2003/02/13

 う〜ん、天気が悪い。一昨日名古屋で降ってた雨だろうか・・・寒いし。(-_-;)
 こんなときは、家の中での作業ッスね。

 去年末、222Eの玉川さんからイグニッションECUを預かった。
 というのも、暫く走っていると、ブーストコントロールバルブが「カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ」と痙攣するのだそうな・・・

 私の手持ちにあったインジェクションECUと交換したら、症状が出なくなったという事で、原因がECUにあるのは間違いなさそうだ。
 というわけで、今日は、このへんを探る。
#おーい!預かってからもう二ヶ月ぐらい経ってるぞぉ。(核爆)

 ブーストコントロールバルブはコネクタの端子が2つあるのだけれど、車の回路図を確認すると、片側はアースに、片側はECUの22ピンに繋がっている。

 んで、ECUの蓋を開けて、ECU内の回路を追っていくと、

 こんな感じだった。
 比較的教科書どおりのトランジスタによるドライバ回路だ。

 使われているトランジスタは洋物の型番が書かれているが、のデータシートをインターネットを検索してみると、やっぱ、普通のトランジスタだ。
 取り外して、hfeを測定してみたが、イカれている様子は無い。

 ただ、いつでも症状が再現するわけではないとの事だったので、国産品に交換する。
 手持ちにあるトランジスタを物色したところ、BD442の方は、2SA1293があてはまったのだけれど、BC337の方は最大電流の規格を満たす物が手持ちにない・・・ただ、BD442をドライブするだけの電流が使えればイイだけなので、多少最大電流が小さくても大丈夫だろうと判断して2SC1815に交換。

 にしても・・・さすが洋物。国産物の小型トランジスタは、足の並びが左からECBなのだけれど、BC337は左からEBC・・・こんなところぐらい合わせて欲しいなぁ。(-_-;)
 というわけで、足を曲げてBCを入れ替えて基盤に取り付けた。

 そして早速車に持っていき。助手席足元のECUと交換して、試運転に出る。
 ブーストをかけてみて、ちゃんとブーストがかかる事を確認し、そしてブーストメータがレッドの手前で停まる事も確認。
 ちゃんとブーストコントロールバルブは動作しているようだ。

 暫く走ってみたけれど、症状も出ないようだし、とりあえず「OK」という事にして、あとは玉川さんにおまかせですかね・・・