2001/07/07

 天気予報では、この週末は「雨」の予報だった・・・が、ラッキーな事に晴れた。\(^O^)/
 平日の内に、R12→R134a転換を行う為の部品を揃えてあったので、雨が降ったら作業できやしない・・・「どうしようかな」と困っていた所なので、ホントにラッキーだった。

 準備したモノは、サンケンでユニバーサルサービス缶バルブ(1300円程度)、秋葉原ヒロセテクニカルでR12チャージホース用ボールバルブ(1300円)、で、懸案だったリキッドタンクも入手した。

 リキッドタンクは国産化しようとWebを検索しまくった結果、シトロエンBX系のサイトで紹介されていたのだけれど、ココで紹介されていたFUJI KOKI製の「Z42DPFTW-1」が、HPの写真で見る限り、ドンピシャなサイズに見えたのでコレを入手しようと水口電装他、いくつかの電装屋さんにあたったのだけれど、どこもダメだった。
 「DENSO取り扱いの店で入手した」との記述があったので、DENSOに問い合わせてみたところ、「FUJI KOKI製の型番だけではちょっと取り扱えないですねぇ」とガックリな回答。

 で、どうしようもなくなって、前述のシトロエンBXサイトを運営している「楢林さん」と「中鉢さん」に直接メールで尋ねてみる事に・・・お二方とも即レスでご返答頂きまして、ありがとうございました。m(_"_)m
 お二方とも「近所の「町の電装屋」さんで手に入れた」との事。
#う〜ん、川崎の近所はダメだった・・・(-_-;)
 ここで「FUJI KOKI」が「不二工機」と判明した。
#「富士工機」だと思って、HPとか見たら・・・なんか違う感じだったんスよ。(^_^;)
 メーカー(不二工機)が判ったからには、またも直接電話して「個人入手の道は無いか?」と問い合わせてみたが・・・「部品メーカーのつらいところで・・・」と個人売りのルートは教えてもらえなかった。(T_T)

 ・・・・どうしよう・・・・リキッドタンク国産化はあきらめるか?

 いやいや、純正リキッドタンクは34600円もするのだ、消耗品だし、やっぱこの機会に交換したい。

 と、今度は、DENSOのWebサイトにあった、東京のDENSO取り扱い店に片っ端から問い合わせてみたところ、台東区の「角田電気工業」でヒット!調べていただくと、不二工機「Z42DPFTW-1」は、不二商株式会社のF052という品番で扱っているモノと同じらしい。お値段は6000円との事。
 ついでに、リキッドタンクの出入口ネジ径を聞いてみたけれど、「ネジ径までは判らないが・・・受け手の配管サイズは3分」という事までわかった。
 さっそく発注して頂き、モノは木曜日には届くというので、それまでに車側のリキッドタンクの配管を外して、ネジ径やピッチサイズ、Oリングのサイズを実測しておかないと・・・
 で、木曜日は朝5時起きして駐車場へ・・・バッテリ外して、19mmのスパナ(フレアナットレンチが欲しいッス)でまずは出口(エバポレーター側)の配管を外す。ナットを緩めていくと「ぷしゅ〜」と音がしたが、予想通り5秒も音は続かなかった。(^_^;)
 受け手の配管は、こんな感じ・・・

 直径は8.3mmだったので、3分(約9.5mm)より細いけれど、リキタンの受け口側はそれくらいはある感じ。使われているOリングは実測で内径7.8mm、外径11.5mmだった・・・でもゴムなので計る時歪むので、この数値は正確じゃないッス。(^_^;)
#取り外して、電装屋さんで現物あわせですな。

 問題のネジ径は、外径が15.5mm、ネジピッチが1.1mmだった・・・合うのか?(^_^;)

 木曜日の会社帰りに受け取りに行って現物を確認してみると、外径は15.5mmでピッタリそう。
 でも、受け手配管を突っ込む内径や、ネジピッチは、ネジ部にキャップがハマっていて確認できない・・・(-_-;)
 乾燥剤だから、キャップはギリギリまで外したくないので交換当日、出たとこ勝負。

 受け取りに行った時、店の人にOリングの現物を見せて、「コレに合うR134aに使えるOリングってありませんか?」と聞くと、奥から一番近いさいずのOリングを持ってきてくれた。ただ・・・DENSOの純正部品しか在庫してないらしくて、モノはマセ純正部品よりもちょっと小さめの物だった。
 一応、店の人曰く「ちょっとぐらい小さい分にはなんとかなります」との事だったけれど、純正ですら直径8.3mmの配管に対して7.8mmという小ささなのだ、これより小さいとなると・・・どーでしょ。ダイジョウブなのかなぁ。(^_^;)

 でも、とりあえず、コレしか選択肢がないようなので、

 「コレいくらですか?」

 と聞くと、「コレくらいだったらサービスしちゃいます」とのお言葉。ありがたやぁ。m(_"_)m

 突然の電話による問い合わせだった上、一個人の注文で、電話でも親切に対応いただいた上、Oリングまでサービスで貰ってしまって、なんか申し訳ないッス。スッカリお気に入りの電装屋さんです。

 さて、ここまでは平日の話。やっぱ、タダ貰ったとは言え、サイズが小さめなOリングがやはり気になる。もう少し純正サイズに近いモノが手に入らないだろうか・・・と、朝から近所の日産サービスセンタへ向かう。(自転車で。(^_^;))
 
 サービスセンタの受け付けで、「あのぉ〜、日産車じゃないんですけど・・・エアコンの配管に使うOリングが欲しいんですが・・・」と申し訳なさそうに言う。
 サービスマンさんは、私が「必要なサイズ」を言うと、サービス工場に行って、幾つか現物を持ってきてくれた。んが・・・どれもかなり大きめの物で使えそうもない。近くにあったパルサーのエンジンルームを見せてもらったけれど、配管の太さは同じぐらいなので、リキッドタンクに使われているOリングなら、だいたい同じ径だと思うのだけれど、今在庫としては持っていないという。(-_-;)
 というわけで、東名川崎IC近くにある、日産部品センタを紹介してもらった。ここなら現物合わせで比較して選べるとの事。

 にしても、最近の日産ディーラの姿勢ってスゴイっすよねぇ。スバラシイ対応具合。私のようなイレギュラーで、半ば無茶な事にも全力を尽くしてくれます。やっぱ、ゴーン体制になって変わったんですかねぇ。
#ゴーン体制以前はこんなに対応はよくなかったという記憶が・・・(^_^;)

 さっそく、紹介してもらった東名川崎IC傍の部品センタに向かう。
 まだ午前中だったせいか、道は比較的空いており、20分程で到着。受け付け窓口には3人しか居ないのに、じゃんじゃん電話がかかってる。(^_^;)
 そんな中、スキを見て、「あのぉ、ディーラーさんに紹介されたんですけど、エアコンのOリングを現物合わせで取りたいんですけど・・・」
 と、現物を渡すと、暫く端末の前で調べたあと、奥から2種類のOリングを持ってきてくれた。

 う〜ん、一番近いのはやっぱ、この前貰ったのと同じ「DENSOサイズだな」・・・ちょっと小さめ。ただ電装屋で貰ったものより、線径が太いように見えたので、コレを頂く事にした。
 袋には5コ入っていたのだけれど、部品としては1つ単位で出せるという。でも品番が書いてある袋があったほうが何かと便利なので5コ貰う。お値段は315円なり。ココでも日産の対応はスバラシかった。

 家に帰ってから、週末恒例の買い物を済まし、午後3時ぐらいからリキッドタンク交換の作業にはいる。

 とりあえず、リキッドタンクから配管を外して、手に入れた国産リキッドタンクと口が合うかどうかの確認。
 新品リキタンのキャップを外すと、封入されていたガス(乾燥用?)の音が「ぷしゅー」として、なんかとっても「封が開いた」気がした。(^_^;)
 外した配管にあわせてみると、どうやらピッタリの様子。安心いたしました。

 配管に合うことも判ったし、安心してもう一度キャップを閉じる。
 さて・・・口はそのまま合うのだけれど、まだこのままでは使えない。圧力スイッチが横向きについているので、バッテリと干渉してしまう。なので、圧力スイッチの位置を変える。
 幸いにも、このリキッドタンクは、圧力スイッチの反対側にボルトがネジ込んであって、このボルトと圧力スイッチを交換すれば、圧力スイッチの向きが反対向きになる。
 反対側にあれば何にも干渉しない。
 で、ボルトと圧力スイッチをレンチで外して交換。

 で、準備は整ったので、交換作業に入る。

 バッテリと左バンクの吸気パイプを外して、今のリキッドタンクを外すのだけれど、固定されてるネジが結構奥まったところにあってラチェットが少ししか回らない。その上、ナイロンナットが使われてて緩んでも指で回せないし・・・(-_-;)

 仕方が無いので、地道に少しずつ何度もラチェットを往復させてネジを緩めた。
 固定ネジが外れたら、リキッドタンクはすんなり外れたのだけれど、外してみてビックリ。

 「う〜わっ、すんげ〜オイルまみれ・・・(-_-;)」

 よくよく見てみると、圧力スイッチの部分からの漏れがかなりヒドイ。長年漏れたままだったのか、オイルが側面まで堆積して、かなりの厚さになっている。

 外したリキタンと、今回の国産リキタンをあらためて比べてみると、

 出入口の位置とイイ、サイズとイイ・・・圧力スイッチのデフォルトの位置を除けば、ピッタリですな。(^ー^)

 外したところに新しいリキタンを取り付け、ステーのネジを締める。また例によって位置が奥なのでラチェットをこまめに何度も振る。ナットが完全に締まったところで・・・

 「あや?ガバガバだ・・・(-_-;)」

 サイズはピッタリに見えたけど、どうやらチョットばかりタンク径が細かったみたい。(^_^;)
 仕方が無いので、もう一度外して、隙間に「廃メッシュゴムホースを2つに切ったモノ」を詰め込んで、ネジを締めなおす。
 今度は一応ちゃんと固定された。

 配管にOリングを取り付け、ガス漏れ止めスプレー「エアコンパル」(ヒロセテクニカルで購入)を「シュッ」とスプレーしておく。
 そして、リキッドタンクの出入口のキャップを外して、配管を接続。フレアナットは力の限りガンガンに締め付けた。とはいっても長さの短いスパナしか持っていないので、そんなにトルクはかかってないと思うけど・・・
 圧力スイッチの配線もして、作業の為に外したバッテリやら吸気パイプやらを元に戻して作業完了。

 あとは明日の転換作業を待つばかり。どーなることやら。