2006/08/27

 それは突然の出来事であった。

 いつもの通り、近所のスーパーまで、週末の買い物に出て、買い物済ませて帰ろうとエンジンをかけると、始動はするものの、アクセル離すとエンスト。
 アクセルをキープすれば、エンストはしないが、エンジン音はかなり乱れており、気持ち的には1、2本いや3、4本死んでる感じ。(-_-;)
 排気がやたら黒いので、点火系があやしい・・・

 とりあえず、走れはするので、アクセルから足を離さず、後ろに注意してサイドブレーキを駆使しつつ、黒煙まきちらしながら、なんとか家まで戻ってきた。

 「まいったねこりゃ」

#実のところ、あんまり参ってないのだが。(^_^;)

 で、買い物の荷物を下ろして、車に戻って、もう一度エンジンをかけてみると、

 「・・・むぅ、自然治癒しちまったい。(-_-;)」

 これはさすがに参る。
 今日はこれから港北のディスカウントまで足を延ばして買い物に行かねばならんのだ。
 
 「途中で再発したら、ヤだなぁ」
 
 とはいえ、行かないわけにもいかないので、さっき起こった事は忘れて、また買い物に出る。
 
 走り出して20分ぐらいは快調だったのだけれど、途中でまた再発。
 吹けも悪く、バックミラーにはハデに黒煙が写っている。(-_-;)
 
 なんとか目的地に到着して、とりあえずボンネットを開けて、点火系を中心に点検する。
#点検っても、こんなところでできるのは、プラグコードの緩みチェックと、IGコイルの配線コネクタを抜き挿しするだけなんだけど・・・

 で、試しにエンジンをかけてみるも、やっぱダメ・・・
 
 しかたないので、買い物してくる。で、30分ほど買い物して戻ってきた。
 
 「さ〜て、エンジンルームも多少冷えただろうし、直ってるかなぁ?」
 
 と、エンジンをかけると、前々直ってない。(-_-;)
#そりゃぁねぇ、何もしてないんだから、直ってる方が変だわな。(^_^;)

 仕方ないので、帰りも黒煙撒き散らしながら走る。

 一応、帰りながら、何が悪いか考えてみる。
 
 黒煙吐いてるから点火系として、まずプラグコード。
 プラグコードはしっかりハマっている事はさっき確認ずみだし、たとえ断線してたとしても数万ボルトなので断線部分で火花とんで導通するはず。途中で火花が飛んだ分、多少弱くはなると思うけど、6本全部断線するわけでもないだろうから、きっとここまでは酷くなるまい。
 次に、デスビキャップとロータ。
 ロータが磨り減ってたら、流石に電気の分岐ができなくなるから、一部だけ点火しない・・・って可能性はあるなぁ。
 次にIGコイル。
 過去に222Eの玉川さんの車でもIGコイルが死んで走らなくなった・・・という話は聞いているので、これも可能性はあるなぁ。
 最後にECU。
 ECUから点火信号が出てなかったら、さすがにダメだよねぇ。でも、少なくともエンジンは動くんだから、仮にECUだとしたら、ECUの中でも点火信号をコントロールする側は生きていて、終段のパワートランジスタがイかれているようなイメージかなぁ・・・
 少なくとも、点火信号がまがりなりにも出ている点からECUの入力になるセンサ系はシロと見た。
 
 などと、想像しつつ、なんとか家までたどりついて、家からECUの予備とIGコイルの予備を持って駐車場へ。
#このあたりの予備があるところが、昔と違うところ・・・(^_^;)

 とりあえず、点火系ECUを交換してみる。・・・症状かわらず。ECUはシロと判明。
 
 次にデスビキャップを開けてロータの状況を確認すると、磨り減っては居ないことが確認できた。一応、軽く接点部分を磨いて元に戻して、エンジン始動してみるも、症状変らず、これも「おそらく」シロと判明。

 最後にIGコイル。
 交換したら、ピタっと症状が治まった。
 「部品交換して試す」などという、あまりにも脳みそ使ってない原因究明方法なのであまり達成感はないのだけれど、どうやらこれが「犯人」らしい。
 
 ちなみに、IGコイルは、2つとも交換したのだけれど、ドッチがイカれているのか一応チェックする為、1つづつ戻してみる。
 1つ戻して、エンジン始動・・・症状は出ない。
 2つとも戻して、エンジン始動・・・症状は出ない・・・アリ?
 
 「あう゛〜、また、自然治癒しちまった〜。(-_-;)」
 
 もしやIGコイルは犯人じゃないのかぁ?
 でも、可能性のある他の物はシロだったんだから、消去法でいっても、やっぱIGコイルが犯人だよなぁ。
 
 仮に片側が死んでると想定して、IGコイル片側のプラグコードを抜いて、エンジンをかけてみる。あきらかに3気筒になるのだけれど、症状がこれと同じなら、IGコイルと断定しても良いかと。
 
 で、どうかというと、
 
 「調子悪いは調子悪いんだけど・・・ちょっと違うな」
 
 という感じ。
 IGコイルの片側のプラグコードを抜いて完全3気筒にした時は、元の症状の時に比べて、「バラバラ」と、より調子悪い感じ。ちゅー事は、仮に犯人がIGコイルだったとしても、完全にダメってわけではなく、弱い火花になるぐらいは動いてるって感じですかねぇ・・・
 
 なんせ、自然治癒してしまったので、もう犯人はIGコイルだと断定して、2つとも交換します。
 
 で、試運転に出る。
 もし仮にIGコイルが犯人ではなかったとすれば、今日の感じからすれば、30分も走れば再発すると思うので、だらだらと30分ぐらい走ってみた。
 
 んが、症状は再発しなかったので、なんかこースッキリしないけれど、IGコイルが犯人だという事で修理完了。

 あぁ、にしても、家の近くでよかった。こんなん旅行先だったら最悪ッスよ。
 さすがにIGコイルやECUの予備持って旅行には行かないもの・・・