2002/07/20
海の日ですね。
海水浴で体を焼いてる人も多いかと思いますが、私は駐車場で丸焼けです。(^_^;)
先日発注した中古の「日産セドリックY32(VG30DE)のオルタネータ」は、予定通り、発注翌日に届いた。
現物を確認したところ、
日産部品番号:23100-0P505
日立型式:LR190-717
となっている。出力は12v90Aとなっているので、十分な出力だ。
#正常に動けば(^_^;)
後で、近所の日産に電話かけて、パーツ番号の裏を取ったら、今回入手した、日立製の「LR190-717」が付いているのは、1991/6〜1993/?までに製造されたY32セドリック・グロリア(VG30DE)に付いている物らしい。
同じVG30DEのY32セドグロでもオルタネータが三菱製の物もあるらしいのだけれど、日産部品番号は「23100-0P507」と日立製とは違う部品番号が付いている。
換装するにあたって、まずは配線が問題だ・・・
オートメカニックとかを見てると、一般的なオルタネータは、
バッテリに接続する「B端子」
アースに接続する「E端子」
キーONに連動する電源に接続する「IG端子」
チャージ警告等に接続する「L端子」
の4端子が必要なのだけれど、なぜか、今ついているDelcoの105A品には、IG端子が無く、車とオルタは、B端子とL端子しか配線されていない。
#E端子は、ボディ直結なので配線は無い。
これはこれでナゾなのだけれど、どーせ交換するので忘れる事にする。
んで、問題なのは、これから換装する日立製のヤツ。
届いた状態では、配線は途中でぶった切られていて、いかにも「解体品です」と主張している状態で、ぶった切られた線は4本ある。
1つは、バッテリに繋がるB端子、1つは、オルタボディから出ているのでアースに接続するE端子、これらは太い線が使われているので、B端子は、今のオルタについているB端子の線をそのままつければOK、E端子は、ボディ直結でOKだろう。
問題は、残る2本、前述の「一般的なオルタネータ」だとすると、「IG端子」と「L端子」だと思うのだけれど・・・
こんなラベルが貼ってある。
「SとLぅぅ!?」
LはL端子だとして、SってIG端子の事かぁ?
いやいや、レギュレータの電圧監視端子はS端子というのだ・・・ホントにS端子だとすると、IG端子はいずこ?
「う〜ん、う〜ん」と悩んだ挙句、先日の旅行で助手席に乗っていた友人Gzに連絡を取ってみる。
その心は・・・
彼はR32スカイライン(RB20DET)に乗っている
↓
R32なら同じ日産車なので、型は違ってもきっと日立製のオルタを使ってるだろう
↓
同じ日立製なら、配線もきっと同じに違いない
↓
それに、彼は、結構車イジりマニアだから、自分の車の配線図ぐらい持ってるだろう
#最悪、実車を調べてもらおう。(^_^;)
というわけ。
んで、連絡を取った結果、予想通り、配線図を持っており、R32のRB20DETには日立製の「LR180-705」という型名のオルタが付いているらしい。
で、配線図のオルタの部分をスキャナーで読み込んでもらって、メールしてもらった。
#Thanks→Gz
その結果、やはりオルタから出ている端子は、今回私が入手したものと同じ「B(A)」「E」「S」「L」の4端子が出ており、配線からすると、どうやら「S」は、レギュレータが電圧を監視する為のS端子らしい。つまり気にしていた「IG端子」は無い事が判明。
これはラッキーだ。
前述したように、今ついているオルタにはIG端子は無いので、換装にあたって、「どっかからIGで連動する電源を引っ張ってこないといかんなぁ・・・」と思っていたので、IG線が必要ないなら、配線的には、まさに「ポン付け」。(^ー^)
あとは、物理的に固定できればOKですね。
#コレが一番問題という話も・・・(^_^;)
というわでけで、まずは、今ついてるオルタを外さないといけないので、クソ暑い中、駐車場で、セコセコと作業する。
オルタネータとエンジンブロックを固定している3本のボルトを取り外し、B端子とL端子を外す。
これで、オルタはエンジンと分離したのだけれど・・・サブフレームと足回りのバーが邪魔して、素直に取り出せない・・・アレコレとパズルのように試した結果、オルタの向きを縦にした状態でなら抜ける事が判明。
無事家に持ち帰る事ができた。
日立製のとDelcoのを比較してみると、取り付けマウント部のボルト径も同じだし、これなら、そのまま「ポンづけ」できそうな感じだけれど、プーリーだけは交換しないと。
これから換装する日立製のは、平ベルト用のプーリーが付いていて、オリジナルのはVベルト用。なので、両方とも外して、日立製のにVベルト用プーリーを取り付ける。
この際、結構なトルクでプーリーナットが締め付けられている上、プーリーが回転するので、たんなるレンチでは外せない。
ちゅーわけで、久々に登場のエアコンプレッサ&エアインパクトレンチ。
駐車場まで電源が届かないので、なかなか使う機会がないのだけれど、今はベランダでの作業なので問題ない。
コンプレッサの電源コードをつないで、スイッチオン!
「ポコスカポコスカ」と空気を溜め始めた。そしてインパクトレンチをセットして、オルタネータのプーリーナットを外す。
さすが、インパクトレンチだっとアッサリ外れます。
両オルタネータ共、プーリーを外して交換、軸の径は同じだったので、問題は無いと思ったのだけれど・・・
はめてみたら、軸のネジ部分が短すぎて、ナットがかけれません。(-_-;)
しかたないので、オルタ本体のベアリングのカバーになっている金属製のフタ(!?)を取り外す。
すると、ワッシャーはかけれないけれど、ナットだけなら2山ぐらい噛むぐらいのボルト長が確保できた。
ワッシャーがかけれないので、ナットの緩みが心配なのだけれど、ワッシャーを挟むとナットが締めれないので、ワッシャーは無しで、その代わり「ネジの緩み止め」を塗って対応。
ナットを締める時もインパクトレンチを使って、プーリーの交換作業は終了。
あとは、エンジンとあわせてみて、ベルト位置とかのビミョーな位置あわせですな。
もうだいぶ日が傾いてきたとはいえ、まだだいぶ暑い。(-_-;)
汗をダラダラ流しながら車に潜って作業する。
エンジン左下部の、元々オルタネータが付いていた位置に日立製をそのままとりつける。
ちょっと、テンション調整用のボルトを取り付ける部分の位置が合わないけれど、これは位置調整可能なので、1箇所ボルトを緩めて、日立製に合わせる。
ベルトをかけてみて、並行に張るように位置調整してみると数枚のワッシャーを間に挟めば、大丈夫な事がわかった。
あと、ベルトテンション調整用のボルトは、Delcoのオルタの方は、ネジ穴になっているのに大して、日立製は、ネジ山が切って無いので、ちょっと長めのボルトが必要という事もわかった・・・
あとは、ワッシャーとボルトを買ってこないと作業できないのだけれど、もう夕方でタイムアップ。
続きは明日ですな。
寝板にしていたダンボールは、汗がかなりしみ込んで、湿った状態になっていた・・・晩飯時のビールが旨かったなぁ。(^_^;)