単位A:アンペア)、E:電圧(単位V:ボルト))

 の式に当てはめると、1.2 = I x 12 で、計算上0.1A(100mA)の電流が流れることになる。
 対して、LEDの方は、スペックシートを確認すると大体10〜30mA程度なので、桁が一つ違う事になる。

 次に白色ではない高輝度LEDに関してだけれど。私のマセラティで、唯一LEDが使用されてる部分がある。それがエアコンパネル。
 このエアコンパネルのLED、とっても暗いッス。(-_-;)
 天気のイイ昼間とかだと、LEDが点いてるか点いてないかわからないぐらい暗い。(^_^;)
 この車が販売されていた1990年頃は高輝度LEDはまだ出回っていなかったのでしかたがないのだろうけど、あまりにも暗い。

 コレ、高輝度に交換したらどれ位効果があるだろうか?

 とっても効果がありそうなのだけれど、私的に問題点が2つ。

  ・今、「赤」以外の高輝度LEDの手持ちが無い。(^_^;)
  ・エアコンパネルをバラすと、またパネル接続部を断線させてしまいそう。(^_^;;;)

 問題の前者は、秋葉原ででも買ってくれば済むけれど、後者は勇気が必要だ。なんといっても今は正常な状態なのだから・・・

 まぁ、なんせLED単体で光らせてみて、高輝度とそうでない物を比較してみることに。
 部品箱を漁って、今まで買って余っているLEDを取り出して片っ端から光らせてみる。

 にしても、私が小学校の時に購入したLEDなんて、久しぶりに電気を流したけれど、暗いですねぇ。今まで「比較」ってしたことなかったけれど、同じ高輝度じゃないLEDでも最近のに比べるとかなり暗い。やっぱ年々技術の進歩で明るくなってるんですかねぇ。
#想像モード(^_^;)
 対して、高輝度の物は、そりゃあもう「明るい」というより「まぶしいッス」。正面から光を見ると、冗談ではないぐらい目がくらむ。
 こんだけ明るいのなら、さぞかしエアコンパネルも見やすくなるだろう。
 う〜ん、とっても交換したくなってきた。

 さっさと部品買ってこよ。