1996/07/XX ...日付はわすれましたぁ(^_^;)

 購入のために動き出して、最初に買った「CAR SENSOR」(関東地区の中古車情報誌)に載っていた、MTの222E,SEは一台だけ、環八沿いのシーホースというお店の「90年式222E、黒、走行3.9万Km、検9.1、216万」。
 「CAR SENSOR」の同じ号に載っていた同年式の222E(AT)に比べて値段が安いのが気になったけれど、住んでるところ(神奈川川崎武蔵小杉)から車で30分ぐらいの近さもあって、すぐに電話確認。「ある」とのことなので、今から行くことを告げて店に向かう。
 多摩川越えでちょっと渋滞したけれど、30分ほどで店に着く。
 目的の222Eは・・・ありました、店の奥の方に。店員さんに「さっきの電話の者」であることを行って、車を見せてもらう。
 初めて目の前でマジマジとみたマセラティは・・・やっぱエ〜わぁ。外装もピカピカだった。

 エンジンルームを開けてもらって、中を覗き込む。持参した小型のマグライトで奥もみる。
 「う〜む、見える範囲ではオイル漏れはないらしい・・・」

 裏を覗き込んでみる。車高が低くて、すごく見づらい。
 「低いだけあって、オイルパンはちょっと擦ってるみたい、でもたいしたことなさそう」

 狭いところをタコのようになって運転席に座ってみる。
 「内装はダイブよれてるけど、ウッドなパネルや、金色の時計がステキ!」

 エンジンかけさせてもらう。キーをひねると太いエンジン音が響く。
 暖気が終わるまで様子をみる。
 「だいぶ安定してる感じ、イイねぇ」 

 電装系をチェックしてみる。
 「パワーウインドウ:ちょっと助手席が渋いけどOK、ドアミラーOK、ラジオOK、エアコンOK」

 整備記録簿を見せてもらうため、グローブボックスを開けると、グローブボックスのキーシリンダがポロっと落ちた・・・壊しちゃったかな・・・
 店員に聞くと壊れてたらしい。「ほっ」
 納車のときには直してくれるらしい。

 一通りのチェックを終えて、見積もりをしてもらう。
 すべて込みで、232万(ぐらいだった、たしか)。

 カミさんと相談するために、「明日また来ます」と告げて、一旦家に帰る。
 相談の結果、買うことに決まり、翌日試乗させてもらってよっぽど悪くなければ「そのままゴー!」のつもりだった。
 その晩は、マセラティに乗る自分を夢見つつ、翌朝となった。
 試乗したいことを伝えるために、朝一番で店に電話してみると・・・

 「まことに、申し訳ないのですが・・・(ヤな予感)」
 「昨日、あのあと別のお客様が見えられて、売れてしまいました・・・」

 「・・・・・・・・ガーン」

 手付けを置いて行かなかったのは失敗だった。
 その日は一日「ボ〜ぜん」としていた。(^_^;)
 
 「売れてしまったものはしょうがない、次の「CAR SENSOR」に期待しよう」と、発売日を待つ。
 が、次の号にはMTの222E,SEは一台も載っていなかった(T_T)、

 でも、載っていなかったのは、その号だけではなく。その次の号も、またその次の号も・・・、結局平成9年5月までMTの222E,SEが載ることはなかったのでした。(T_T)