「エアコン効かない」

 いやぁ〜、夏場にエアコンが効かないと、困っちゃいますよねぇ〜(^_^;)
#シートが汗臭くなりそう。

 夏場だけでなくても、雨が降って車内が曇った時とか、エアコンが効かないとちょっと大変・・・(-_-;)

 私の222SEも効かなくなりましたが(^_^;)、多くの場合は「ガス切れ」か「コンプレッサが回ってない」というのが原因ではないかと・・・

 エアコンのボタンをONにしても、噴出口から風すら出てこないというのは・・・ブロアファンもしくは、エアコンパネルがイカれてる可能性があるので・・・修理代は覚悟した方がよいかも・・・

 で、とりあえず、風は出てくるけれど、冷たくない場合の各部チェック方法。

[コンプレッサ回ってますかぁ?]
 エンジンをかけて、エアコンはOFFの状態で、車の前にいって下からエンジンルームを覗きこみます。
 ベルトで繋がってる物体のうち、車に向かって左側がコンプレッサ、右側がオルタネータです。
 左側のコンプレッサはベルトが空回りしてるだけで、回っていませんね?
 次にエアコンをONにします。
 電動ファンが回り出すと同時に、先ほどは回っていなかったコンプレッサも回っていると思います。
 回っていれば、とりあえずコンプレッサの電磁クラッチはOKということで。

 もし回っていなければ・・・
 はてさて、何が原因なんでしょう?

 一般的には、ガスがすっからかんだとコンプレッサは回らないようになっています。整備マニュアルのエアコン系の回路図を見てもそのように見えます。
 が・・・私の222SEはガスがすっからかんだったにも関わらず、コンプレッサが元気に回っておりました。(^_^;)
#このせいですっかり騙されました。(-_-;)

 とりあえず、コンプレッサ駆動用のリレーが動いているか確認してみましょう。
 エンジンを一度切ってから、キーをONの位置までまわして、エアコンをONにすると、エンジンルーム内左奥にあるリレーが「カチカチ」と鳴ってますか?

 「電動ファンがうるさくて聞こえ〜ん!」

 という場合は、エンジンルーム左奥のリレーの内2つが電動ファンのリレーですから、ソケットから抜いてしまいましょう。

 あと、

 「一人ではでき〜ん」

 という方は二人で作業すると楽です。(^_^;)
#私は、助手席の窓を開け、外から上半身を車内半分に入れ、右手はエンジンルームのリレー郡の上に置いて、左手でエアコンパネルを操作しました。(^_^;)

 エアコンのON・OFFで「カチカチ」いうリレーがありましたら、リレーまでは電源が来ているので、リレーからコンプレッサまでの配線をチェックするのですが、その前にリレーをソケットから一度抜いて、元に戻して、内のヒューズをグリグリとイジってみましょう。
 コンプレッサは回るようになりましたか?
 ってよく考えたら、エンジンかけてなかったですね・・・(^_^;)
 エンジンをかけてなくても、電磁クラッチが正常に動けば、「バキンッ」と結構な動作音がするのでわかるでしょう。

 もしこれでも、電磁クラッチが動かなかったら・・・

 配線がどこかで断線してるか・・・リレーからコンプレッサ間にあるセンサ連動(ガス残やコンプレッサ温度)のスイッチが死んでいるか・・・最悪電磁クラッチ自体がお亡くなりか・・・ちょっとお手軽修理ってわけには行きそうもありません。

次に、
[ガス入ってますかぁ?]
 コンプレッサは回ってるとして、はたしてガスが残ってるのか残ってないのか・・・
 ガスが残っているか確認するには、フロンフィルタのサイトグラスを見ます。
 フロンフィルタは、直径5cmぐらい長さ20cmぐらいの円筒形の物体で、電動ファンとバッテリの間ぐらいにあります。サイトグラスはそのてっぺんについてますが、グアイの悪いことに、サイトグラスと隠すように吸気ホースとLLCホースが上にあるため、なかり見にくいです。

 エンジンをかけエアコンをかけた状態で、ちょっと回転を上げた状態でサイトグラスを覗きこみます。
#手でエンジンルームのスロットルを開けば一人でできますね。 (^-^)

 ガスが満タン入っていれば・・・何も見えません。
 ガスが満タンじゃないけど入っていれば・・・白く濁ります。
 ガスがスッカラカンだと・・・何も見えません。(-_-;)

 困ったことに、「満タン」と「スッカラカン」の区別ができません。(-_-;)

 もしかして、ヤバい方法なのかもしれませんが、私は、ガスの注入バルブでチェックしました。
 ガスの注入バルブは、エンジンルーム左奥のリレーが並んでいるあたりの下の奥まったところにあります。

 ここのキャップを取って、中央の「ぽっち」をドライバの先とかで押すと、ガスが入っていれば「ブシュー」っと勢いよくガスが噴出します。逆にガスがほとんど入ってないければ、「ブシュ〜〜ぅぅぅ・・・」と出なくなります。
#こんなことしてイイかどうかは・・・むぅ〜。

 ガスが入ってなければ、ガソリンスタンドででも入れてもらいましょう。ガス(冷媒)の種類は旧冷媒と呼ばれる「フロン12a」です。
 スッカラカンの状態なら2本は入るはずです。

 入れてるときにガスが流れる経路の圧力がわかるようなのですが、私の222SEでは、どこからか漏れていたらしく、「コレ以上圧が上がらないから満タンにはならないねぇ・・・」といわれました。(-_-;)

 これで涼しくなればOKですね。

 もし、コンプレッサも回ってるし、ガスも入ってるのに涼しくないという場合は・・・エキスパンションバルブがアヤシイかと・・・
 エキスパンションバルブは、コンプレッサで圧力をかけられ、コンデンサで冷やされて液化したガスを、エバポレータの直前で霧状にして気化しやすくさせるためのバルブです。(たしか・・・(^_^;))
 霧状にする構造上、穴が小さく、詰まりやすい部品のようです。
 結構高くて、部品だけでコンイタ価格21600円です。
 でもこれは個人での交換は難しいですね。ガスの回収機とかがないと、思いっきりフロンを大気放出することになりますもんね・・・