2003/05/17
なんか、土日とも休みな週末は久しぶりな感じがする・・・
雨降ってて天気も悪いのだけれど、今日の作業には支障なし。
先日(って、もうだいぶ前だな・・・)までで、一通りの磨き作業は終わったので、今日からは調整工程に入ります。
まずは、バルブ擦り合わせから。
バルブ擦り合わせは、バルブをヘッドに差し込んだ状態で、バルブコンパウンドをつけてクルクルまわす作業なのだけれど、何のためにやるかというと・・・
エンジンにおける燃焼の基本は「よい圧縮」「よい火花」「よい混合気」で、このうち「よい圧縮」を得るために行う作業。
激しい爆発による熱にさらされるバルブ周りは、かなり劣化が激しく、特に排気側は、バルブのあたるシート面が結構ボロボロになっている。
バルブ側も同様で、これをいくら洗浄したところで、ぴったりとはかみ合わない。
ぴったりとかみ合わないということは、せっかく混合気が圧縮されても、そこから漏れて、圧縮率が下がる→パワーが落ちる。という事になるんス。
というわけで、研磨剤(バルブコンパウンド)をつけて、バルブとバルブシートの表面をゴリゴリと削って、ぴったりかみ合うようにするわけッス。
さーて、ひとつひとつ地道にやっていきますかね・・・
その前に、バルブガイドの掃除から。
バルブガイドの穴にCRC5-56を「ブシュー」とスプレーしてから、綿棒で中を拭く。
すると、綿棒が真っ黒になる。(^_^;)
これを全バルブ分やって、バルブガイド側の掃除と潤滑は終わり。
ちなみに、エンジンオイルではなくCRCを使ったのは、オートメカニックの別冊かなにかで、エンジンオイルよりCRCの方がスムースに作業できるという話だったので。
というわけで、1番の排気バルブをケースから取り出し、ステムにCRCを「ブシュー」とスプレー。
バルブガイドに挿し。スムースに動く事を確認してから、バルブのシート当たり面に「中(120番)」のバルブコンパウンドを指で塗りつける。
そして、タコ棒をバルブの裏に貼り付かせて「くるくるカンカン」とやる。
ただまわすだけだと、ザラザラ成分が傘の外に追い出されて、研磨されないので、2、3度回したら、「カンカン」とバルブを持ち上げる。
コレの繰り返し・・・どこまでやればイイのか、よくわからないが・・・途中、コンパウンドを追加しつつ、10分ぐらいやってから拭き取ってみた。
すると、バルブシートの「痛み(劣化)」に相当する窪みが、まだ残っており「まだまだ感」を訴えていた。
「ふぅ、こりゃマジで地道だな・・・」
というわけで、今度は20分ぐらい「くるくるカンカン」とやった結果、バルブの窪みが無くなった。
さーて、続いて、「細(240番)」のバルブコンパウンドをつけて、再び「くるくるカンカン」とやる・・・
これも、適当に20分ぐらいやって、拭き取ってみた。
う〜ん、これで、イーのか?
よくわからないけど、もともとの状態って、もっとピカピカなんだが・・・
#あまりにもピカピカなのでバルブ擦り合わせをしていない「元」の状態なのかもしれないけど。(^_^;)
もっと、表面を磨かなくてもイーのかな?とはいっても、これ以上細かい目のバルブコンパウンドは持ってないし・・・
「はっ!ボディー用のコンパウンドならある」
というわけで、ボディーの表面磨き用のコンパウンド「粗」「細」「極細」の順に「くるくるカンカン」とやっていくと、「鏡面」とまではいかないけれど、かなり光沢のあるバルブシートになった。密着感もアップしてると信じたい。(^_^;)
にっしても、ここまでやると、1本のバルブに1時間以上かかりますな・・・まっ、アマチュアですから・・・時間はタダって事で。(^_^;)
続いて、吸気バルブ。
排気バルブと作業内容は同じなのだけれど、排気バルブと違って、シート面に窪みができるほどの痛みは無いので、最初の「中」のバルブコンパウンドの作業で「こんなもんかな?」とテキトウにやったら、最後のボディー用コンパウンドで磨いた後に「ピカピカ」になってる部分が上端の一部だけという事に気がついた・・・
「ゼンゼン擦り合わせれてないじゃん!」
というわけで、中目コンパウンドによる作業はじっくりやる必要がある事がわかりました。(-_-;)
そんな作業内容なので、時間のかかることったら・・・夕方まで作業で、やっと2気筒分・・・
しかも、疲れる。肩甲骨のあたりが、かなり「コリコリ」感じ。
先が思いやられる。