2000/11/10

朝5時起床。昨日はミーティングで寝るのが遅かったので、この時間に起きるのはツラいっす。(^_^;)
目的は、昨日、アイドルスピードコントロールバルブ(以下ISCV)が動かなくなった原因を探るため。

明日からMaseratiDayなので、暖機ぐらいはできる状態にしておきたい。でも今日は会社がある。そうなると今朝しか時間が無いのだ。

 ISCVが動かなくなる原因を昨晩冷静に考えてみた。

 ISCVはインジェクションECUに直結なので、ISCV自体がイカれなくても、ECUがイカれれば、動かなくなると思う。ISCVの予備は持っていないけれど、ECUなら予備があるので、交換して試してみる。 断線や入力センサ不良という可能性もあるだろうけど、それは、ISCVのコネクタにテスタをあてて、信号が来てるかどうか見てみれば判るだろう。

 まだ日も出ていないので、あたりはだいぶ暗い。また昨晩のように懐中電灯片手の作業だ。

 一応、もしかして、昨日の事は「夢」だったかもしれないので、
#んなわけないって。(^_^;)

 外してあるバッテリのマイナス端子を戻して、エンジンをかけてみる・・・

 「・・・やっぱ、ダメですな」

 アクセルを開けていれば動くものの、アクセルを離すとストールする。やはりISCVが動いていない。(-_-;)

 夢ではなかった事を確認したあと、バッテリのマイナス端子を外して、助手席に座りグローブボックスを外し、ECUを隠している足元のカバーを外す。
 続いて、現れたECUを固定している2本のネジを外し、ECUを取り外し、家から持ってきた予備(故222SEの物)と交換する。

 これで、直ればラッキーだ。(^_^;)

 バッテリのマイナス端子を戻して、エンジンをかける・・・

 「うぅ、やっぱダメ。(T_T)」

 ECUではないらしい・・・
 で、一応、ECUからISCVまでのケーブルの断線、もしくは接触不良も疑ってみた。
 スロットルバルブに付いているアイドル調整スクリュを開いて、冷えていてもなんとかエンジンがストールしないようにしてエンジンをかける。
 回転数はかなり低いが、アクセルを離してもなんとかストールしないで、エンジンは動いている。
 この状態で、テスターを持ってエンジンルームにまわり、ISCVのコネクタを外して端子間の電圧を測る。

 計測された電圧は、0.01vとか0.02vとか・・・非常に微弱な電圧、値が一定でないところを見ると、バルブは電圧に比例して動くのではなく、パルスによって開度を調整するタイプらしい。となると、テスターでは役不足。オシロスコープで見たいところだけれど、会社に行く時間が迫っているので、今はそんな時間は無い。(-_-;)

 とりあえず、微弱ではあるけれど、電圧が測定されたという事は「断線も接触不良も無い」と判断した。ISCVを交換するしかないらしい。

 というわけで、時間切れ。バッテリ端子を外して、朝ラッシュに揉まれながら会社に向かう。

 ・・・・・

 さて、何台かの部品取り車を持っているスパイダにお乗りの秋山さんに連絡を取って、中古のISCVを適価で譲っていただけるようお願いしてみた。
#ちなみにISCVは、コーンズで新品で買うと「5万!!!」です。(^_^;)

 快いお返事がいただけ、且つ明日から私が車を使うという予定を知っている秋山さんは、今日の午後Visionさんとこでならお渡しできますとの事。
 こりゃ、会社早退してでも行くしかないでしょ。

 ・・・・・

 で、予定通り早退して、電車でガレージVisionに向かう。
#あぁ、不良社員。(^_^;)

 事前に時刻表を調べ、東部線直通の地下鉄日比谷線に乗り、そのまま最寄駅の「蒲生」まで行く。蒲生駅からガレージVisionまでは、ちょっと歩く距離ではないとの事で、秋山さんに迎えにきてもらう。m(_"_)m

 Visionさんとこに到着したら早速、問題のISCVを譲っていただき、しばらく雑談してから帰路に着く。

 蒲生から家までは電車で2時間の距離。家に帰ったら日も暮れてスッカリ真っ暗だったけれど、明日朝は結構早い時間に「MaseratiDay」に出発しなければならないので、今交換するしかないでしょ。(^_^;)

 暗闇の駐車場に向かい懐中電灯片手に、ISCVを交換する。
 ISCVの交換は、楽勝っす。
 六角ボルトを2本外して、ガイドを外したら、あとは気合で引っ張るだけ。(^_^;)
 そして、譲っていただいたISCVを替わりに取り付けて、エンジン始動。

 「さ〜て、直ったかなぁ?(ワクワク)」

 が・・・・ダメでした。(T_T)
#症状変わらず。

 くぅ〜、コイツじゃなかったのか・・・
 となると、ECUの入力になるセンサ系だなぁ。

 秋山さんは、ISCVだけでなく、「ついでだから安全の為にセンサ類も持っていったら?」と言ってくれていたのだけれど、微弱とは言えコネクタに信号が来ているのは確認できていたので、「絶対壊れているのはISCV本体」だと思い込んでいて遠慮したのであった。(爆)

 今となっては仕方が無いので、明日からのMaseratiDayは、「手動で暖機」する事に覚悟を決めて、家に帰って、呑んだくれた。(^_^;)
#外寒いし。

 呑んだくれながら考えた・・・
 インジェクションECUの入力になっているのは、
  ・カムシャフトセンサ
  ・クランクシャフトセンサ
  ・圧力センサ
  ・水温センサ
  ・吸気温センサ
 か・・・
 カムとクランクのセンサは、燃料噴射のタイミングに関わるのでイカれれば、マトモにエンジンが動かないと思うから、他の4つのセンサだな・・・でも、「暖機」にかかわる部分と考えると、水温センサと吸気温センサが最も有力か?

 とりあえず、明日からのMaseratiDayで222Eの玉川さんにお願いして、吸気温センサを交換して試させてもらおう。
#水温センサは、外すと水が流れるからちょっとその場では無理。(^_^;)