2005/05/14
先日のBBQの時に、ギブリに乗る某氏より、ある物を預かった。
3200GT(Newクーペ/スパイダのかも)のメーターユニットだ。
預かった目的は伏せるとして、こんなチャンスは滅多にないので、ここはジックリと最新マセのメーターユニットを観察することにする。
#もちろん、某氏には断った上で。
ウラを見た第一印象は、
「ギブリと一緒ッスね」
という感じ。コネクタの感じや、フィルム基盤の感じからみて、元製造メーカーは、222やギブリと同じだと思う。
ここだけ見ると、「進化してねーな」とも思える。(^_^;)
が、開けてみると、かなり電子化が進んでいる事がわかる。
222は、スピードメーターユニットやタコメータユニットを除くと、全く半導体デバイスがつかわれておらず(数個のダイオードぐらいは使われているけど)、ほんとに電球とコネクタだけの世界なのだけれど、ギブリ(厳密には222.4vから・・・いや、シャマルからというべきか)はちょっと進化していて、外気温度とかの表示用に7セグメントLEDがついている事もあって、一部ではあるけれど、表示に専用ICが使われている。
それが、今のメーターは、その専用ICコントロール下にある表示部分がかなり拡大していて、かなりトーシロには手が出せない世界になってきてます。
また、表示系だけではなく、スピードメーターユニットやタコメータユニットも見るからに「現代の電子回路基盤」っぽくなっており、進化を感じさせる。
う〜ん、このメーターユニットつけたらさぞかし指示精度が上がるだろーな。(^_^;)
残念なことは、使われているIC類は、インターネットでデータシートが見当たらず、回路的な観察ができなかった事。
#う〜む、メモった紙なくした。(-_-;) 写真だと、MLX14〜・・・までしか読めないな・・・
#ただ、スピードもタコも、同じLSIが使われてたのよね・・・プログラマブルチップかしらん。
222のメーターユニットに使われているコントロールICのデータシートは、たまたま入手できたけれど、ギブリのメーターユニットに使われているICは、Harris社の物とわかっただけで中身不明。いやぁ、この手の電子回路の解析は、やっぱトーシロでは限界がありますな。技術力がどうのという前に情報が手に入らない。(-_-;)
ちなみに、センターの状態表示ユニットはDIGITEKというメーカーのようで、サイトもすっかりイタリア語なのだけれど、イタリアの自動車バイクメーカー向けにメーター周りの部品を供給しているメーカーのようだ。
サイトを徘徊していると、どうやら、3200GT以降のセンターコンソールのオーバル時計もDIGITEK製らしい。
いやぁ、面白いもの見せていただきました。某氏に感謝。