1998/10/03

 MCOJ(Maserati Club of Japan)からは、ちょくちょくサーキット走行会の案内がくるのだけれど、まだ参加したことは無い。
 決してサーキット走行が嫌いというわけではなく、むしろサーキットを走るのは好きな方なのだけれど・・・

 学生の頃は、マセの前に乗っていたアルトワークスで、地元のちっさいサーキットや峠道によく走りにいった。毎回上達していくのが楽しかった。
 タイム的にはたいした事はないのだけれど、下手は下手なりの楽しみ方があって、かなり面白かった。
 と同時に、下手だっただけに車もよく壊した。ミッションなどは、かなり雑に扱っていたらしく、3速のギアは欠けて入らなくなったし、その他、シリンダヘッドに亀裂が入ってLLCが漏れ出したりとか・・・(^_^;)

 なんせ、サーキット走行するということは、車に対してかなりの負担をかける事だというのを身をもって経験していた。
#下手だからだけど・・・(^_^;)

 というわけで、今の車でサーキット走行するなんて、とてもとても・・・
 ミッションはベアリングがガラゴロ言ってるし、プロペラシャフトセンターマウントはヘタってるし、パワステは不完全だし・・・どこが壊れても不思議じゃない・・・しかも高い。(-_-;)
 なので、サーキット走行は避けてきた。(^_^;)

 でも、今日は違う。
 今回は「カート」大会なので、思う存分飛ばせる上に、自分の車が壊れる心配もない。(^_^;)

 久しぶりに、あのスピードなスリルを味わえると思うとワクワクした。(^_^;)

 開催場所は、埼玉県飯能市の「ラー飯能」というところ。
 地図で確認すると、奥多摩の辺りのようだ・・・

 「むぅ、かなり遠い。(-_-;)」

 先週行った、パワステフルード交換の効果がどれだけあったか試すのにはちょうど良い。(^_^;)

 現地には17:00に着ければ良いのだけれど、以前、奥多摩の日原鍾乳洞まで行った時に、5時間かかった経験があるので、かなり早めだけれど、12:30に家を出ることにした。

 午前中のうちに洗車して、予定通り12:30に家を出発。

 府中街道、世田谷通り、狛江通りを通って調布まで出る。国道20号の渋滞を嫌って調布インターから中央道にのり八王子で下りる。ココまでまったく渋滞がなく1時間程度・・・

 「やばい、早すぎる・・・(-_-;)」

 予定では、八王子まで3時間以上かかるはずだった。

 八王子から国道411号で青梅まで行くが、これまた全く渋滞していなかった。青梅の時点で、14:00ぐらい。昼飯を食べていなかったので、どこかで食べなければと思っていたのだけれど、青梅を過ぎて県道に入ったら、ぱったりと道沿いの店が無くなった。(^_^;)

 「時間が早いのもヤバイけど、空腹のままカートするのはヤだなぁ・・・」

 と走っていると、途中で一軒、食事屋を発見。すかさず入って、遅い昼食を取った。

 店の人に聞くと、目的地まではあと一時間もかからないらしい。

 「むぅ・・・2時間以上も早い・・・困ったなあ。」

 とりあえず、時間つぶしの方法は目的地に着いてから考えることにして、「ラー飯能」を目指す。

 さて、ここまで、パワステポンプからのウナリ音は聞こえていない。道もイイ具合のセンターライン付きワインディングだし・・・
 ちょっと一発、シフトダウンして回してみる。(^_^;)

 このところ、パワステ騒動で、まともに回して走る事が無かったので、なんか気分爽快。(^_^;)
#やっぱ、3000以下ばかりでは、欲求不満がたまってしまう。

 しばらく気分爽快で走っていたけれど、リアから「カランコロン」という缶の転がる音で、正気に戻った。(^_^;)
 「もしも」の為に持ってきたATFの缶が、トランクの中で転がっているのであった。
 開封済みの缶なので、蓋が開いて、トランク内がATFまみれになるのも困ってしまうので、やむを得ず平常運転に戻した。(^_^;)

 で、パワステポンプはというと、耳を澄ませば、かすかにウナリ音が聞こえているけれど、これぐらいは許容範囲でしょう。とりあえずOKみたい。

 目的地へは、一度迷って、コンビニで道を教えてもらい、15:30頃に到着。
#もちろん、まだメンバーは誰も来ていない。(^_^;)

 「むぅ、いくらなんでも、早すぎた。あと2時間、どうすべかなぁ・・・」

 とりあえず、既に走っている人を「ボォ〜」っと眺めつつ、しばらくして立ってるのも疲れたので、車に戻ってシートを倒して、寝っころがってみる。
#でも、時間はなかなか進まない。(-_-;)

 「あっ、そういえば」

 来るとき、スピードメータが半分ぐらい止っていたのを思い出した。
 どうせ時間もあるし、この場でバラすことにした。(^_^;)

 とはいっても、あまりハデにバラすと、視線を浴びてしまうので、メータナセルを完全には取り外さず、浮かせて、接続されているコネクタだけ、抜き差しして、元に戻した。
#これで直ってくれるとイイんだけど・・・(^_^;)

 あと、受付のあたりを歩いていると、和光のケミカル品がいくつか目に付いた。
 その中に、先日購入したパーツクリーナの「BC-JUMBO」が1100円で売っているのを発見。この前購入したときは1500円だったので、すかさず2本ほどゲット!(^_^;)

 などと、グダグダしてるうちに、今日のメンバーが到着。

 走行前に旗の説明やカートの取り扱い方法などの説明を受けた。
 今回は、5分のフリー走行、8分の予選1、8分の予選2、で本番の二人組での60分耐久。

 説明を受ける前に、結構多くの人が、レーシングウェアに着替えていていた。私は持っていないので、長袖のシャツに綿パン&革靴。(^_^;)
#どうやら、気合がゼンゼン違うらしい・・・

 フリー走行で走り出すが、前に乗ったのが5年も前では、すっかり忘れている。

 「こんなに、ハンドルってクイックだったっけ?」
 「ブレーキ踏んだらすぐスピンする」

 なにより、

 「こんなに、疲れるもんだったっけ!?」

 5年前に乗ったときは、5分程度ではこんなに疲れなかったような・・・
 どんなに疲れたかというと、走行後にヘルメットのあご紐が外せないぐらい、手に力が入らない。(^_^;)
#やっぱ、四捨五入して20歳のときと、30歳のときでは・・・
#はぁ、ヂヂイになったのぉ。(^_^;)

 完全初心者状態なので、1周毎に上達するのが自分でわかるので、ものすごく楽しいのだけれど・・・走行後の疲労感を考えると・・・

 「あと、予選2回と本番かぁ・・・体、もつんだろうか・・・」

 で、メチャメチャ疲れたけど、予選2回を無事終えて、ベストラップは、38.5秒台、参加者全員の中では、まんなかへん、速い人は、37秒台前半で走っている。

 フリー1回と、予選2回で、計3回も走っているので、もう結構煮詰まっているつもりなのに、たかだか一周40秒程度のコースで1秒半も差がつくなんて、結構ショック。
#根本的に何か違うようだ・・・(-_-;)

 でも、その違いは見つけられないまま、本戦へ。
 15分ごとに交代して、1時間。疲れるッス。(^_^;)

 体力を使い果たして、なんとか走りきった。
 もう、死ぬほど全身ダルイ。(^_^;)

 結果は・・・最下位でした。(^_^;)

 さて、疲れきった帰り。
 車に乗って、エンジンかけて、発進すると、

 「あやゃ?なんかハンドルが軽いぞ。」

 ジャッキアップしてタイヤが接地してないような感触。「壊れたか?」とも思ったけれど、車はちゃんと曲がっている。
 それに、ものすごくエンジンが静かなような・・・

 単に、いままで運転していたカートがハンドルが重くて、エンジン音がうるさかったので、その反動で軽く静かに感じただけであった。
#ビックリしたなぁ、もぅ。(^_^;)

 途中、関越自動車道の「鶴ヶ島」インターそばのロイヤルホストで食事&おしゃべり後、関越、環八経由で帰路についた。

 練馬から環八に入った時は、もう深夜1時近かったので、「さすがに渋滞はないかな」と思っていたら、甘かった。(-_-;)
 高井戸を越えたあたりから渋滞しだして、用賀あたりまで続いていた・・・
#なんで、こんな時間で渋滞するのか・・・疑問だ・・・

 渋滞にハマっていると、また軽くだけれどパワステポンプがウナリだした。
#渋滞はやはりキツイらしい・・・

 渋滞でさらに疲れきって、家に着いたのは深夜の2時半頃だった・・・
#速攻で寝た。(^_^;)

#翌日は、まともに腕が使えないぐらい筋肉痛になった・・・(^_^;)
#背中、両脇、両肘も打ち身で痛かった・・・(-_-;)

 そうそう、「ラー飯能」の駐車場で、メータをバラした結果は良好で、帰り道では一度も止ることは無かった。(^_^;)