2001/06/2

 うぅ、なんかこのところ雨ばっか・・・今日も天気はドンヨリどよどよ、いゃ〜んな感じで参るわねぇ。
 日が差してない割には、気温は結構高くて、湿度も高くて、不快指数MAXッス。

 車のエアコンは相変わらず効かない状態のままだし、もうそろそろ本気にならないとね。

 でも今までなにも考えていなかったわけではなくて、イロイロと検討はしているのだ。(^ー^)

 現状は・・・
 ガスが抜けて温い風しか出ない状態、但し、コンプレッサは回っているので少量のガスはあると思われる。
 今の所判っているガス漏れ個所は、「リキッドタンクのつなぎ目」と「コンプレッサ下付近のホースのつなぎ目(低圧か高圧か忘れた(^_^;))」の2箇所。
 どちらも、泡式のガス漏れ検知液では検出できない程の微量な漏れなので、一度ガスを入れれば1シーズンは持ちそうなのだけれど、ガスの値上がりが尋常ではない状況になってきているのがイタい。
 去年は確か2800円/250mml缶だったのが、今年は3500円だそうな・・・ちなみに初めてマセを買った1997年は1000円だった。(-_-;)

 で、今考えているのは、

  (1)ガス漏れをちゃんと直してR12を使う。
  (2)アイセオン、SFW-21、R-SP34E等のR12システムで使用できる代替フロンを使用する。
  (3)R12→R134a転換キットを使う。

 とりあえず(1)は無しかな・・・いくら漏れを直したって、そこはそれ10年前の車、必ずまた別の所から漏れてくる。1シーズンしかもたないのなら今と同じ事。R12缶はまだどんどん高くなるだろうし、欧米のようにR12が使えなくなる規制がいつ発動されてもおかしくない状況だし・・・これだけ環境問題が騒がれている中、気持ち的にはフロンを撒き散らしたくないし。
#そもそも燃費激悪のマセに乗ってて環境問題を語る資格などは無いけど。(^_^;)

 で、選択肢は(2)か(3)という事になる。

 「アイセオン」はフランスで開発されたR12システムにそのまま使用できる代替フロンで、ヨーロッパでは実績ナンバー1だそうな。
 但し、R12との混在は不可で、注入時は真空引きが必須。
 私がオイル交換等でちょくちょくお世話になっている水口電装でも今年から扱い始めたらしい。水口電装に電話で聞いてみたら、真空引きとセットで2万ぐらいだそうな・・・代替フロンにしてはちょっと高いわね・・・(-_-;)

 「SFW-21」はジオテクノ社で開発され去年から出回り出した、R12システムにそのまま使用できる代替フロン。アイセオンと同じでR12ガスとの混在は不可なので、やはり真空引き必須。値段は通販で1500円/250ml缶程度。

 「R-SP34E」はどこで開発されたか調べきれなかったけれど、同じくR12システムにそのまま使用できる代替フロン。但しアイセオンやSFW-21と違ってこちらはR12ガスと混在可なので真空引き無しに今の状態のまま注入できる。

 この条件だけで見ると、R-SP34Eを使うのが得策に思えるのだけれど・・・R12システムで使える代替フロンはコンプレッサ焼きつき等の不具合の話を良く聞く・・・とガレージVisonの本間さんから聞いているのと、今後、どの代替フロンが主導権を握るのか見えない。それに缶自体も決して安くない。
 ちゅーわけで、R12システムのまま使える代替フロンはあきらめる。

 残る選択肢は(3)の「R12→R134a転換キット」だ。コレは世田谷にあるサンケンが代理店?になって販売している物なのだけれど元はアメリカの「Quest」という所の物らしい。
 コレを真空引きした状態のR12システムに注入すると、R134aを注入した時に問題となるOリングとコンプレッサオイルを成分変換してR134a対応のシステムに生まれ変わらせるという夢みたいなキット。
#成分変換というよりは、ガス漏れ止め剤と潤滑剤がセットで入っているという感じ?

 私の周りではコレを使った話は聞いた事ないし、日本のホームページの中でもコレを使用したレポートというのは検索で見つける事はできなかった。
 この事を考えると、3つの選択肢の中では最もアヤシゲな存在なのだけれど・・・

  ・転換後はもちろんR134a缶が使用できる
  ・転換後のガス漏れ止めには、同じくサンケンから販売されているR134a用の漏れ止め剤が使用できる

 この2点はものすごく魅力的。特に、R134aは300円程度で200ml缶が販売されているので毎年補充したとしても苦になる金額ではない。
#環境的にも後ろめたくなくなるし。(^_^;)

 というわけで、意を決して世田谷のサンケンショールームへ。
 日曜の午後、きっと道が大渋滞に違いないと思ったけれど、丸子橋も空いていて、多摩川沿いの道も目黒通りも、目黒通りから駒沢に抜ける道も全て空いていたので30分程でショールームに到着。駐車場に車を停め、店内を見回す。

 「う〜む・・・気をつけないと、手が勝手にアレコレとレジに持っていってしまいそう。(^_^;)」

 というぐらい魅力的な工具が陳列されている。
 目的の「R12→R134a転換キット」を発見。なにやら2種類置いてあるので、2つをもって店員さんに聞く。

 私:「この2つ、どう違うんですか?」
 店:「あっ、こちらは古い方です、今はこちらです」

#旧モデルと現行モデルという事らしい・・・
#しばらくて、旧モデルは陳列棚から全て回収された。(^_^;)

 私:「コレの評判はどうですか?」
 店:「アメリカでは何千台もの実績があり、定番商品になっています。
    日本ではまだR12ガスに対する規制が無いので、あまり広まっていないですが、
    日石がガソリンスタンドで自ブランドで売り出したいという事で準備を進めています。」

#う〜ん、日本での実績って無いのかなぁ?

 私:「真空引きは必要ですか?」
 店:「ラインに混入している空気を抜く為に必要です。」
 私:「空気を抜く為だけですか?R12との混入自体は可なのですか?」
 店:「R12の混入はダメです。」

#やっぱ、真空引きは必須か・・・

 私:「転換後は通常のR134a缶がそのまま使えるんですよね?」
 店:「使えます。車側の注入バルブ変換コネクタも付いていますので、R134a用の機器もそのまま使えます。」

#う〜ん、口車に乗って買ってしまってもイイものかどうか・・・でもここまで来たら、もう買っちゃう。(^_^;)

 私:「ありがとうございました。」

 というわけで、買う気になったところで、折角なので店内の他のスペースにある工具類を見てまわる。
 う〜ん、魅力的だ・・・エアラチェやエアリュータ、エアグラインダ・・・魅力的過ぎる。でも今の状況じゃ、電源の関係で駐車場で手軽にエアコンプレッサが使えないんだよねぇ・・・(-_-;)

 暫く見てまわった後、例の転換キットをレジに持って行き購入。約7000円なり。

 店を後にし、車に乗って帰路に着く。帰り道も空いていた。日曜の午後だというのに珍しい事もあるもんだ。

 さぁ〜て、あとは真空引きの事を考えないとね・・・
 ホントは自分でやりたいところだけれど、コレばっかりは真空ポンプが無いと手が出せない・・・真空ポンプは高いからねぇ・・・最低でも6万ぐらいはするのでちょっと手が届きまへん。(-_-;)
 というわけで、またもガレージVisionにお願いしようかと・・・
#なんか、最近、自分で車イジりしてない気がとってもする。(^_^;)