1997/01/25
いよいよ、納車日の朝を迎えた。名古屋は晴れ、大阪も晴れらしい。が・・・
下見の時と同じく朝7時に出発、春日井インターから名神−近畿自動車道という同じ経路を通って大阪へ。ただ、今回はアルトを譲る友人に先に会う必要が会ったため、前回昼飯を食べた「なんば」のタコ焼き屋で11時に待ち合わせることにした。
出発後、快調に進む名神高速、だが関ヶ原のあたりから、雪がちらつき始める・・・そして、ついに渋滞へ。「こんなに雪が降ってて、帰り大丈夫やろか?」と思ったけれど、渋滞でも高速が動いているなら大丈夫と思い直し、そのまま進む。
待ち合わせの11時には間に合いそうもなくなったので、途中のサービスエリアで友人に電話して、間に合いそうもない事を告げる。サービスエリアの電話ボックスを出たときに、名古屋からの観光バスの客らしいおばちゃんが「わぁやぁ、雪が靴の中にひゃぁーってまったがぁ」と言っていたのが印象的だった。(^_^;)
彦根を越えたあたりで、雪もやみ同時に渋滞もなくなった。その後は快調に進み、タコ焼き屋には11時過ぎに到着した。先週洗車してキレイだった車は、雪道走行ですっかり汚くなっていた。(^_^;)
とりあえず、タコ焼きを食べていると、友人が通っていくのを発見したので呼び止め、いっしょにタコ焼きを食べる。
食後、友人を乗せ車屋に向かう。
車屋では、私のマセラティが出やすい位置にすでに置かれていた。一応店の人に一通り車の使い方を教えてもらい、アルトから必要なものをマセラティに移動した。
下見の時に不具合のあったウインカや電動ミラーは直っていたが、オイルの滲みは完全には止まらなかったらしい。クラッチもまともになっている。
マセラティの車載マニュアルが無かったので、コピーして郵送してもらうようお願いした。
さて、いよいよマセラティに乗り込み、実家の名古屋に向かって出発する。この時午後3時。店から出るときには、またも「お約束」のワイパーを動かしつつ出発。(^_^;)
ヨロヨロとしながらも、近畿自動車道に乗り名神高速へ。左ハンドルだと、料金所での「寄せ」が車両感覚がわかってなかったからつらかった。
名神に入ってから、さっそくトラブルが・・・下見の時に壊れてた左ウインカの点滅速度が、またもカチカチと速くなった。(^_^;)
「てきとーに直しやがったな」と思ったけれど、その場ではどうしよも無いのでそのまま走行する。
ガソリンが満タンではなかったので、名神に入ってすぐのサービスエリアで満タンにした。悲劇はこれからだった・・・
行きもそうだったが、帰りもやはり、彦根の手前から雪で渋滞になっていた、雪の中、車の列はほとんど動かないし、マセラティのクラッチは重い。(T_T)
渋滞にはまっている間に彦根−関ヶ原間が通行止めになった。もう下道で関ヶ原にでるしか帰る方法はなくなった(T_T)
途中トイレが厳しくなったが、私は路肩でできるが、カミさんはそうはいかない、何とか彦根まで我慢してもらった。
やっとの思いで彦根を出れたのは午後8時、インター出口にあった高速のバス停らしきところでトイレを済まして、実家に「ぜんぜんまだ帰れない」と電話した。
高速道路が閉鎖になったのだから下道しかない、それは、私だけではなく他の人も同じ、国道8号から21号に抜けるしか考えられない。
だれもが想像できる予想どおり、高速を降りても渋滞は続いていた。(T_T)
高速とちがって、上りが急なところも結構ある。車にまだ慣れておらずトルクも太いマセラティでは気を抜くとすぐホイルスピン。(T_T)
「国道21号チェーン要」の電光掲示がでていたが、チェーンなどもっていない。「ええぃ、どこでも走ったる!」
ものすごく渋滞してはいたけれど、国道8号を北上しているうちは、少しずつではあるが進んではいた。が、21号に入ってからは、北陸道からの車が合流したせいか、30分で1kmも進まない状態が続いた。マセラティのクラッチはやはり重い。(T_T)
そんな状態で関ヶ原インターに着いたのは深夜の1時半頃。高速に乗ると、ウソのように空いている。そこからは快調だったが、実家に帰りついたのは3時であった。(T_T)
大阪から名古屋まで12時間の長旅であった。この半日で車に対する自分の「ならし」は十分すぎるほどだった。(^_^;)
1997/01/26
翌日は昼に名古屋の実家を出発して東京に帰ったが、起きたときから左足が筋肉痛だった。やっぱクラッチの重さが効いている。(^_^;)
東名高速は快調。横浜のあたりで渋滞にあったが、前日の渋滞が強烈だったせいか、全く苦にならなかった。(もう、ちょっとやそっとの渋滞では渋滞と思わない体になってしまったかもしれない。(^_^;))
夕方には無事到着して、今までアルトの置いてあった駐車場にマセラティが収まる。
探すのも苦労したが、買ってから最初でこんな苦労するなんて、これからを暗示しているようだ・・・