1998/11/03
「パワステ冷却計画」もいよいよ終盤。
にしても、パワステから激しい異音が出たのが8月末、それから2ヶ月以上も経って、もはや季節も変わり、最近は暑くなることもなくなったので、激しい異音がすることもなくなってしまった・・・
#「ウナリ」と「シュルシュル」はしてるけど・・・(^_^;)
昨晩、足りなかった部品を購入し、とりあえず配管を終え、テスト始動してみたが、エアを大量に噛んでしまって、ポンプからは異音が出ていた。
一晩経って、朝リザーバタンクの中を確認してみると、予定通りフルードの泡はすっかりなくなっていた。
バッテリを接続して、早速始動。が・・・
「むぅ、まだ音がするなぁ・・・」
でも、昨晩とは違い、リザーバタンク内のATFは泡立ってはいないので、単にポンプにエアが入っているだけみたい。
パワステポンプのエア抜きに、左右に3回ほど据え切りしてやったら、音は出なくなった。\(^o^)/
が、喜んだのもつかの間、リザーバタンクとパワステポンプの間を繋ぐホースのリザーバタンク側の繋ぎ目からATFが滲みでていた。(-_-;)
どうやら昨晩、外すのをあきらめてバンド締めなおした時に締める力が弱かったらしい・・・
と思い増し締めしたら・・・・
「むぅ、バカになってる・・・(-_-;)」
いくら締めても、一定以上は締まらない状態になっていた。
というわけで、新しいバンドを購入しに行かなければ・・・
ところで、今日は、朝から222Eに乗っている玉川さんが家にくることになっていた。
目的は、調子が悪い原因を特定するため。
朝10時ぐらいに来るということで、まだ時間があったので、久しぶりにエンジンコンディショナーを突っ込むことにした。
吸気の二股を外し、スロットルを開いて、サージタンク内にたっぷりと「日産純正エンジンコンディショナ」を突っ込む。
そして、IGコイルの入力端子を外して、点火しないようにしてからセルを回して数回クランキングをする。
そして、吸気の二股を元に戻している間に、玉川さんがやってきた。
玉川さんの222Eはしばらく前から、4000rpm以上まともに回らない状態になっていて、一応、まともに4000rpm以上回る私の車と部品を交換してみて原因を特定してみることとになった。
詳しくは玉川さんのHPを見ていただくとして、
私も過去にミッションオイル交換でお世話になった横浜のモデナで見てもらったところでは、ECUの片側を交換してみたり、こすった形跡のあるクランク角センサの隙間を調整してみたりしたみたいだけれど、そのときは何ともならなかったらしい・・・
クランク角センサにこすった跡があったので、一応取り寄せて交換する予定らしい。それまでの間、玉川さんなりに原因を追求したいということで、私のと各種部品交換検証ということになった。
聞いていた話では、止っていれば6000rpmは軽く回るが、走っている時は、4000rpmまでは正常、4000以上では回転は徐々に上がるけれど、ブーストが効かなくなるとの事だったので、私的には、負圧センサかブースとコントロール用のソレノイドバルブかと思った。
玉川さん的にはデスビキャップを交換したいとの事で、デスビキャップを交換してみたけれど、これはハズレ。
次に、サージタンク横の負圧センサを交換してみたけれど、コレもハズレ。
続いて、ソレノイドバルブを交換しようとしたけれど、奥まったところに固定ネジがあるので、短いドライバが必要になった。
私もホースバンドが欲しかったので、玉川さんの車で近所のDIY屋まで行く。
この時に運転させてもらったけれど、4000以上はたしかにブーストをかけられない。
良く観察してみると、4000あたりでリブリミットに達したときのようなエンジンの揺れる振動があった。
となると、ブーストが効いてないというより、燃料カットが働いているのか、火花が飛んでないのか・・・どちらにしても原因は・・・わかりません。(-_-;)
で、近くのDIY屋で短いドライバを購入たが、私の目的のホースバンドは無かった。(-_-;)
なので、別のところでホースバンドを購入して家に戻る。
ちょうど昼ごろだったので、昼ご飯がてら私の車の試運転にでることになったので、今購入してきたホースバンドを、「バカ」になってるやつと交換して、エンジン始動。
エンジンコンディショナを午前中に突っ込んでいたので、アンモニア臭い真っ白な排ガスをモウモウと吐きながらのアイドリング。(^_^;)
いちおう、パワステポンプからは音はしない。
暖気もおわり、いざ試運転へ。
表通りに出るまでに、何度か交差点を曲がったけれど、パワステからは異音はしない。
で、表通りにでて前に車がいないのをいいことに、フル加速。が・・・5000あたりで「バフッ」っと音がして加速しなくなったので反射的にアクセルを戻した。
なんか「ヤ」な予感がしたけれど、試しにまた回してみるとちゃんと6000まで回る。
「なんかの間違いかな?さっきの事は、なにもなかった・・・ということで。(^_^;)」
で、適当に走って近所のファミレスで昼食にした。
ファミレス駐車場に停めるときに、多少パワステポンプが「うぉ〜ん」と唸っていたけれど、これは許容範囲。
昼食後、駐車場に戻っても、フルード漏れの痕跡は見当たらなかったので、どうやらもれてはいないようだ。
#ヨシヨシ(^-^)
で、ファミレスから家への帰り道、パワステから音がしなくなったので調子にのって、前に車がいない時にフル加速。が・・・なんかパワーが物足りない。
助手席で玉川さんが、「ブースト上がってませんね?」・・・(・o・)
「ギョ」っとして、もう一度、フル加速してブースト計を見てみると、
「むぅ・・・ブーストが全くかかってない・・・(-_-;)」
タービン障害なら、異音と、白煙がでるハズ、それに全くブーストがかかっていない事から両側同時とも思えないので、タービン系の障害ではないと思う。
さっき、ブーストコントロールのソレノイドバルブをちょっとイジったから、
「負圧ホースが抜けて、ブーストがダダ漏れになってるのかな?」
と思い。家に帰って、ボンネットを開けてみるが、ソレノイドバルブは大丈夫だった。(-_-;)
とりあえず、この原因究明は後回しにして、ソレノイドバルブを外し、玉川さんの222Eに取付けてみるが、これもハズレ。最後にインジェクション系のECUを交換してみるが、これもハズレ・・・結局、簡単に交換できそうな部分は全部ハズレだった・・・
玉川さんはこれからモデナに車を置いてくるというので、私もついていく事にした。
#モデナの場所が以前とかわったので、位置を確認したかったのと、
#もっと長距離乗って、パワステクーラの効果を確かめたかったから
(^_^;)
で、第三京浜川崎インターから高速に乗ったけれど、ブースト効かないと、ほんと、圧縮比が低いだけのV6で「ダメ子ちゃん」な感じ。(^_^;)
ぜんぜん加速してくれまへん。(-_-;)
モデナに着いて、もう一度ボンネットを開けてみると、
「あっ!!!」
原因が判りました。
午前中にエンジンコンディショナを突っ込んだときに外した吸気パイプのホースバンドを締め忘れていました・・・(^_^;)
#吸気パイプが完全に外れてた。(^_^;)
というわけで、その場でネジを締めて帰路に着く。
フル加速すればちゃんとブーストも上がり、あの加速感が戻ってきた。\(^o^)/
#あぁ、部品が壊れたんじゃなくて、よかった。(^_^;)
家まで、30分ぐらい走ったけれど、パワステの「シュルシュル」音もしなくなったし、やはり今回の「パワステ冷却計画」、苦労やったかいはあったと思う。