1999/02/06
あ〜、なんか久しぶりの車イジりだ・・・(^_^;)
いままで3ヶ月間程テーマに乗ってきて、エンジンのレスポンスで今一つシックリこない部分があったので、今日それほど寒くもないし、原因追求と、可能であるのならば対策まで行うつもりだった。
で、症状は、アクセルを開けたときの吹けあがりはナカナカ良いのだけれど、アクセルを閉じたときのエンジン回転の戻りが遅い・・・なんかスロットルバルブがちょっと開いてるみたいな感じ・・・
#なんとなくだけどエンジンブレーキの効きも弱いような気がするし・・・
アクセルを閉じたときに回転の戻りが悪いのは、実はスロットるがちゃんと全閉になってないか、もしくはスロットル全閉時の燃料カットがなされていないためだと思う。
でもアイドリングは安定しているので、おそらくは「燃料カット」の方だと思う。
通常、エンジン回転が上がっている状態でアクセルを閉じると、回転が1000rpm前後になるまで燃料をカットする。これにより、燃費の向上があり、エンジンブレーキの効きが良くなるし、エンジン回転もストンと下がる。
で、その制御は、スロットル開度をスロットルポジションセンサから得て、回転数はおそらくクランクシャフトセンサから取っており、アクセルが全閉の状態で且つ、エンジン回転がアイドルより高い場合は、エンブレ状態に入っていることになりECUが燃料の供給をストップする。(はず。(^_^;))
さて、ここで「キモ」となるのは、スロットルポジションセンサ。
スロットルポジションセンサの位置がずれていたり、イカれたりしてると、アクセルを全閉にしても閉じているとみなされなかったりしてしまう・・・(-_-;)
#回転系のセンサは、イカれるとマトモに車が動かなくなると思うので、
#原因ではないと判断。(^_^;)
なので、ポジションセンサの位置ズレをチェック。
ボンネットを開けて、スロットルポジションセンサのコネクタを外して見ると、端子は3つ。
スロットル全閉の位置で導通がある端子があるはずなので、各端子間をテスタで導通チェック(端子が3本なので3通り)してみたがどれも導通がない・・・(-_-;)
#当然スロットルは全閉
「やはりな・・・」
どうやら、予想通りポジションセンサの位置はずれている様子。
ポジションセンサを固定しているネジを緩め、ちょっとだけアクセルを開ける方向にズラして動かしてみると、下側2本の端子間が導通した。
#どうやらイカれてはいないらしい。(^_^;)
あんまし、大きく動かしすぎると、アクセルが開いているのに「スロットル全閉信号」が発っせられてしまうので、結構調整は微妙。(^_^;)
ちょうどアクセル全閉の位置で導通する位置に合わせて固定した。
で、ちょっとエンジンをかけてチェックしてみる。
ちょっとだけ暖気後、3000rpmぐらいまで回して、アクセルを離してみると・・・
「おぉ!(・o・)」
ちゃんと、ストンと回転が落ちるではありませんか!
#これが本来の姿だったのねん。(^_^;)
気を良くして、今日はさらに、エンジン内のスラッジ落としを実行。
マセの時もサンザン使った「日産純正エンジンコンディショナー」の登場。
#すっかりお気に入りなので、もはや我が家の常備品。(^_^;)
#その辺の日産サービスセンタで1缶1500円
マセと同様、私のテーマもターボ車なので、エアクリーナとスロットルバルブの間には、タービンやインタークーラーがある。なのでエアクリーナーからエンジンをかけたまま突っ込むといったことはできない・・・
それに、エンジンかけて吸い込ませると、スラッジに浸透せずに効果が半減なので、やはりスロットルボディを外して、サージタンクに直接突っ込んで、多少時間をかけて浸透させて洗浄したかった。
わざわざエンジン内のスラッジ落としを丹念にやるオーナーなんてどちらかというと珍しい方だと思うので、7万km以上も走ったテーマだと、スラッジの蓄積で吸気効率も下がっているに違いない・・・(^_^;)
で、スロットルバルブに繋がる吸気パイプを外して、続いてスロットルボディを外そうと思ったが・・・
「むぅ・・・いろんな物が繋がってて時間がかかりそうだ・・・(-_-;)」
位置的には、スロットルバルブを開けながらスプレーすれば、サージタンク内には充分届きそうな感じだったので、スロットルボディは外すのはやめた。(^_^;)
スロットルボディ上部のネジがアイドル調整用
右側の黒い物体がスロットルポジションセンサ
サージタンクから先も洗浄したいのだけれど、今回特にスロットルボディにあるアイドリング用吸気バイパス通路の洗浄もしたかった。
バイパス通路は、細い上、アイドル回転用のスクリュで空気が真っ直ぐ流れないのでスラッジが溜まりやすい。
スロットルボディ上部のアイドル調整用のスクリュを外すと・・・
「どぇ〜、先がマックロ!!!(・o・)」
#しかもスラッジの層はかなり厚い。(^_^;)
やはりだいぶ汚れが溜まっているらしい・・・
#スクリュは、すかさずエンジンコンディショナをスプレーして汚れを拭き取った。
とりあえず、スロットルバルブを開けつつ、そこからエンジンコンディショナをタップリと突っ込む。
サージタンクに突っ込むだけでは、インマニやその奥の吸気バルブまでエンジンコンディショナが届かないので、エンジンがかからないようにしてセルモータ回して数回クランキングすることで奥に吸い込んでもらう。
クランキング時にエンジンをかからなくする方法は、「プラグコードを外す」とかの方法もあるかと思うけれど、カバー開けないとプラグコードにたどり着けないので、メンドクサガリーの私は、エンジン左奥にあるインジェクタ制御のコネクタを外してエンジンをかからなくした。
で、浸透させている間に、スロットボディの吸気バイパスのスラッジ落とし。
バイパス通路は、スロットルバルブを通る吸気通路の上を通っており、スロットルボディを取り外さないと目視することは難しい位置。(-_-;)
しょうがないので、アイドル調整スクリュを外した穴からエンジンコンディショナーを「チョンチョン」とスプレーして、液体がニュートン様の法則にしたがって上から下に落ちてくるの利用して汚れを落とした。
アイドル調整スクリュの穴からエンジンコンディショナを突っ込むと、下から(つまりスロットルバルブのあたり)「でるわでるわ」マックロになった液体が・・・
コレをトイレットペーパー(^_^;)で、吸い取りながら。汚れが出なくなるまで「スプレーしては吸い取り」を繰り返した。
#これだけでで缶の1/3ぐらいは使ったか・・・(^_^;)
で、吸気パイプやインジェクタの制御コネクタ等を全て元に戻して、しばらく放置。
ホントは一晩ぐらい放置したほうが「より良く」浸透するのだろうけど、明日作業できる保証は無いので、2時間ぐらいで放置終了。(^_^;)
で、エンジン始動。
エンジンコンディショナを突っ込んだ時は、ちょっとエンジンの「かかり」が悪い・・・セルをちょと長めにまわしてやっと始動。
と同時に、マフラーからはアンモニア臭のする白煙がモウモウと上がる。
アイドリングさせつつ、アイドリングの調整スクリュでアイドル回転数を調整。
#まだ暖気中なので1000rpm程度に調整。
暖気後、アクセルをあおって回転を上げると、まだまだ白煙が出てくる。(^_^;)
なので、ちょっとその辺を一回り。
エンジン内のエンジンコンディショナを全て出すのが目的なので、1速で高回転をキープしつつ、白煙を巻き上げながら、街中走行。
#あぁ、なんか通行人の視線が痛い。
#「ワンワン」エンジン音唸らせながら、白煙撒き散らしてるんだから、さぞかし「変な人」と思われたに違いない・・・(^_^;)
一回りしてる途中で白煙は出なくなったので、エンジンコンディショナはスッカリ排出されたと判断し、通常走行へ・・・
やはり、効果は大きい!
今まで、エンジンの吹けあがりにはとくに不満は無かったのだけれど、前と比べるとスバラシク良くなった。めでたしめでたし。(^-^)
#やっぱ、やめられまへんわぁ「日産純正エンジンコンディショナ」(^_^;)