1997/07/06

 車が動かなくて「どんより」した気分で迎えた朝は・・・快晴・・・ものすごく暑そうだ・・・(-_-;)
 一日たって、「もしかして、直ってるかな?」という淡い期待を持って、セルを回してみる・・・「キュッキュッキュッキュッキュッキュッ・・・・」やっぱり直ってない。(あたりまえか(^_^;))

 とりあえず、先日からクサイと思っていた、燃料ポンプの配線回りからチェックをする。昨日もやったけど、エンジンルームのリレーとヒューズボックスのヒューズ、どちらも動作するし切れてない。

 もう一度セルを回してみる・・・すると、何かの間違いか、エンジンがかかったではないですか!!!久しぶりのエンジン音。(ってまだ一日も経ってないけど(^_^;))
 このチャンスを逃すわけにはいかない。今までの「ガクっ」と急激に回転が落ちる原因を燃料ポンプに特定したい。

 推測では、「接触不良で燃料ポンプが一時的に止まって、そのために燃料供給が一瞬なくなって、「ガクっ」と回転が落ちるけれど、燃料供給停止が一瞬だからすぐ元に戻る」と思っている。
 これを自分で再現させるために、燃料ポンプのリレー側に着いているヒューズに対して「一瞬外してすぐもとに戻す」をやってみることにした。
#ヒューズボックス側のヒューズは外しても何も起こらないのは以前確認済みなので・・・(^_^;)

 まだ、エンジンは動いている。この状態で、ヒューズを一瞬だけ外してみた・・・すると・・・「ありゃ?なんもおこらん」。エンジンはかかったまま。
 今度は、ちょっと長めに(1秒ぐらい)外してみた・・・「やっぱ何も起きない」・・・(-_-;)
 「このヒューズもハズレなのかぁ?」と思いながら、外しっぱなしにしてみると、しばらくして(3秒ぐらいか)徐々に回転が下がってきた、慌ててヒューズをもとに戻したが、遅かった、エンストしてしまった。(-_-;)

 予感はしていたが、やはりもうエンジンはかからなかった。(T_T)

 奇跡的にかかったエンジンで燃料ポンプのテストをできたことで、私の推測が全く間違っていることが確認できた。(^_^;)
 「ガクっ」となるのは燃料のせいではなかったのだ、たしかによく考えてみれば、燃料ポンプのモーターへの電気が一時的に止まったとしても慣性で1秒ぐらいは回るだろうし、燃圧が少し下がるだけで、急激に「ガクっ」とエンストするようなことはない。・・・なんでもっとよく考えなかったんだ->俺

 しかも、よく注意していると、セルをまわしてもエンジンがかからなかったときにマフラーから燃料臭さが漂ってる。やっぱり燃料は出ているのだ。
#あんなに燃料ポンプにこだわっていた俺っていったい・・・(あほ)

 さて、エンジンがかからない原因が燃料供給のストップではないことがわかったので、基本へ戻って考え直してみる。
 燃料、火花、吸気の内、燃料でないことはわかった、吸気は接触不良はからまないからおそらく違う。残るは火花。

 早速、点火系の断線をテスターでチェックをしてみる。
 まず、プラグからデスビまでの6本のプラグコード。6本同時に断線することは考えにくいけれど、一応チェック。一本奥にあってチェックできなかったけれど、他5本はOKだった。
 デスビからイグニッションコイルまでは2本。2本ともOKだった。

 イグニッションコイルから先はどこにつながっているか目では確認できなかったが、試しにECUのコネクタとの間をテスターでチェックしたら、どうやらECUに直結されているようだ。
 「!!!?、ECUからプラグまでの間に断線がなくて、火花が飛んでないということは・・・・・(汗が出てくる)」

 試しに、イグニッションコイルのECU側にテスタをセットしてセルを回してみると・・・テスタの針はピクリともしない・・・(-_-;)。(汗がダラダラ出てくる)

 断線が無くて、発火信号がきてないということは・・・
 コンピュータが「イ」ってる・・・(ガーン)

 頭の中では、「あぁ、いくらだろう、いくらだろう、きっと高いんだろうなぁ・・・」が繰り返された。(^_^;)
#正直30万は覚悟しました。

 ECUの回路図も持ってない状態で、「イ」ってるチップの特定や修理などできないとわかっていながら、無駄と思いつつも、ECUを取り外しネジを外して蓋を開けてみる。

 と、基盤をみると、プリントパターンの数箇所が過電流でコゲて断線してるではないか!!!

 「よくこれで今まで動いてたな(^_^;)」とおもいつつ、同時に少し光りが見えたような気がした。

 部屋にECUを持って帰り、ハンダゴテを暖め始める。その間に、コゲている部分のコゲカスをとって、まじまじと見る。
 「ムぅ〜、見事に断線してるなぁ・・・しかも3個所も」
 断線してる部分をハンダで修復して、それだけでは浮いているプリントパターンが不安だったので、上から導線でも配線した。
#ハンダで配線するのは得意分野。

  

 修復後、再び車へ戻って、ECUを取り付ける。

 ドキドキしながらセルをまわすと・・・

 \(^o^)/ 復活したのでした。\(^o^)/

 しかし、なぜ、プリントパターンがこげて断線するほど、過電流が流れたのか、疑問は残る・・・車自体の配線図もないし、ECUの回路図もないからなぁ・・・
#暫定対策にしかなってないような気がする・・・

この日はビールが旨かったぁ。(^_^;)
#沢山汗かいたし。